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ここでは SUSE Linux Enterprise 11 (SLES11 SP4) を SLES12 SP3 にバージョンアップする手順を説明します。

SLES12 をクリーンインストールするには、こちらをご参考ください。

SUSE Linux Enterprise 12 SP3 (SLES12sp3) のインストール

このサーバーは SLES11 SP4 をインストールし、/home パーティションを分離し、/ と /home は SLES11 のデフォルトEXT3でフォーマット済です。試しに Apache2 HTTP サーバーを動作させています。

- SLES11と12の主な相違点 -

SLES11 は EXT3 をデフォルトファイルシステムとして、利用していましたが、SLES12 では BtrFS がデフォルトとなりました。またカーネルパッチなどの新機能が付け加えられています。それ以外はよくわからないので知識の足りない馬脚を表して、リリースノートをご参考ください、と逃げる。

SUSE Linux Enterprise Server 12 SP3 Release Notes


- HTTPサーバが動いています -

一応 Apache2 HTTP サーバーが動作しています。

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- ブリッジ構成のネットワーク -

見ればわかってしまいますが仮想環境下で動いています。ネットワークはブリッジ構成です。

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- お約束として -

実際に運用しているサーバーは、消えると困るデータはちゃんとバックアップを取っておきます。
仮想環境で動いている場合、仮想イメージ全体のバックアップを取っておくことも重要です。

また、supportconfig スクリプトで設定ファイルのバックアップを取っておくと良いでしょう。

SUSE Linux の設定内容を一括して取得する supportconfig


- はじまりはじまり -

システムはシャットダウンしてDVDブートできる様、BIOS設定をします。

仮想化(特にXEN)の場合、フルバーチャル、パラバーチャルの状態、NICの MAC アドレスなどはメモして置き、できるだけ同じ状態から仮想マシンの Create をします。

起動

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"Booting from Hard Disk" を "Upgrade" に変えます。

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SLE 12 SP3 のインストーラが起動します。

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言語とキーボードは初期値に戻っているので Keyboard Layout > Japanese にチェックし、テストエリアで特殊キーやNUMロックキーの操作を確認します。

License に Agree

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Show All Partition をチェックしてインストール済のパーティションを確認します。なぜか "Unknown Linux” が見えます。(敗因の予兆)

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既にあるリポジトリは削除されます。

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アクティベーションは後で..... Skip Registration

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特に追加のプロダクトがなければそのまま

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サマリ画面 update 内容の確認

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開始します。約30分ほどかかります。

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自動的に再起動します。

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あれ、立ち上がらない。(敗因)

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Give root password for maintenance
(or Press Control-D to continue):

このケースは /etc/fstab にごみが入っているか、fstab のマウント情報が壊れているケースです。例えば、外付けのディスクドライブを自動マウントするよう fstab に記述があるのに、外付けディスクの電源が入っていない、とか、単にディスクが壊れているとかの場合にあり得るケースです。特にUSB接続のディスクの場合、シャットダウンして、ケーブルを抜いて再起動すると、こんな状況に陥ります。そういうディスクは手動マウントがお勧めです。

ここで Ctrl+D を押すと、単に再起動して無限ループになってしまうので root のパスワードをセットして、修復します。

一旦、root で入って、fstab を書き換える(マウントできないパーティションをコメントアウト)して、もう一度 yast > system > partitioner からパーティションのマウント方法をチェックします。

やはり別パーティション化したパーティションのマウントポイントが空欄になっていました。yast > Partitioner で、マウントポイントを再設定して、再起動します。

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SLES:~ # mount
sysfs on /sys type sysfs (rw,nosuid,nodev,noexec,relatime)
proc on /proc type proc (rw,nosuid,nodev,noexec,relatime)
devtmpfs on /dev type devtmpfs (rw,nosuid,size=497264k,nr_inodes=124316,mode=755)
securityfs on /sys/kernel/security type securityfs (rw,nosuid,nodev,noexec,relatime)

:中略

cgroup on /sys/fs/cgroup/devices type cgroup (rw,nosuid,nodev,noexec,relatime,devices)
/dev/xvda2 on / type ext3 (rw,relatime,data=ordered)
systemd-1 on /proc/sys/fs/binfmt_misc type autofs (rw,relatime,fd=33,pgrp=1,timeout=0,minproto=5,maxproto=5,direct)

:中略

tmpfs on /var/run type tmpfs (rw,nosuid,nodev,size=507248k,nr_inodes=126812,mode=755)
tmpfs on /var/lock type tmpfs (rw,nosuid,nodev,size=507248k,nr_inodes=126812,mode=755)
/dev/xvda3 on /home type ext3 (rw,relatime,data=ordered)
tmpfs on /run/user/0 type tmpfs (rw,nosuid,nodev,relatime,size=101456k,mode=700)
tmpfs on /var/run/user/0 type tmpfs (rw,nosuid,nodev,relatime,size=101456k,mode=700)



ネットワーク構成は引き継がれていました。

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HTTPサーバーもそのまま引き継がれていました。

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- アクティベーションとアップデート -

ここまでで問題がなければ、YaST の SUSE Customer Center (SCC) にアクティベーションキーを登録し、リポジトリをアップデートします。 YaST Online Update (YOU) でパッチを充てて運用に入ります。

- やってみて -

正直、メジャーなバージョンの違いはかなり大きな変更があり、アップデートに失敗すると痛い目に合います。今回は、パーティションが一つマウントできなかっただけなので大した問題ではなかったのですが、本番環境ではかなり焦ってしまい、ミスオペレーションにもつながります。よほどやむを得ない場合以外は、複雑で面倒なシステムであればメジャーアップデートは運用環境ではやりたくないな、と思いました。できるだけ、仮想環境で単機能に分割されたシステムを構築した方が、アップデートのリスクは低くなるでしょう。

やるとしたら、かなり本格的なバックアップ体制を取りたいものです。

また、他のオペレーティングシステムの様に、月に一度パッチを充てる必要があるわけではないので、脆弱性情報を参考にマメに問題のある部分だけパッチをして行けば、かなり長期に渡ってメジャーアップデートをする必要はないでしょうし、そのころには、ハードウェアの償却も終えていますから、そのタイミングでマイグレーションするのが、正しいライフサイクルのつなぎ方なのかな、とも思います。











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by islandcenter | 2017-11-03 23:10 | SUSE | Trackback | Comments(0)

