2022年 12月 31日
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気が向いた時にしかコメントできなくて申し訳ありませんが、ブログの記事に関係なくご意見ご要望があれば、このトピックスにコメントください。
2022年 06月 28日
openSUSE Leap 15.4 インストールとファーストインプレッション
ダウンロードはこちら

F2 キーで、言語を「日本語」に設定もできますが、全部「ニホンゴ」になってしまうと意味不明なエラーが出たときに困ります。ここでは英語のママで進めます。

言語とキーボードを選びます。言語はここで日本語の選択もありですが、サーバの画面が日本語なのは気持ちがいいものではないし、日本語のエラーメッセージを英語に翻訳し直すのも面倒なので、基本は英語でインストールして行きます。106 JIS キーか 101 US キーボードを選ぶことになるでしょう。@や、&などの特殊キーや NUM Lock, Caps などが押されていないか確認します。
ネットワークから DHCP でインターネットの疎通が確認されると オンラインリポジトリを使うかどうか確認ダイアログが出ます。回線に余裕があればオンラインリポジトリを使いますが、安定してインストールするにはローカルディスク、DVD メディア、USB メモリなどを使ったほうが無難だと思います。好みと環境に応じて選んでください。
System Role とデスクトップのタイプを選びます。本家 SUSE Linux Enterprise Server (SLES 15) は GNOME Lite が実装されています。これも好みの問題ですが、サーバーとしてセットアップして、将来的にSLES にバージョンアップする計画があったり SLES と併用運用するなら GNOME をお勧めします。

ここはインストールが終わってから変更できない部分なので、慎重に検討します。
ルート( / ) パーティションは BtrFS フォーマットです。速度や容量面で不利はありますが、システムのロールバックができたりバックグラウンドでの fsck できるなど、運用面で有利です。システムは 10 Gb ほどの容量ですが、ロールバック用のスナップショットや、将来のアップグレードなどを考慮して、最低でも30Gb 以上の容量を確保しておくことをお勧めします。ベアメタルで長年運用する場合は、将来のアップデートも想定して 100 Gb 程度確保しておくと良いでしょう。私は将来ルートパーティションを切り直しする可能性も含めて、100Gb 程度の未使用領域も残すようにしています。Expart Partitioner から、Proposal の提案内容を修正するのが楽な方法です。

ここでは、Web サーバーにする、という前提で /srv を別パーティションとします。@/srv のサブボリュームを削除して、Add Partition から別なデバイス領域に /srv パーティションを作成してみます。通常データ用パーティションは XFS パーティションがデフォルトで作成されます。もちろん BtrFS や ext4 などの好みのフォーマットも選ぶことができます。 F のカラムが、フォーマット対象です。
すでにディスクが別なシステムで使われており、マイグレーションの対象となるデバイスの場合は、フォーマットしないよう注意します。

パーティションの確認画面です。

マップの中から、都市をクリックしてタイムゾーンを選びます。
Hardware Clock Set to UTC は注意します。ベアメタルサーバの場合はチェックしておきます。もし Windows とデュアルブートする環境の場合、 Windows はUTC で起動してしまう場合があるので、チェックを外してしまうほうが良いでしょう。仮想ハイパーバイザー上で運用する場合は、チェックしても無意味なので、NTP 設定を確実にして運用すべきだと思います。

最初にログインするオペレータアカウントの作成です。デフォルトでは Use this password for .... と Automatic Login にチェックが入っていますが、このチェックは外しておくのが良いでしょう。サーバではなく、Linux デスクトップで ubunts や macOS の様に、管理用コマンドで sudo が必要な操作をしたいのであればチェックが入っていても良いでしょう。
ここではチェックを外します。

"Use this password for ...." のチェックを外した場合、root のパスワードは別に作ることができます。Caps や Num などが押されていないか、パスワードに使用した特殊キーが正しく認識されているか、テストボックスで確認します。

ここで最終的なインストール内容のチェックをします。
追加でインストールしておきたいパッケージグループや、インストールしたくないパッケージをチェック/アンチェックします。GNOME 環境はほしいけど、 LibreOffice や gimp は要らないとか、 HTTP サーバと KVM ハイパーバイザーは入れておきたいなどのケースがあります。

GNOME デスクトップを選んだため、 Multimedia などにチェックが入っていたのでアンチェックしました。代わりに KVM とWEB LAMP をチェックしてインストールします。

Default systemd Target として、GUI ログインが選択されています。サーバとして使いたいのならテキストに変更することができます。
Security は、Firewall が Enable で SSH はDisable です。これらは後でチューニングしても良いので、Firewall を無効化して、SSH は有効化しておきました。好みに合わせてください。

Network Configuration は、デフォルト Network Manager で、DHCP を使います。サーバ用途であれば Wicked に変更し、固定 IP を使うことになるでしょう。この辺りは SUSE Linux Enterprise とデフォルトが逆なので、注意しておきます。

