2011年 07月 26日
Novell と Microsoft の提携がもたらしたもの
明らかに、全世界で Redhat から SUSE Linux の移行が進んでいます。
もっともフリーの Ubuntsu や CentOS への移行も増えているのですが、基本的には企業ユーザはフリーOSを好みません。たとえ金がかかっても、最終的に責任を求めるサブスクリプション方式を望みます。
私なら個人的に CentOS や openSUSE でもかまいませんが、やはり顧客にはちゃんとしたサブスクリプションサポート付きを使って欲しい。何しろそうすれば、いざという時の言い訳ができる。多くの企業のITマネージャはそう考えるでしょう。
面白いのはこの5年で、北米の SUSE のシェアが(検索数ですけど) RedHat と完全に肩を並べたことです。当時ではインドがオフショアリング先として有力だったため、「インドと日本」でしか使われない RedHat だったのですが、英語圏に SUSE を持込み、各種システムとの相互接続を保証してきた Novell のやり方は巧妙で見事でした。今ではインドでのシェアもかなり向上しています。
まっかっかなのは日本だけです。このままでは RedHat は東アジアのガラパゴスシステムに使われるだけなんでしょうか。
islandcenter.jp