OpenSUSE Leap-42.3 のインストール

openSUSE はSLES(SUSE Enterprise Server) のいい所と SLED(SUSE Linux Enterprise Desktop) の良い所取りをしたようなディストリビューションです。openSUSE Leap は SLE の最新版 SLE12.3 に 30 を足すと 42.3 となる、という事で、基本的には堅牢さで名高い SUSE Linux Enterprie を基本に、新しい技術を取り入れた、コミュニティ版、フリー版 SUSE Linux です。サーバー用途としては一通りの機能、堅牢さを備え、Desktop ワークステーションとして使うには必要十分な機能も併せ持つ、割と「コスパのいい」ディストリビューションだと思います。ただし、有償のサポートがなく、LTS(長期サポートが短い)など、エンタープライズの本番運用にはちょっと足が出ないという欠点がありますが、一通り SLES, SLED を導入する事前のトレーニングとしては最適だし、 Fedora ほど尖って不安定でもなく、そこそこデスクトップ運用にも使えます。ミッションクリティカルでない、補助的なサーバー用途であれば、本番環境に導入しても問題はないでしょう。

ベアメタルハードウェアにインストールするには Ubuntu とはいいライバル関係にあります。

一台でも、古くて余ったPCがあったら、試してみたいディストリビューションなのですが、そこは零細事業者。フルデスクトップでも使いたいのですが、中々その機会がありません。今度USBブートで使えないか、試してみたいですね。

- DVD ブート -

F2やF9、DELキーなど、機種に応じてBIOS呼び出しを行います。DVDから起動できるよう、ブート順序を変更してDVDブートをします。

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Grub メニューから Instration


Geecko の画面を見たくない場合は F2キーでブートロゴ画面をキャンセルできます。


- 言語とキーボードの設定 -

私の好みでは openSUSE をサーバー用途で使う場合は「言語」: English キーボード : Japanese 106 を設定します。今回は openSUSE をデスクトップでも使うことを前提として、敢えて言語は日本語にしました。

キーボードのテストフィールドで、特殊キーや、NUM Lock が押されていないかチェックしておきましょう。

SUSE Enterprise Linux (SLE) の場合は、「ライセンス同意」のチェックがありますが、openSUSE にはこのチェックはありません。

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- パーティション設定 -

デフォルトでは Swap と "/" (ルート)が作成されます。"/" パーティションはデフォルトで BtrFS を使います。およそ4Gバイト強使用しますので、BtrFS では、ロールバックに使うため、その倍以上のパーティションサイズが推奨値です。システムのロールバックなど、必要なければ、ギリギリでも構いません。8Gb程度あれば十分でしょう。

ここでは、/home を別パーティションにしてみます。「熟練者向けパーティション設定」を開き 「 /home パーティションを分離して....」 にチェック。

データ用のパーティションは XFS がデフォルトの推奨値です。EXT3,4 も選択できます。RaiserFS もサポートされていますが、今後ディスコンティニューになる予定なので、あえてお勧めはしません。

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熟練者向けのパーティション設定です。実際に割り当てるパーティションサイズはここから「サイズ変更」します。

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- 時刻とタイムゾーンの設定 -

世界地図の「東京」あたりをクリックすると、 Asia/Japan の JST9 に設定されます。

「ハードウェアクロックをUTC に設定する」がデフォルトでチェックされていますが、この設定の場合 CMOS クロックも UTC になります。もし、このハードウェアをデュアルブートして、 Windows と同居させたい、という場合、システムクロックも UTC なので、Windows も JST9 のつもりが UTC になってしまい9時間の時差が発生します。

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このチェックは外すことをお勧めします。チェックを外すと、「夏時間の時に時刻を再設定しないと困るんですよ」という警告が出ますが、日本では夏時間がないですし、ハードウェアの出荷設定、CEさんがマザーボードを交換した時もJST9です。国内での運用が主なものであるならハードウェアクロックはJSTでも構わないと思います。

確認して「続行」



デスクトップの選択です。私は SLES に慣れているので、敢えて gnome を選択しています。openSUSE では KDE がデフォルトです。サーバー用途の場合はテキストモードを選択しても良いでしょうが、 yast2 の GUI が優れているので、よく利用するので、テキストモードだけ、という選択は滅多にしません。

jeOS で使いたい場合はテキストモードの「サーバー」で最小限のインストールを選ぶと良いでしょう。

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デフォルトでログインするユーザを作成します。パスワードは root とは違うものに変えたいので、自動ログインや、「管理者用として使用する」のチェックは外します。

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管理者用 root のパスワード設定

root のパスワードを設定したら、キーボードの特殊キーや NUM Lock などが押されていないかテストフィールドでテストします。

なお、実際のパスワードとテストフィールドのパスワードの一致チェックはしません。単にキーボードのテストエリアです。

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- サマリ画面 -

サマリ画面より、デフォルト値、追加のパッケージなど、変更点があれば修正します。

主な用途がjeOS のサーバーであれば、systemd のターゲットは Text モードを選択します。主な用途がデスクトップワークステーションの場合、グラフィカルモードを systemd のターゲットとするのが良いでしょう。

ここでは Text モードで起動し、SSH を利用可能にして、ファイアウォールも無効にしています。GUI はユーザが手動で startx するようにしています。

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- インストールの開始 -

ディスクのフォーマット、パッケージのインストールが始まります。

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- 再起動 -

自動的に再起動します。

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これで、インストールは完了です。

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この後、HOSTNAME の変更、固定IPの設定、NTPの設定など最低限の設定を YaST で行い、必要に応じて Apache や DNS と言ったサーバーサービスの設定、 Systemd のターゲットを Graphical Login に変えるなどの変更をします。

SUSE Linux (SLES12)  YaST で固定 IP アドレスの設定をする

SUSE Linux (SLES12) を YaST で NTP の設定





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by islandcenter | 2017-11-03 12:24 | SUSE | Trackback | Comments(0)

YaST2 はシングルクリック

始めて SUSE Linux に触れて、多くのアイコンがダブルクリックで開くのに YaST2 のアイコンだけはダブルクリックにはなりません。シングルクリックで開きます。
これは、多くの UNIX 系のアプリケーションがデフォルトで Single Click なので、その名残りじゃないか、という事です。