サマリスクリーンから "Install" を押すと確認のダイアログが出てきます。他のディストリビューションでは、Install ボタンでいきなりインストールが始まりますが、openSUSE/SLE の場合、確認のダイアログが出てくるので、何か不審な点があれば、Back してやり直すことができます。

openSUSE Leap 15.3 までは、このスクリーンで具体的にどのパッケージをインストールしているかの進捗が確認できたのですが、openSUSE Leap 15.4 からは単純なプログレスバーが表示されるだけになりました。(不満点)

パーティションの作成、ファイルコピーとインストールが終わり、ブートローダーの設定が終わったら、自動的に再起動します。

とりあえず、再起動して、作成したオペレータのアカウントでログインしてみました。

Activities のアイコンバーが、左側面から水平線になりました。最近流行りの中央下配置です。

GNOME のバージョンは41.2 です。

この後、インストール後の他の設定、日本語のインストール、NTP の設定、サービスの設定を YaST で細かく設定します。
ターミナルから su で root に入り
# yast2
を起動します。早速 Activities バーに Favorite 登録しておくと良いでしょう。

※ インストールが終わり再起動したあとは、しばらくの間バックグラウンドで zypper update でソフトウェアのアップデート作業を行うようです。インストールが終わって、すぐ yast でパッケージの追加、変更はできないことがあるので、数分から十数分待ってから、yast で "Yet Another Setup" な作業をしてください。
yast > Sustem > Language から、第二言語(ここでは日本語)をチェックして、日本語ファイルやフォントをインストールします。
yast > Network Services > NTP より、初期設定のタイムソースを削除して、ntp.nict.jp などの国内のパブリックNTPや、ISP指定のNTP ソースに変更します。
他に、オペレータ環境に日本語を追加したい場合、Activities の中の Settings の中に言語の設定があります。どうしても日本語で操作したい場合は、ここで日本語の表示に変更できます。YaSYTメニューや man コマンドが日本語化されます。日本語のファイル名とか作られるので、個人的には好みではありません。root は日本語化しないことをお勧めします。

初期状態では YaST のメニューのいくつかのアイコンが配置されていません。YaST > Software Management にある Software メニューから yast2-http-server などの追加アイコンをインストールして YaST メニューの項目を追加します。
あとは、YaST を一旦再起動すると、メニューが追加されます。
2022年 06月 22日
Thunderbird メールを Windows から mac へ移行したい
Thunderbird の「ヘルプメニュー」>「トラブルシューティング情報」に「プロファイルフォルダ」というメニューがあるので、ここの「フォルダを開く」ボタンを押すと、エクスプローラなり、ファインダなりにディレクトリが表示されます。メールのバックアップは、このディレクトリを丸ごと Robocopy.exe や rsync などのツールで外付けドライブやファイルサーバーにコピーしてしまえばいい、ということですね。
Windows ならエクスプローラのアドレスバーに表示させれば、フォルダのアドレスがわかります。
デフォルトでインストール、利用を開始した場合、ディレクトリは、ホームディレクトリに作られます。Windows の場合
C:\Users\myname\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles\\
macOS の場合
~/Library/Thunderbird/Profiles/<Profile name>/
Linux の場合
~/.thunderbird/<Profile name>/
に作成されます。大抵の場合、プロファイルフォルダは、数年前の古いバージョンでは ”12345678.sit” という "ランダム8文字+sit" した。現在は "8文字ランダム+Profile_Name" に変わったようです。thunderbird メール全体のバックアップはこのフォルダ全体をコピーして保管します。プロファイルディレクトリがゴチャゴチャして、複数あってわからない場合は、ディレクトリのトップのファイルの更新日をみて、最後に thunderbird を起動した日時があるので区別できるはずです。
macの場合
Thunderbird のプロファイル

