OpenSUSE Leap-42.3 のインストール

OpenSUSE Leap-42.3 のインストール

openSUSE はSLES(SUSE Enterprise Server) のいい所と SLED(SUSE Linux Enterprise Desktop) の良い所取りをしたようなディストリビューションです。openSUSE Leap は SLE の最新版 SLE12.3 に 30 を足すと 42.3 となる、という事で、基本的には堅牢さで名高い SUSE Linux Enterprie を基本に、新しい技術を取り入れた、コミュニティ版、フリー版 SUSE Linux です。サーバー用途としては一通りの機能、堅牢さを備え、Desktop ワークステーションとして使うには必要十分な機能も併せ持つ、割と「コスパのいい」ディストリビューションだと思います。ただし、有償のサポートがなく、LTS(長期サポートが短い)など、エンタープライズの本番運用にはちょっと足が出ないという欠点がありますが、一通り SLES, SLED を導入する事前のトレーニングとしては最適だし、 Fedora ほど尖って不安定でもなく、そこそこデスクトップ運用にも使えます。ミッションクリティカルでない、補助的なサーバー用途であれば、本番環境に導入しても問題はないでしょう。

ベアメタルハードウェアにインストールするには Ubuntu とはいいライバル関係にあります。

一台でも、古くて余ったPCがあったら、試してみたいディストリビューションなのですが、そこは零細事業者。フルデスクトップでも使いたいのですが、中々その機会がありません。今度USBブートで使えないか、試してみたいですね。

- DVD ブート -

F2やF9、DELキーなど、機種に応じてBIOS呼び出しを行います。DVDから起動できるよう、ブート順序を変更してDVDブートをします。

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Grub メニューから Instration


Geecko の画面を見たくない場合は F2キーでブートロゴ画面をキャンセルできます。


- 言語とキーボードの設定 -

私の好みでは openSUSE をサーバー用途で使う場合は「言語」: English キーボード : Japanese 106 を設定します。今回は openSUSE をデスクトップでも使うことを前提として、敢えて言語は日本語にしました。

キーボードのテストフィールドで、特殊キーや、NUM Lock が押されていないかチェックしておきましょう。

SUSE Enterprise Linux (SLE) の場合は、「ライセンス同意」のチェックがありますが、openSUSE にはこのチェックはありません。

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- パーティション設定 -

デフォルトでは Swap と "/" (ルート)が作成されます。"/" パーティションはデフォルトで BtrFS を使います。およそ4Gバイト強使用しますので、BtrFS では、ロールバックに使うため、その倍以上のパーティションサイズが推奨値です。システムのロールバックなど、必要なければ、ギリギリでも構いません。8Gb程度あれば十分でしょう。

ここでは、/home を別パーティションにしてみます。「熟練者向けパーティション設定」を開き 「 /home パーティションを分離して....」 にチェック。

データ用のパーティションは XFS がデフォルトの推奨値です。EXT3,4 も選択できます。RaiserFS もサポートされていますが、今後ディスコンティニューになる予定なので、あえてお勧めはしません。

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熟練者向けのパーティション設定です。実際に割り当てるパーティションサイズはここから「サイズ変更」します。

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- 時刻とタイムゾーンの設定 -

世界地図の「東京」あたりをクリックすると、 Asia/Japan の JST9 に設定されます。

「ハードウェアクロックをUTC に設定する」がデフォルトでチェックされていますが、この設定の場合 CMOS クロックも UTC になります。もし、このハードウェアをデュアルブートして、 Windows と同居させたい、という場合、システムクロックも UTC なので、Windows も JST9 のつもりが UTC になってしまい9時間の時差が発生します。

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このチェックは外すことをお勧めします。チェックを外すと、「夏時間の時に時刻を再設定しないと困るんですよ」という警告が出ますが、日本では夏時間がないですし、ハードウェアの出荷設定、CEさんがマザーボードを交換した時もJST9です。国内での運用が主なものであるならハードウェアクロックはJSTでも構わないと思います。

確認して「続行」



デスクトップの選択です。私は SLES に慣れているので、敢えて gnome を選択しています。openSUSE では KDE がデフォルトです。サーバー用途の場合はテキストモードを選択しても良いでしょうが、 yast2 の GUI が優れているので、よく利用するので、テキストモードだけ、という選択は滅多にしません。

jeOS で使いたい場合はテキストモードの「サーバー」で最小限のインストールを選ぶと良いでしょう。

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デフォルトでログインするユーザを作成します。パスワードは root とは違うものに変えたいので、自動ログインや、「管理者用として使用する」のチェックは外します。

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管理者用 root のパスワード設定

root のパスワードを設定したら、キーボードの特殊キーや NUM Lock などが押されていないかテストフィールドでテストします。

なお、実際のパスワードとテストフィールドのパスワードの一致チェックはしません。単にキーボードのテストエリアです。

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- サマリ画面 -

サマリ画面より、デフォルト値、追加のパッケージなど、変更点があれば修正します。

主な用途がjeOS のサーバーであれば、systemd のターゲットは Text モードを選択します。主な用途がデスクトップワークステーションの場合、グラフィカルモードを systemd のターゲットとするのが良いでしょう。

ここでは Text モードで起動し、SSH を利用可能にして、ファイアウォールも無効にしています。GUI はユーザが手動で startx するようにしています。

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- インストールの開始 -

ディスクのフォーマット、パッケージのインストールが始まります。

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- 再起動 -

自動的に再起動します。

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これで、インストールは完了です。

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この後、HOSTNAME の変更、固定IPの設定、NTPの設定など最低限の設定を YaST で行い、必要に応じて Apache や DNS と言ったサーバーサービスの設定、 Systemd のターゲットを Graphical Login に変えるなどの変更をします。

SUSE Linux (SLES12)  YaST で固定 IP アドレスの設定をする

SUSE Linux (SLES12) を YaST で NTP の設定





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by islandcenter | 2017-11-03 12:24 | SUSE | Trackback | Comments(0)