という事で gnome でダブルクリックに設定しても、yast2 のアプリケーション内部ではシングルクリックです。

gnome をはじめ多くの UI はダブルクリックがデフォルトなので、ちょっと戸惑いますね。

Thread: how to enable double click in yast

誤ってダブルクリックすると、同じ YaST コントローラが二つ起動してしまいます。中には Software Management や Partitioner のように、一つのシステムで二つ起動できない設定もあるので、エラーとなってしまいます。

- 右クリックで内容を確認すべし -

そこで YaST2 の GUI 版を利用する際は、常に「右ボタンでクリック」 > ”Open” の操作を行うようにしています。

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特に yast/yast2 は、root での作業ですから、ミスオペレーションでもシステムに重大なダメージを与えることがあるので、「右クリック > オープン」を励行しています。これは、「右ボタンを押すと必要な操作がリスト」となるので、 Windows でも必ずファイルを開く時は「右クリオープン」するように癖付けしています。いきなりダブルクリックして、ウイルスだったりした経験があるので、右クリで、ファイルの内容をおおよそ確認してから操作するようにしています。

ある時、お客さんなんですけど、 Administrator で入って、ファイルをダブルクリックしまくる風景を見たことがありましたが、わたしは「目がテン」でした。なんだか隣でマインスィーパーを見ている気分ですね。ゲームじゃないからなお怖い....

という事で、YaST2 に限らず、root や管理権限があるユーザでログインした時の UI の操作は十分注意して行う事が重要です。






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by islandcenter | 2017-10-21 17:04 | SUSE | Trackback | Comments(0)

滅多にないのですが、SLES でサーバ運用しているシステム上で 「Office 系のアプリケーションを使いたい」というケースがあります。よくある例としては、例えば、マニュアルのネタを作成したいとか、スプレッドシートから、csv テキストでのエクスポートをしたいとかのケースでしょうか。そんな時に役立つのが ”SUSE Linux Enterprise Workstation Extension” です。


詳細はこちら

SUSE Linux Enterprise Workstation Extension

ダウンロードはこちら

SLE-12-SP3-WE-DVD-x86_64-GM-DVD1.iso

※ 二枚ありますが、二枚目はソースコードです。

ISOファイルをメディアに焼くなり直接 ISO をリポジトリに登録します。

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YaST > Software > Software Management から、"Lible..." とか "gimp" などのキーワード検索をします。インストールしたいアプリケーションをチェックして Accept すると、インストールが自動的に始まります。

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gnome Desktop を開くと、"Applications" にアイコンが追加されます。 "Add Desktop" していれば、 "nautilus Desktop" からもアクセスできます。

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# nautilus &

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# soffice &

で LibleOffice を起動してみました。

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メニューを日本語に切り替えます。

Tools > Options > Language Settings > より "Japanese" を User interface にセットして、アプリケーションを再起動

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メニューが日本語化されました。ただし、システム言語が English なので IME は使えないようです。SUSE Enterprise Desktop (SLED) ならどうなるか、これはまたの機会に試してみたいところです。

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ついでに gimp も使ってみましょう。

# gimp &

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※ gimp は Edit > Preferences > Language から日本語に変更できそうなのですが日本語化パッケージが含まれていないので、日本語メニューが使えません。2.8.18 Portable 版ならできるようです。

--

サーバーの実運用ではあまり利用方法がないでしょうが、スプレッドシートから、何がしかのデータを csv エクスポートしたり、画像のハードコピーを取って evernote にアップデートするとか、チョコチョコした目的で、「やっぱりオフィスアプリケーションが欲しい」という場合には便利でしょう。

ある意味では、単一のバイナリファイルで、複数ユーザが複数セッションで利用できる、Linux/Unix 系OSの特徴でもあり、マルチタスクシングルユーザの Windows OS とは違い、シンクライアント、マルチユーザアプリケーションとして、アプリケーションコンテナの様に少ないリソースで利用できるのはちょっと面白いな、と感じました。

今回の環境は英語システムなので、日本語入力ができない事、また gimp の日本語拡張パッケージがない事など、不満な点はありますが、値段が高く、ライセンスが厳しい Microsoft 製 Office Suite より気にせず使えて、しかもマルチセッションで使える点など、うまく利用方法を考えると、サーバー内部で完結しており、情報漏えいなどのリスクも少ない所は、面白い点がありました。



- Keyword -
SUSE Linux Enterprise Server, SUSE, SLES, Office Application, LibreOffice, gimp2, インストール




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by islandcenter | 2017-10-11 20:08 | SUSE | Trackback | Comments(0)

How to Prevent or Disable to "REBOOT" with "Ctrl+Alt+Del" by accidentally miss hit key on SLES12, openSUSE.
SUSE Linux Enterprise Server 12, openSUSE で Ctrl+Alt+Del キーで誤ってリブートさせないようにするには

誤って、"Ctrl+Alt+Del” という萬金丹の様な万能の薬が PC 用 OS には付いてきます。大抵の Linux のディストリビューションでは、この操作は Reboot に割り当てられます。でも、サーバーで運用して、"間違ってやっちゃった" ら大変な事になるでしょう。構内電話は鳴るわ、ナイフとフォークは飛び交うわ、愚痴の連続と誰かの首が飛ぶわ、ではたまったものではありません。そこで、通常はサーバー運用では、無効にするケースが多いと思います。

SLES12 より initd から systemd にサービス管理が変わった事で、 /etc/inittab が無くなりました。
SLES11 までは inittab の ctrlaltdel の行を comment out して再起動すればよかったのですが

SLES11:/etc # cat inittab | grep ctrl
# ca::ctrlaltdel:/sbin/shutdown -r -t 4 now
SLES11:/etc #

SLES12 では、inittab 自体がありません。その代わり、 reboot.target ファイルにエイリアス ctrl-alt-del.target が記述されています。


SLES12SP3:~ # cat /usr/lib/systemd/system/reboot.target
# This file is part of systemd.
#
# systemd is free software; you can redistribute it and/or modify it
# under the terms of the GNU Lesser General Public License as published by
# the Free Software Foundation; either version 2.1 of the License, or
# (at your option) any later version.
[Unit]
Description=Reboot
Documentation=man:systemd.special(7)
DefaultDependencies=no
Requires=systemd-reboot.service
After=systemd-reboot.service
AllowIsolate=yes
JobTimeoutSec=30min
JobTimeoutAction=reboot-force
[Install]
Alias=ctrl-alt-del.target
SLES12SP3:~ #

