とは思っていない。

NovellをAttachmateが22億ドルで買収、Microsoftに知財の一部を売却

ノベル、22億ドルで買収される--Attachmate傘下へ

そもそも、Novell 自体のオーナーがユタの投資ヘッジファウンドだったわけで、SCOとの泥仕合も兄弟喧嘩のようなものでした。、Attachmate といっても NetIQ と合併している(というか日本では) NetIQ の一事業部門に過ぎません。

NetIQ が Attachmate 傘下で独立したブランドを持っているわけだし、それより大きな Novell が Attachmate ブランドになることはないでしょう。しかも Attachmate のオーナーが非公開のヘッジファウンドだということです。一時期、Novell はケンブリッジテクノロジーパートナーズから経営者を招聘して合併していた時期があったわけだし、(その後分離)単なるオーナー変更に過ぎないンでしょうね。

Oppen Office や Java のロゴが SUN から Oracle に変わったようなドラスティックな変化は考えにくいでしょう。また、SUN のように「吸収」されて製品も人材もばらばらになるような不安も今のところ感じません。

ただし、SUSE Linux はこの数年でヨーロッパだけではなくアメリカでも今や RedHat と同じほどの知名度、ブランド性を獲得してきたこともあり、Novell の主力事業分野とは直接関係ない部分が大きいから、UnixWare のように独立したブランドとして別な道を歩くことになるのでしょうね。成長分野であることには変わりないのですが、そもそもサポートとアクティベーションだけでは巨体を支えるには力不足だったことは否めません。

マイクロソフトに一部売却という話にしても所詮 WordPerfect の特許部分であり、このようなデスクトップスィートに対してマイクロソフトとは争わないという一種の手切れ金のようなものです。コンピュータビジネスにおいては、もはやオフィススィートにあまりビジネスメリットがなくなってしまった現在では、うまくマイクロソフトから金を稼いでおきたいというところでしょうか。

そもそも Novell の低下の原因には、やっぱりリーマンショックが大きいのです。巨大エンタープライズのID管理製品の大顧客だったこれらの一部巨大企業が、破綻や同業他社への合併により、サポート費用の売り上げが減ったことは大きかったでしょう。ここでいったんビジネスをリセットするには良い機会だったのかも知れません。

ネットワーク製品という分野は、巨大IT企業にとっての「サードパーティ」に過ぎません。こういったサードパーティ製品として Lotus や Sun, Cheyenne, VERITAS, McAfee が辿った吸収、分解、アイデンティティ喪失という末期を避けられたことは歓迎できます。またサードパーティとして異分野の製品とのコネクティビティを作ってきた Novell というブランドからすると、どこか特定の企業の傘下で解体されてしまうより、良い選択だったと思います。
[PR]
by islandcenter | 2010-11-25 12:26 | Novell | Trackback | Comments(2)

Red Hat Enterprise Linux 6の国内提供が開始~「10年後にも色あせないOS」

Redhat Enterprise Linux が発売されました。

記事によると

ソケットペア・1年で、1RHELゲスト・Premiumが16万3000円(税別)、4RHELゲスト・Standardが15万5900円(同)、4RHELゲスト・Premiumが25万3400円(同)、無制限RHELゲスト・Standardが25万9900円(同)、無制限RHELゲスト・Premiumが42万2400円(同)

明らかに Windows の Hyper-V を意識して「ちょっと安くしました」という値段付けです。

32ソケット無制限でベンダーによっては3万円台からサブスクリプションを購入できる Novelll SUSE Linux (SLES11) に比べると随分強気な価格設定だなぁというのが実感です。もちろん Novell も Premium サービスを購入すれば、これくらいの値付けになりますが、最低 98,000 で1ソケット、仮想化ライセンスなしというのはちょっと私には手が出ません。もちろん顧客にも簡単には手が出ないということです。これで、どんどん自信のあるユーザは CentOS に逃げるでしょう。

RedHat はほとんど日本とインドをはじめとする東アジアでしか使われていないようなので、この値段でも売れるンでしょうね。

Novell, SUSE, XEN, プライベートクラウド
[PR]
by islandcenter | 2010-11-19 15:43 | プライベートクラウド | Trackback | Comments(0)

32ビットか64ビットか――ビジネス・モバイルに最適なのはどっち?

「Windows 8」はMicrosoftにとって最も危険な賭けになるか?

さて、やっと来年の予算で WIndows XP から Windows 7 へと移行しようかと多くの企業が検証している最中に、時期 Windows 8 のウワサというものがちらほら見えてきています。

あまり知られていないことなのかもしれないけれど、 Microsoft は Windows 7 を最後の 32 ビットOSと考えているところです。現に Windows 7 ベースの Windows 2008 R2 は 64 ビット版しかリリースされていません。

たしかにホームPCやビジネスハイエンドでは 64 ビット版 Windows のリリースが多いのですが、
発売目前のOffice 2010、MSお薦めは64ビット版より32ビット版
ともあるように、多くのデスクトップアプリケーションが32ビット板の世界です。この数年は続くに違いありません。アプリケーションが32ビットである以上32ビット以上のメモリ空間にはアクセスできないわけだから、単にメモリを8Gとか16Gとか積んでも、OS管理下のメモリにスワップデータがキャッシュされる以上の効果は期待できないのですね。
逆に64ビットであれば、それだけプログラムサイズが大きくなるため、コードフェッチが大きなマルチタスクで環境ではローエンドPCは圧倒的に不利になります。

これは Linux にしても同様で、ブラウザや OOo など主要なデスクトップアプリケーションは32ビットです。

またほとんどのサードパーティメーカーが XP/VISTA/7 での動作を「検証しました」という場合、当然32ビットも含まれるわけだから、32ビットアプリケーションしか出てこないのは当たり前なことだと思います。64ビット環境でも動くのは共通32ビットAPIがあるからです。これは Windows や Linux であっても同じ状況でしょう。

まぁ、最近は64ビット板のエンコードソフトやマルチコアを意識したアプリケーションが出始めたところなので、このような動きは歓迎すべきです。

ライブラリ類が64ビット化で先攻している Linux に対して、サードパーティにいかに64ビットアプリケーションを作らせるか、この動きに対して数年の遅れを取っている Windows の64ビットかは中々進まないのでしょう。

ある顧客でたった1台のPCが64ビット版だったため、ネットワークの管理ソフトウェアが対応できなかったという事例があります。やはり、いまさらでもないのですが、自らのビジネススタイルに合わせて必要なソフトウェア、エディションを選択することは重要になってきます。

PCの更新にあたり Windows7 32/64 の混在環境はできるだけ避けるべきしょう。実質2種類のオペレーティングシステムをサポートしなければならないのです。
[PR]
by islandcenter | 2010-11-19 12:27 | Windows | Trackback | Comments(0)