SUSE SLES12sp2 をインストールしたのでファーストインプレッション

SUSE より SLES12sp2 がリリースされて時間が経ってしまいましたが、インストーラから変わったところや、仮想化周りの印象について、実際のインストールをしてのファーストインプレッションです。インストールは仮想環境で行ったので、実際のベアハードウェアにインストールした時とはちょっと異なる点をご理解下さい。

-インストール開始-

CD/DVD から起動します。Installation を選択
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License Agreement の "I Agree" をチェック

言語の設定は English US, キーボードだけ Japanese を選び、106 キーボードの特殊キーが認識されていることを確認します。
SUSE にかぎらない事ですが、他国語をローカライズした場合、エラーメッセージが奇妙なニホンゴになって"意味不明"な場合って多いんですね。特に Windows のイベントビューワなんか意味不明なニホンゴの羅列で、日本語のエラーメッセージをまた英語に翻訳するという二度手間になりますから、メニューが英語になる程度であれば、基本言語は English を選ぶのが良いでしょう。後で日本語フォントをインストールすれば、アプリケーションは日本語で利用できます。

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ネットワークの設定画面です。"Edit" でIPの固定化や "Hostname/DNS" でリゾルバの設定、Routing でデフォルトゲートウェイの設定を行います。

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IP の設定画面ですね。Static IPと Subnet Mask, Hostname を設定します。

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これは、DNSとドメイン名の設定の画面、同様に Routing タブを開き、デフォルトゲートウェイを設定します。

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Registration は Skip します。カスタマセンターへの登録は後でもできるので、ここでは Skipします。 YOU(YaST Online Update) によってアップデートした後、動かないデバイスがコンパイルできず苦労したことがあるので、出荷時のそのまま”素”の状態で作業を進めて、後でパッケージやカーネルのアップデートを手動でやった方が良いでしょう。

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Add On Product は通常何もないのでそのまま Next

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システムの基本的なインストール方法は "Default", "KVMハイパーバイザー", "XEN ハイパーバイザー"の中から選びます。ただハイパーバイザーのみを選んだ場合は、GUI が使えませんので、後に GUI をインストールするのが良いでしょう。ここでは KVM ハイパーバイザーを選びました。

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パーティション作成の Suggestion です。デフォルトでは "Swap", "/" の2パーティションなのですが、ルートパーティションは Btrfs がデフォルトです。データ用のパーティションは XFS が推奨されています。 Expert Partitioner を開いてパーティションを必要に応じて変更します。


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デフォルトのパーティション設定です。 ルートパーティションが Btrfs になっています。

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ルートパーティションを選んで "Resize" ボタンを押すと、ルートパーティションの確保サイズを変更できます。

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あるいは、このメニューから "/" を削除(Delete)して、お好みのパーティション、ディスクフォーマットを "Add Partition" することができます。

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パーティションサイズをリサイズしたので、新しいパーティションを作ります。

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ここでは Maximum Size としましたが、好みのサイズに指定しても構いません。

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パーティションの利用目的です。オペレーティングシステムや Swap は指定済なので Data and Application を選びます。

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Mount Point "/home" に XFS フィーマットが標準ですが、ハイパーバイザーとして利用したい場合、DBサーバーとして / 以外のパーティション /databaseにしたい場合など、 Mount Point に任意のディレクトリを指定できます。

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これで、パーティション分割のサマリが決まりました。


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元の画面に戻ると、Suggestion とは異なるパーティション構成のサマリが出てきます。

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タイムゾーンの設定です。世界地図から”東京付近”をクリックすると Asia/Japan となります。 "Hardware Clock set to UTC" はハイパーバイザーで利用する場合はチェックを外すのが良いでしょう。どことは言えませんが。バカなゲストOSがハイパーバイザーの UTC のハードウェアクロックを拾ってきて、しっかりUTCで9時間遅れて JST と勘違いして起動することがあります。SUSE ではハードウェアクロックとの同期はあまり推奨していないようなので、このチェックは外します。

なお、UTCは夏時間のない絶対時刻なので、"UTC を使わないと夏時間の変更は困るよ" と言った内容の警告が出ますが、これはそのまま Continue します。


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オペレータのユーザ名(フルネーム)ログイン名、パスワードを設定します。


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root のパスワード設定です。特殊キーをパスワードに使った場合、キーボードの内容と実際の文字コードが一致しているかテストするフィールドがあるので、ここで、キーボードレイアウトを確認します。ちなみに Test Keyboard Layout に入れた文字と、設定したパスワードが一致するかどうかはチェックされません。もちろん root のパスワードの二度打ち内容はチェックされます。

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インストールのデフォルトサマリです。

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"Software" のリンクを開き、 "KVM", "XEN" ハイパーバイザーのみをチェックした場合、インストールされないパッケージをここでチェックします。ハイパーバイザーのツール、ユーザ登録に使う Firefox ブラウザなどを含む gnome 環境、万が一デバイスをソースからインストールするために必要となるコンパイラとカーネルソースなどです。これでコンソールを使わず X サーバーのターミナルから GUI が使えます。


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Firewall は Enable になっているので、Disable に変更します。後に Firewall を設定するのが良いでしょう。 SSH が Enable になっている事を確認します。必要に応じて SSH は後で停止させます。


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systemd のデフォルト起動画面は GUI か Text かを選択します。まず、コンソールのGUIは、まず使いませんから、Text にしておくのが良いでしょう。

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これでインストールサマリが出来ました。 "Install" ボタンからインストールを開始します。

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インストール中です。 Slide Show を見ててもつまらないので Detail タブを開いて、”いまパッケージをインストールしているよぉー”という状態をコーヒータイムにしてぼんやり眺めます。

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インストール中にトイレに行っていたら勝手にリブートして起動していました。

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# startx からGUI のスクリーンを見てみましょう。これは YaST の virt-manager から、VMの作成を選んだところです。ずいぶん種類が増えています。

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なんと、Virt-Manager から、新規VMの作成を選ぶと Windows 1.0 なんというものも出てきます。SUSE ではサポートしているのは NetWare 6.5 だけですが、 NetWare 4/5 のテンプレートも存在します。もっとも KVM で動いたOSと SUSE がサポート対象としているOSは異なることを承知してください。
http://manual.geeko.cpon.org/ja/cha.kvm.requires.html
http://www.linux-kvm.org/page/Guest_Support_Status

yast2 の中から Language を選び、第二外国語で "Japanese" をチェックして、日本語フォントをインストールします。


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SLES12 はたっぷり付き合って、ちょっとなぁーというところがあり、インストール後の手作業が多かったのですが、 SLES12sp2 では、事前にホスト名を決めて DHCP ではなく、最初から固定IPを設定できる点など、ずいぶんこなれたところがいい所です。また、 virt-manager のインターフェースが変わったので、virt-manager から、VMの管理を行う場合はちょっと慣れが必要でしょう。



SUSE SLES Sles12 KVM インストール手順


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by islandcenter | 2017-04-06 14:32 | SUSE | Trackback | Comments(0)