- 対策 -

Ctrl+Alt+Del を無効にする方法について opensuse のフォーラムにそのものズバリの回答がありました。

Thread: Alt + Ctrl + Del again

- Default -

初期値では ctrl-alt-del.target ファイルはありません。

SLES12SP3:~ # ls /etc/systemd/system/ctrl-alt-del.target -al
ls: cannot access '/etc/systemd/system/ctrl-alt-del.target': No such file or directory
SLES12SP3:~ #

そこで yast から Ctrl+Alt+Del を無視するように変更します。

# yast2 &
> Security and Users > Security Center and Hardening > "Boot Settings" > "Interpretation of CtrL+Alt+Del " : "Reboot" --toggle--> "Ignore"

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set to "Ignore" > "OK"

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# yast (from text console)
> Security and Users > Security Center and Hardening > "Boot Settings" set to "Ignore" > "OK"

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デバイス /dev/null へのリンクが作成されます。

SLES12SP3:~ # ls /etc/systemd/system/ctrl-alt-del.target -al
lrwxrwxrwx 1 root root 9 Oct 9 16:57 /etc/systemd/system/ctrl-alt-del.target -> /dev/null
SLES12SP3:~ #



再起動は必要ありません。結果は即座に反映されます。Reboot is NOT needed. The results are immediately reflected.

単に、このリンクがあるかないかで判断するようです。試しにこの ctrl-alt-del.target ファイルを削除してみると、YaST でもデフォルトの ”Reboot" に戻っていました。





-Keyword-
SUSE Linux, SLES12, opensuse, Ctrl+Alt+Del, disable to reboot, prevent to reboot, 誤って再起動させてしまう, How to, YaST,ctrl-alt-del.target ,Ctrl+Alt+Del を無効, 無視,




SLES12SP3:~ #

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by islandcenter | 2017-10-09 18:30 | SUSE | Trackback | Comments(0)

ここでは Linux, Windows のシャットダウン、リブートの方法について説明します。

1) .Linux のシステムを停止、電源遮断する

Linux システムのシャットダウン、再起動コマンドは shutdown コマンドを
実行します。

- 参考ページ -

シャットダウンして、電源遮断(Halt)をするには

# shutdown -h 0 または
# shutdown -h now

シャットダウンして、再起動(Reboot)をするには

# shutdown -r 0 または
# shutdown -r now

-h は halt, -r はリブートの意味です。0 は「0分後」つまり今すぐの意味です。

SLES11の場合

SLES11sp4:~ # shutdown --help
shutdown: invalid option -- '-'
Usage: shutdown [-akrhHPfnc] [-t secs] time [warning message]
-a: use /etc/shutdown.allow
-k: don't really shutdown, only warn.
-r: reboot after shutdown.
-h: halt after shutdown.
-P: halt action is to turn off power.
-H: halt action is to just halt.
-f: do a 'fast' reboot (skip fsck).
-F: Force fsck on reboot.
-n: do not go through "init" but go down real fast.
-c: cancel a running shutdown.
-t secs: delay between warning and kill signal.
** the "time" argument is mandatory! (try "now") **

SLES12 の場合

sles12sp3:~ # shutdown --help
shutdown [OPTIONS...] [TIME] [WALL...]

Shut down the system.

--help Show this help
-H --halt Halt the machine
-P --poweroff Power-off the machine
-r --reboot Reboot the machine
-h Equivalent to --poweroff, overridden by --halt
-k Don't halt/power-off/reboot, just send warnings
--no-wall Don't send wall message before halt/power-off/reboot
-c Cancel a pending shutdown
sles12sp3:~ #



2). Windows のシステムを停止、電源遮断する(特にリモートデスクトップ)

通常にスタートボタン(田ボタン)からシャットダウン、リブートします。

Windows Server 系ならリモートデスクトップでも「田ボタン」から、シャットダウン、再起動のメニューが使えますが、Windowsクライアント系(VDIデスクトップ)の場合、リモートデスクトップから、再起動のメニューが出ません

もしWindows のリモートデスクトップを使ってシャットダウンする場合はDOS プロンプトを開いて

> shutdown /s /t 0 (シャットダウン)
> shutdown /r /t 0 (再起動)

か、

必ずフルスクリーンモード alt+f4 キーでシャットダウンのダイアログが出ます。

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こちらをご参考ください。



Windows2008 系を KVM/XEN で仮想化している場合、「シャットダウンしています...」が60秒以上かかる場合、あるいは、シャットダウンし切れない場合があります。

動きがない場合 virt-manager & から Force Off しても構いません。

あるいはコマンドラインで

# virsh(あるいは xm or xl ) destroy my-vmachine-Name_or_vmID_num

で強制終了させます。


3).仮想化ハイパーバイザホストで fsck する場合がある

なお、長期連続運用後、再起動させた場合、fsck プロセスが走る場合があります。

これは長期間 fsck をしていない場合に必ず行う checkdisk の様な物なので、進捗具合を見ながら放置してください。

数分から数十分かかる場合がありますので、慌てて電源を切らない事です

OS起動時のfsckのチェック間隔 (※SLES11の場合)

Superblock があるパーティションで

sles11sp4:~ # tune2fs -l /dev/sda9 | grep interval
Check interval: 15552000 (6 months)
sles11sp4:~ #
sles11sp4:~ # tune2fs -l /dev/sda8 | grep -i mount
Last mounted on: <not available>
Default mount options: (none)
Last mount time: Fri Sep 29 13:39:19 2017
Mount count: 44
Maximum mount count: -1

デフォルトでは6か月以上 fsck をしない ext3 パーティションは強制的に fsck されるようです。マウント回数は -1 なので無限大の様です。強制的に fsck させない場合は shutdown コマンドで

-f: do a 'fast' reboot (skip fsck).

