Microsoft と Novell の提携は、Red Hat に影響を与えたのか?

Red Hat の Whitehurst 氏は、これに反論する。Windows との相互運用が目的で Red Hat を捨てて SUSE を選んだ顧客はいないと。だが、2007年には、世界最大のスーパーマーケット Walmart が Red Hat を Novell SUSE に置き換えたとの報道があった。

Whitehurst 氏は、この件はいまではあまり意味がないと語る。

「Walmart に聞いてみればいい。その後どういう決定をしたのか。いま Walmart が何を使っているのかをね。電話して聞いてみたらどうだろう」

Walmart の広報担当 Dan Fogleman 氏は、InternetNews.com の取材に対し、次のように回答した。

「Linux と Microsoft に関して、Walmart の商習慣上、納入業者についてはコメントできない。」


この数年で RedHat が得たものと失ったもの。

Google Trendsで見る限り、相変わらず SUSE はヨーロッパの Linux という印象があったのですが、この数年で "英語"での検索数がほとんど RedHat に追いついているという現実です。

Google Trend が出た数年前、Redhatは 日本、インドで圧倒的な人気があり、 "SUSE"って何よ、という感じだったのですが、英語圏での SUSE 人気の高まりに従って、オフショアリングの対象となるインドでの人気も 1:10 から 5:10 くらいにまで、増えていることです。また確実に米国での人気も RedHat に近づいています。

そして RedHat -> CentOS への移行が進んでいます。

もし私のようなエンジニアが自分で勝手にいじるなら、 CentOS や openSUSE, Ubuntu のどれかをつかうのでしょうが、多くのユーザ企業ではそうは行きません。なぜなら、普通の企業はITの専門家ばかりではないからです。

もし様々なシステムが混じったプロジェクトに不可解な現象が起こった場合システムマネージャはあなたに言うかもしれません。

「このパッケージに書かれている電話番号に掛けて聞いてみろ、金がかかっても構わない」

果たしてフリーのOSにはそういったサービスがあるのでしょうか。

商用 Linux は間違えなく、サブスクリプションとサービスで「お金」を生み出します。 RedHat が失ったものはサブスクリプションの販売とサポートのサービスです。 RedHat Linux で、得たものは Fedracore と CentOS というお金を産まない無償のユーザでしょう。

今 RedHat Linux でビジネスをする企業ではなく JBoss などの周辺ビジネスへと方向性を変えていくような気がします。

Microsoft と Novell の提携は確実に効果がありました。
Novell から スピンアウトして Attachmate の事業部門となった SUSE にとっては Linux ビジネスに集中し、その周囲に Novell のエンタープライズサービスや仮想化技術が補っていく形式になりそうです。
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by islandcenter | 2011-08-27 05:47 | SUSE | Trackback | Comments(0)

仮想化システムとして長い実績をもつ XEN の機能が強化されています。Linux カーネル 3.0 のネィティブサポートに続いて XEN 対応の QEMUパッチ も XEN と共有することになりました。

QEMU最新版登場 - Xenをフルサポート、プロダクションユース想定

先発者として XEN は過去の資産を継承しつつ、かつ新しいテクノロジーの対応を求められます。この煩雑さが KVM に対するディスアドバンテージだったのですが、 Linux カーネル対応、QEMU 対応により、ますます実行速度の向上し管理も容易になります。
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by islandcenter | 2011-08-15 14:37 | XEN | Trackback | Comments(0)

電源不足で悩む夏。マイクロソフトは致命的に日本の電気事情を無視したパッチ爆弾を自動配布して日本の電力系統にテロを仕掛けようとしています。

「8月公開のパッチは、適用に数時間かかる場合あり」日本MSが公表

問題は .NET framework のパッチなのですが、インストールに数十分から場合によっては数時間かかるケースがあるようです。しかもその間電源は切るなということ。

このパッチの配布が始まったら最後、オフィスの電灯も冷房も切ってパッチ適用をだまって見ておれということのようで、あまりに時間がかかりすぎて電源を切ると、リポジトリを壊して、次のパッチの再適用にトラブルが出るということらしいです。何しろ、パッチインストールにコンパイラが走るということでCPU使いっぱなしでPCがフライパンになってしまいそう。

しかもサーバ版も同じ処理をするので、このパッチの適用が始まったら最後、世界中のビジネスがストップするという強烈な破壊力ですね。

実際の電力テロの方法と対策は次の通り。
.NET Framework セキュリティ更新プログラムのインストールに関する注意

このテロを避けるには、自動更新はオフにしておいたほうが良さそうです。

まぁ業務が夏休みに入ってからパッチするか、と言っても節電の世の中、「休みをずらして取る」というところも多いでしょうから、深夜残業が続きそうな夏です。
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by islandcenter | 2011-08-05 23:49 | Windows | Trackback | Comments(0)