オプションを使います。

※ このケースは SLES11 の ext3 フォーマットでのデフォルトです。SLES12 では BtrFS と XFS をデフォルト使用しませんのでこの限りにあらずです。



SUSE SLES11, ハイパーバイザーのメンテナンス、Linux, Windows, シャットダウン、再起動



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by islandcenter | 2017-10-03 14:00 | SUSE | Trackback | Comments(0)

SLES12 より Squid プロクシが YaST からインストールできるようになったので、SLES12 SP3 で YaST インストーラからインストール、設定、起動までをやってみました。

- 参考 -

SUSE 11 で Squid3 を導入、設定

YaST > Software Management で調べると SLES12 sp3 で標準装備されているのは Squid 3.5 の様です。

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- Squid Proxy のインストール -

yast(yast2) より NetWork Service > Squid を Open します。YaST インストーラが起動し、自動的にインストールが開始されます。

a0056607_12261181.jpg


Start-Up : When Booting に変更

a0056607_12264319.jpg

HTTP Port は 3127 がデフォルトです。 ここでは 8080 に変更します。

a0056607_12270217.jpg

デフォルトでは最大キャッシュサイズ ( Max Object Size ) が小さいので大きな値を設定します。例えば Memory Cache 128 MB, Max Object Size 256Mb などです。Squid 専用サーバーであれば、これくらい与えても良いでしょう。

a0056607_12272542.jpg



Cache Memory と Max Object サイズを設定します。

キャッシュディレクトリのサイズは実装されたメモリ、ディスクのサイズに合わせて適度な数字を設定してみてください。また、キャッシュディレクトリは "/" ルートと違うパーティションに作成するのが理想です。特に物理的なハードディスクが違うパーティションを与えると、効果が上がります。SSD を使って割り当てると "爆速キャッシュ" になります。

a0056607_12281144.jpg
一旦、Squid キャッシュを再起動します。

確認くん

で確認してみました。
a0056607_12291638.jpg

Squid のバージョンが漏れています。

- 匿名性の確保 -

/etc/squid.conf を書き換え、次の行を追加しました。

visible_hostname unknown
forwarded_for off
request_header_access X-FORWARDED-FOR deny all
request_header_access Via deny all
request_header_access Cache-Control deny all

Squid を再起動して、もう一度確認くん


a0056607_12295289.jpg

Squid のバージョンを隠す事が出来ました。

- Squid cachemanager の設定 -

Squid cachemgr.cgi スクリプトが、Squid のインストールと同時に /usr/lib64 の下にコピーされます。これを /srv/www/cgi-bin の下にコピーします。

また apache2 がインストールされていなければ Apache2 をインストールしてください。

SUSE Linux (SLES12) で apache2 HTTPサーバー と PHP スクリプトのインストール

sles12sp3:~ # find / -name cachemgr.*
/usr/share/doc/packages/squid/scripts/cachemgr.readme
/usr/share/man/man8/cachemgr.cgi.8.gz
/usr/lib64/squid/cachemgr.cgi
/etc/squid/cachemgr.conf
/etc/squid/cachemgr.conf.default
sles12sp3:~ #
sles12sp3:~ # cp /usr/lib64/squid/cachemgr.cgi /srv/www/cgi-bin
sles12sp3:~ #

/etc/squid/cachemgr.cfg の localhost 行にポート番号(:8080)を追加しデフォルト 3128 から変更します。

sles12sp3:~ # vi /etc/squid/cachemgr.conf

: 編集中

sles12sp3:~ # cat /etc/squid/cachemgr.conf | grep localhost
localhost:8080
sles12sp3:~ #

ブラウザから cgi を開き "Cache Server" を トグルボタンで localhost:8080 に設定して "Continue" します。


a0056607_12324146.jpg


"Continue..."

a0056607_12332764.jpg

"Cache Clients:” のリンクを開くと、キャッシュのヒット率、ヒット数が表示されます。

a0056607_12340971.jpg
キャッシュのヒット率、ヒット数は、"ヒットしたキャッシュの量" を表すものではない事に注意してください。効率が良いキャッシュサーバーは、どれだけ、"トラフィック量" を捌いたかが重要です。実際、キャッシュ量は Squid キャッシュディレクトリの量を du コマンドなどで定期的に測って見るべきでしょう。

sles12sp3:~ # cd /var/cache/squid/
sles12sp3:/var/cache/squid # du -h
2.8M ./00/00
4.1M ./00/01
0 ./00/02

 : 中略

0 ./0F/FF
0 ./0F
6.9M .
sles12sp3:/var/cache/squid #

キャッシュは様々な理由で壊れたり、 Squid 自身がクラッシュする可能性もあるので、cron でキャッシュ最大サイズになる前に定期的に squid を停止させて、キャッシュディレクトリ全体を削除して再起動するのが良いでしょう。

実際の Squid の効率を調べる方法はこちらをご参考にしてください。

squid の効率をチェックして、キャッシュをクリアする

--
Squid の Local Cache は "効果がない" という意見もありますが、Cache サーバーを導入することで、インターネットの出入り口が交通整理されるため、混雑した環境では、ブラウザの動作が安定する場合があります。また、「遅い」と思う人ほど、最初のキャッシュミスヒットなので、遅いのは当たり前なんですね。

最近は動的コンテンツが多いため、あまり効果が分かりにくいのも事実です。

まぁ高速道路で "渋滞の中、加速したり止まったりで平均 40Km/h"で走るのと、"混んでいても 40Km/h で定速で安定して走っている"との違いのようなものなのですが、自動車の運転と違って、通信は目に見えないので、判りにくいのもよくわかります。

一人でも多くのユーザが利用できるようにすれば、静的コンテンツのキャッシュ効果が表れてきます。

「インターネットがブラウジングが遅い」というのは、相手サーバーとの距離でもありますし、多くはブラウザ内部のキャッシュを処理する使っているPCの性能の問題の様な気がします。相手サーバーとの間の MTU は経路のルータで 1,500 バイトに分割される事を忘れてはいけません。大抵は 1.5Kb 以上の画像などのコンテンツがあれば、やり取りを地球七周半/sec で経路中の装置のオーバーヘッドの影響を受けながら「行ったり来たり」しているのです。

また、Squid の負荷状態を様々なツールで分析できれば、ネットワークの実効容量が測れるので、その固定回線への固定投資は効果があるのかどうかの判断材料にもなります。



- Key Word -

SUSE Linux, SLES, SLES12, SLES12 SP3, Squid3.5, YaST, インストール, 導入, 設定


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by islandcenter | 2017-09-30 12:42 | SUSE | Trackback | Comments(0)


SUSE Linux Enterprise Server 12 Support Pack 3 (SLES12sp3) が 2017/8 にリリースされたので、インストールしてみました。ここではインストールの流れを見てゆきます。

- インストールのはじまりはじまり -

まず DVD からブートアップ > "Installation" を選びます。

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ライセンス同意画面と、キーボード、言語の選択です。

Language: English
Keybord : Japanese

を選び、日本語 106 キーで特殊キーや NUM Lock キーが押されていないかを "Keyboard Test" エリアで確認します。

※ いつものことですが、 Language : Japanese も選べますが、とても意味不明でステキなニッポン語のメニューになるため、SLES は常に第一言語 English 第二言語 Japanese を選んでいます。また、サーバーのコンソールはほとんどが英語ですし、YaST を使う場合の ALT+ショートカットキーが使いづらくなるので、日本語は優先言語としません。

License Agree をチェックして次へ

a0056607_07121664.jpg


アクティベーションの設定です。ここをチェックすると、インターネットに接続に行き、アクティベートされてしまうので、いつも Skip しています。リポジトリも登録されるため、細い回線環境だと、インストレーション作業に時間がかかるため、スキップして、ある程度チューニングした後にアクティベートして、アップデートを行っています。

a0056607_07133246.jpg

追加プロダクトです。通常は何もないので Add On Product は何もセットせず次へ

a0056607_07141729.jpg

デフォルトで入れるか XEN または KVM のハイパーバイザー起動とするかの選択です。ハイパーバイザーとして導入すると、アクティベートや 1 Click Install に必要なブラウザや yast2 や virt-manager などのGUIツールが入らないので、ここでは Default 導入して、後に ハイパーバイザーだけを導入しています。


a0056607_07150204.jpg


ボリューム定義です。マニュアルによると jeOS で 1.0Gb、最小のX環境で1.4Gb, フルインストールで 8.0Gb 程度のディスク容量が必要です。ただし SLES12 より "/" ルートパーティションは Default : BtrFS でスナップショットを取れるため、スナップショットからロールバックを使う場合は 使用量の倍の容量を確保することが推奨されます。そのまま鵜呑みすると 16G は欲しいネ、という事ですが、 ロールバックする対象はそれほど多くないですし、システムをロールバックするという事も滅多にありませんから 10Gb もあれば余裕でしょう。

SUSE Linux Enterprise Server 12 SP3 導入ガイド

なお、パーティションを分けた場合、 "/" ルート以外のパーティションは XFS がデフォルトになります。database などのロールバックが予測されるシステムでは BtrFS を使う事になります。

パーティションの構成を替えたい場合はここで "Expert Partitioner" を開きます。ここではデフォルトでそのまま進めます。


a0056607_07154653.jpg


タイムゾーンの設定です。世界地図から日本らしきところをクリックすると Asia/Japan が選択されます。

”Hardware Set to UTC” のチェックは外す事にしています。これはOSと CMOS クロックを UTC で同期させる機能なのですが、UTC で起動されると困る仮想サーバー(Windowsなど)のためのハイパーバイザー運用では、見事に9時間早くなってしまうので、このチェックを外して JST 運用することにしています。"UTC にしないのはどんなものなんでしょうね" という感じの警告を確認して次へ

a0056607_07164652.jpg


オペレータのフルネームとユーザ名、パスワードをセットします。

a0056607_07191429.jpg

root のパスワード設定です。必ず ”Test Keyboard” で特殊キーや NUM Lock のチェックをします。なお、パスワードとテストフィールドでテストした単語はシンクロしません。あくまでもテストのためのフィールドです。

a0056607_07211547.jpg


サマリ画面からデフォルト状態をいくつか修正します。

Firewall : Disable(Default Enable)
SSH : Open(Default Close)
Kdump : Disable (Default Enableカーネルダンプが必要なクリティカルなシステムでは Enable にしておくのが良いでしょう)
どうせコンソールは使わないので Systemd target : Text (Default Graphical )
その代わり gnome や yast2 などのパッケージはインストールされます。

a0056607_07222194.jpg

インストールが開始されます。

a0056607_07225418.jpg
ハードウェアの性能によりますが10~20分程度で自動で再起動します。

- 再起動 -

a0056607_07235405.jpg

再起動でログインプロンプトが出てくればOK


a0056607_07243573.jpg
あとは、IP アドレスの固定と NTP の設定をすれば、サーバーの基本的なインストール作業は終わります。この手順は SLES12 SP2 と同じです。

SUSE Linux (SLES12)  YaST で固定 IP アドレスの設定をする

SUSE Linux (SLES12) を YaST で NTP の設定

SUSE Enterprise Server 12, Ctrl+Alt+Del で誤って reboot させないようにするには


- インプレッション -

SLES11 より、インストール全体は簡素化されていますが、省略された分、後で設定すべきことが沢山出てきます。やはり initd より systemd による、起動/終了の高速化は素晴らしいと思いました。どれほど変わったか、細かな設定などはもう少し照査すべきですが、従来の SLES12.x とあまり変わらないな、という印象です。ここから本格的に評価したいのですが、使えるPCがないので、ハイパーバイザー運用より当面は仮想サーバーとしての評価になります。ちなみに、SLES11 の XEN 環境からもインストールできたのですが、 Full Virtual でないと動かないという問題がありました。恐らくブートアッププロセスにチューニングが必要なようです。当面は USB ブート用の環境でのテストもやってみたいところです。






- Keyword -

SUSE Linux, SLES12, SLES12sp3, インストール, 導入, 手順, DVD ブート, USB ブート, Howto


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by islandcenter | 2017-09-29 07:51 | SUSE | Trackback | Comments(0)

今回は SUSE Linux (SLES12) で GUI 版 yast2 で Samba ファイルサーバーを導入してみます。YaST のメニューは英語表記ですが、第一言語を日本語にすると、何となくカッチョ悪いけど日本語表記にすることもできます。

gnome デスクトップの computer > yast で起動するか X 端末から

# yast2 &

で起動します。

Network Service > Samba Server を開きます。

まだ、samba サーバーが設定されていない場合、インストールウィザードが起動して、インストールが開始されます。

a0056607_14142853.jpg


まずは WorkGroup の設定

a0056607_14150216.jpg


次にドメインタイプを選びます。ここではドメインを使用していないので "Not a Domain Controller" を選びます。

a0056607_14152828.jpg


"Start Up" タブから、起動方法 "During Boot" で自動起動を選びます。

a0056607_14161898.jpg

”Shares” タブを開き、デフォルトで "Share" される機能を確認します。デフォルトでは /home/が共有されます。追加したいときは "Add" ボタンで追加します。

a0056607_14164852.jpg


追加するディレクトリはあらかじめ作成しておきます。

sles12:/home # mkdir Share
sles12:/home #

"Share Path" をブラウズして、共有ディレクトリを指定し、 "Share Name" (必須)を設定します。 "Share Description" はオプションです。

a0056607_14174327.jpg

OKボタンを押すと、"Shares" に追加されます。

a0056607_14180728.jpg


こちらは CUI 版 yast です。"Add" ボタンから、共有ディレクトリの共有ディレクトリを指定します。

a0056607_14182530.jpg

既にシステムに登録済のユーザを samba ユーザに追加します。

sles12:/home # smbpasswd -a knakaj
New SMB password:
Retype new SMB password:
Mismatch - password unchanged. <--- おーっとまちがったぜ。
Unable to get new password. <--- 見逃すとはまります。
sles12:/home #
sles12:/home # smbpasswd -a knakaj
New SMB password:
Retype new SMB password:
Added user knakaj. <---- これを確認しないとね。
sles12:/home #
sles12:/home # chmod 777 Share
sles12:/home #
sles12:/home # chown nobody:nobody Share
sles12:/home # ls -l
total 0
drwxrwxrwx 1 nobody nobody 0 Sep 27 13:27 Share
drwxr-xr-x 1 knakaj users 234 Sep 23 16:32 knakaj
sles12:/home #
sles12:/home #
sles12:/home # rcsmb restart
sles12:/home #

でログイン

a0056607_14190339.jpg


- 出たな、妖怪! -

ネットワークに名前がでても、接続できない場合があります。いつものマスタブラウザが悪さしています。

a0056607_14192641.jpg

その時は \\ip_address でアクセスします。

無事アクセスできました。共有フォルダにファイルが作成できることを確認します。

a0056607_14194709.jpg

オーナーが root のままのディレクトリを作ってみます。

sles12:/home/Share # mkdir read-only
sles12:/home/Share # ls -al
total 0
drwxrwxrwx 1 nobody nobody 18 Sep 27 13:56 .
drwxr-xr-x 1 root root 22 Sep 27 13:27 ..
drwxr-xr-x 1 root root 0 Sep 27 13:56 read-only
sles12:/home/Share #

a0056607_14201964.jpg


root でテキストファイルを作ると Read はできますが、上書き保存 Overwrite はできません。

a0056607_14203895.jpg


ディレクトリから読み取りの権限を削除します。

sles12:/home/Share # ls -al
total 0
drwxrwxrwx 1 nobody nobody 106 Sep 27 13:58 .
drwxr-xr-x 1 root root 22 Sep 27 13:27 ..
drwxr-xr-x 1 root root 28 Sep 27 14:02 read-only
-rwxr--r-- 1 knakaj users 0 Sep 27 13:58 新しいテキスト ドキュメント.txt
sles12:/home/Share # chmod 700 read-only/
sles12:/home/Share # ls -al
total 0
drwxrwxrwx 1 nobody nobody 106 Sep 27 13:58 .
drwxr-xr-x 1 root root 22 Sep 27 13:27 ..
drwx------ 1 root root 28 Sep 27 14:02 read-only
-rwxr--r-- 1 knakaj users 0 Sep 27 13:58 新しいテキスト ドキュメント.txt
sles12:/home/Share #

フォルダは見えてもアクセスできません。

a0056607_14211593.jpg


- 読込権限のないディレクトリを非表示にする -

アクセス権のないフォルダ(ファイル)を非表示にしたい

/etc/samba/smb.conf の [Global ] セクションに

hide unreadable = yes

の行を追加します。

sles12:/etc/samba # vi smb.conf

: 編集中

sles12:/etc/samba # cd
sles12:~ # cat /etc/samba/smb.conf | grep hide
hide unreadable = yes
sles12:~ # rcsmb

YaST を使う場合、Identify タブの Expert Global Settings から、"hide unreadable" : "yes" を追加します。

a0056607_14214467.jpg

samba を再起動したら見えなくなりました。

a0056607_14220975.jpg

SUSE Linux で YaST からインストールして、ファイル共有までもおおざっぱな流れを見てみました。ただ、素の samba インストールなので、ユーザはいちいち ssh でログインして smbpasswd を使ってパスワードを変更しなくてはならないし(ユーザはまずやらないだろう)、PAM 認証や LDAP連携など(これは管理者がまずやらないだろう)がなく、そのような仕掛けを作るには、まだまだ複雑な作業が必要です。小規模ネットワークでは samba は手軽でコストパフォーマンスは良いですね。

また "Share" 自体に "秘密の人事" なんて名前の"共有"を作ると見えてしまうというのは、ちとまずいですね。実際には

\\server\ShareName\Secret(hidden)

に作成すべきでしょう。

その他、細かな操作はテキストベースの操作が必要ですし、「シェルを作って一発」という手段が使えるのは Linux/Unix 系OSの良い所なんですが、あまりそこまでやりたくないし、と言った事情があります。また、ボリューム(パーティション)単位のクオータは定義できても、ディレクトリ単位のクオータ定義ができないので、結局はファイルサーバーは、死んだファイルのごみ箱になりかねません。その中に黄金のファイルが含まれているかも知れないため、ストレージバックアップシステムにもお金をかけなければならないのです。

まぁ手をかけて samba を鍛えて属人システムにして Windows の CAL 代を節約するか、手をかけて稟議書を書いて Windows サーバーを購入するのがいいのか、それとも、そんな問題を全部解決する Novell Openenterprise Server のライセンスを購入するか、それは大人の事情ですから、ここでは何も言えませんね。





SUSE Linux, SLES, SLES12, Samba, インストール, 設定, YaST, フォルダを見えなくする。フォルダにアクセスさせたくない。




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by islandcenter | 2017-09-28 14:24 | SUSE | Trackback | Comments(0)

今回は SUSE Linux Enterprise Server 12 (SLES sp2) で PHP スクリプトを HTTP サービス を動かす方法を説明します。 SLES11 までは Web LAMP をインストールするだけで HTTP サーバーで PHP スクリプトを動かす事ができたのですが、 SLES 12 以降はちょっと面倒になりました。マニュアルにも記載がなかったり、誤記があるようなので、細かい所のご指摘があればコメント下さい。なお、この記事は参考程度に見てもらえればありがたいです。

公式には評価版ではなく、E-Media でインストールしたうえでアクティベーションしてサポートを受けることをお勧めします。

今回は第一言語 English の CUI 版 yast を使って作業をしてみました。 X が使える環境であれば yast2 を利用しても、日本語第一言語でもほぼ同じ操作です。

SUSE Linux Enterprise Server 12 SP3 管理ガイド

31.4 モジュールのインストール、有効化、および設定


SLES11 はこちらを参考にしてください。

Apache のインストールと設定まで30秒、SUSE Linux はこんなに簡単

- はじまりはじまり -

まずは YaST から

# yast
> Software > Software Management

を開きます。

a0056607_12351213.jpg


ここで Web and LAMP をチェックして、まとめてインストールします。

Filter > をトグルして "Patterns"


a0056607_12355694.jpg

"Web and LAMP server" をスペースキーでチェック > Acceptします。


a0056607_12361986.jpg

依存性のあるパッケージを確認して”OK”


a0056607_12363810.jpg


インストールが始まります。> Finish

a0056607_12365531.jpg

HTTPサーバーの細かな設定をします。

# yast
> Network Servece > HTTP server


a0056607_12390355.jpg

Wizard に従い”Next”

PHP5 Scripting を Enable にするため、選んで、スペースキーでチェック(敗因)


a0056607_12401312.jpg

※ 敗因 SLES11 までは、このチェックだけで apache2_mod_php5 がインストールできたのですが、SLES12 より PHP5 は Evaluation DVDから削除されたようです。マニュアルも、この指示通りでしたが動きません。評価版ではなく、アクティベーションした場合はまた違う動きがあるかも知れませんね。かと言って、開発途中でアクティベーションするのも何だか勿体ない。

詳しい理由は判らないのですが、PHP の様々な不具合により、サポート対象となっていないようです。php5 は openSUSE のリポジトリからインストールできるので、これは後述します。

オプションの確認、ここでは特に何も変更はありません。


a0056607_12403854.jpg

Virtual Host の設定、特にやることもないので、空欄のまま Next

a0056607_12411300.jpg

Start Apache2 server When Booting をスペースキーでチェック

a0056607_12413566.jpg

Apache2_mod_PHP5 が追加でインストール(敗因 - 実態は何も起こりません)

a0056607_12415786.jpg

一応インストールされた様に見えますが、実は YaST > Software Management で "Search" しても、php5 はリストされません。

ブラウザから、デフォルト index.html を開きます。

sles12:~ #
sles12:~ # w3m 192.168.1.199
sles12:~ #

a0056607_12422273.jpg

apache は動いているようです。

- PHP5 のインストール -

apache2_mod-php5 は openSUSE のソフトウェアページからダウンロード、インストールします。

FireFox ブラウザから


より PHP5 を "package Search"


を開き SLE12 > "PHP5.5.3.xx を "1 Click Install します。

a0056607_12430720.jpg

SUSE SL"12 を開き home:onzi をYaST 1-Click Install > OK

リポジトリの追加

a0056607_12434363.jpg

2017/9 現在 SUSE:SLES-12:GA/standard のレポジトリは実体がなく、エラーになるのでスキップして構いません。

インストールされるソフトウェアパッケージを確認して

a0056607_12450236.jpg

一応警告を確認して OK  (2017/9 現在、他にも途中エラーが出ますが無視しました)

a0056607_12452714.jpg

GNUpg_Key を "Trust" します。

a0056607_12455304.jpg

リポジトリが登録されたので YaST Software Management > Search > "apache" を検索し apache2_mod_php5 をスペースキーでチェック、インストールします。


a0056607_12462718.jpg

依存性のあるパッケージを確認して OK


a0056607_12464583.jpg
Finish

- apatche のサーバーモジュールの有効化 -

# yast
> Network Service > HTTP Server から "Server Modules" タブを開いて "php5" を選び "Toggle Status"Enabled に変更します。

a0056607_12470707.jpg

※ ここまでは E Media でも同じなのですが、E Media では Enable にはなりませんでした。結局 openSUSE のリポジトリからインストールして apach2_mod_php5 が結果OKという事になります。


簡単な /srv/www/htdocs/index.php を作成してみます。

a0056607_12472567.jpg

- ディレクトリインデックスの修正 -

/etc/apache2/httpd.conf にデフォルトファイルとして index.phpindex.htm を追加します。

sles12:~ # vi /etc/apache2/httpd.conf

: 編集中

sles12:~ # cat /etc/apache2/httpd.conf | grep DirectoryIndex
DirectoryIndex index.php index.htm index.html index.html.var
sles12:~ #

これで、ブラウザから URL でディレクトリを指定すると、index.php > index.htm > index.html > index.html.var の順で、ディレクトリのデフォルトページを表示します。HTTP サーバー全体を PHP で記述する場合、これで、ディレクトリ指定だけで index.php が最初に開かれる事になります。また html ではなく index.htm を記述したので、よくある Windows 用のオーガナイザーで作られる、htm 3文字拡張子にも対応できます。
apache2 を再起動して、デフォルト index.php が優先して、開けるか確認してみます。

sles12:~ # rcapache2 restart
sles12:~ # w3m 192.168.1.199
sles12:~ #

a0056607_12474880.jpg

PHP スクリプトが実行されました。

- あとがき -

SLES11 の場合は、このあたりは何の悩みもなくできましたが、SLES12 以降はかなり制限が厳しくなっています。理由は何となく想像するしかないのですが、マニュアル、ドキュメントの不備はちょっと不満があります。なお、MySQL はインストールされず mariadb がインストールされます。

a0056607_12480785.jpg

ちょっと SLES11 とは手順が違い、結局 openSUSE のリポジトリからインストールする結果になってしまいました。実際には、評価版である程度 Web サイトのデザインを作って、顧客から発注を受けたところでアクティベーションする事が多いと思います。

実際に MySQL も mariaDB に置き換わっていますし、このあたりは、SLES12 の新しい方針を示すものでしょう。従来の PHP+MySQL の環境で作業をする場合は SLES11 の方が良いかも知れません。新しい技術を身に着けたい場合はやはり SLES12 を選ぶことになります。



-Keyword-

SUSE Linux、SLES12, Apache HTTP サーバー PHP, PHP5, スクリプト、インストール, 有効化, 無効化, enable, disable, SLES11との違い











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by islandcenter | 2017-09-25 13:23 | SUSE | Trackback | Comments(0)