バックアップした、Thunderbird のメールストアを、コンピュータの任意のディレクトリにコピーします。コピーしたら、Thunderbird をプロファイルマネージャオプション "-ProfileManager" をコマンドラインで起動します。
mac の場合
~ % /Applications/Thunderbird.app/Contents/MacOS/thunderbird -ProfileManager
Windows の場合
C:¥> "C:\Program Files (x86)\Mozilla Thunderbird\thunderbird.exe" -ProfileManager
でプロファイルの選択画面が出てくるので、”Default User” のプロファイルを「プロファイルの削除」で一旦削除(この際、確認のダイアログが出てくるので、"プロファイルのみ削除"を選びます)します。
もう一度前の画面に戻ったら、"新規プロファイルを作成" から、プロファイル(Default User)を作成します。
デフォルトディレクトリに Default User を作ろうとするので、「フォルダを選択」ボタンを押して
移行元からバックアップして、ローカルディレクトリにリストアしたプロファイルディレクトリ、"8 文字.sit " または "プロファイル名" のフォルダを指定します。 次回以降は、単純に Tunderbird アイコンをクリックして起動するだけです。
Thunderbird から gmail にログインできない。
2022年 06月 17日
Linux 管理者が初めて mac で使うツール類
Linux 管理者が持ってると便利な Windows 用ツールとは
Windows 違って、macOS にはテキストターミナルが標準で付いてくるので心強いです。LaunchPad の中にあるので、Dock にアイコンを追加しておくと良いでしょう。
% ssh user@hosta_or_ipaddress -YC
または
% ssh hosta_or_ipaddress -Y --C -l
でターゲットに ssh 接続します。-Y は X11 の転送指定、-C は圧縮転送のオプションです。後述の XQuartz と共に利用します。@でユーザ指定をしない場合は -l オプションを使います。Windows の movaXterm や putty、xlaunch から乗り換えた場合、忘れやすいので注意します。-l か @ でユーザ指定しない場合、macOS のログインユーザで接続しようとします。macOS は root ユーザはいないので、その点は ubunts などと同じです。SUSE に慣れてしまうと忘れやすいので要注意です。デフォルトでターミナルの言語は「日本語」なので、yast/yast2 などの表示は日本語になってしまいます。好みの問題ですが、日本語表記だと何かと都合が悪いので、ssh のセッションをひらいたら
# export LANG=en_USすると、yast/yast2 は英語表記になりました。
mac 上で X アプリケーションを使うために必要な X サーバソフトウェアです。Windows では、movaXterm という万能ツールがあったので」これ一択でしたが、mac 版の movaXterm はないので、XQuartz を使って Yast2 などの GUI アプリケーションを使います。 テキストターミナルから、X アプリケーションを使うためには必須です。これで ssh 接続した openSUSE/SLE でXアプリケーションを起動します。
# yast2 &
とか
# firefox &
とかで、GUI のアプリケーションを起動します。

XQuartz
macキーボードの Alt キーは Option に割り当てられますが、デフォルトでは Terminal には送られません。Terminal.app の「環境設定」>「キーボード」Tab に「メタキーとしてOptionk キーを使用」にチェックを入れます。SLE/openSUSE では yast で Alt キーを多用するので、この設定はお勧めです。

mac からダウンロードしたディストリビューションファイルを送ったり、サーバのログを取得するときに使います。もちろん Web サイトのコンテンツのアップロードなどにも使います。 Filezilla machttps://filezilla.jp.uptodown.com/mac
Evernote を使っているなら、 Skitch はマニュアルや、ブログを書くときに非常に便利なツールです。ウィンドウをキャプチャし、枠線や矢印を簡単に描画できます。画像は簡単に Evernote に送られるので、スマートフォンのハードコピーや、Windows のハードコピーなんかを使い回すことが簡単です。

Evernote Skitch
ちなみに Skitch でハードコピーを撮ったら背景しかキャプチャされない場合、環境設定の「セキュリティとプライバシー」の中の「画面収録」の中に Skitch Helper にチェックがついている事を確認して下さい。

macOS には標準で Apatch Web Server が付いています。なら使わないテはない。SUSE Linux(openSUSE/SLE) のインストールの際にインストールソースに HTTP を使う場合に便利ですね。
myname@MybookAir ~ % whereis httpd
httpd: /usr/sbin/httpd /usr/share/man/man8/httpd.8
httpd を起動する
myname@MybookAir ~ % sudo /usr/sbin/apachectl startPassword:myname@MybookAir ~ % sudo /usr/sbin/apachectl statusGo to http://localhost:80/server-status in the web browser of your choice.Note that mod_status must be enabled for this to work..myname@MybookAir ~ % ps ax | grep httpd2112 ?? Ss 0:00.17 /usr/sbin/httpd -D FOREGROUND2115 ?? S 0:00.00 /usr/sbin/httpd -D FOREGROUND2119 s000 R+ 0:00.00 grep httpdmyname@MybookAir ~ %

myname@KMybookAir ~ % ls /Library/WebServer/Documentsindex.html.enmyname@KMybookAir ~ % cat /Library/WebServer/Documents/index.html.en<html><body><h1>It works!</h1></body></html>myname@MybookAir ~ %
httpd サービスの停止
myname@MybookAir ~ % sudo /usr/sbin/apachectl stopPassword:myname@MybookAir ~ %
macOS の Finder の移動メニューから VNC 接続ができます。特に特別なアプリケーションを必要としないので便利ですね。標準機能に含まれる所が素晴らしい。vncserver をロードして、その際のディスプレィ番号(590n n は vnc 待受番号)で接続します。
sles15:~ # vncserverYou will require a password to access your desktops.Password: ********Verify: ********Would you like to enter a view-only password (y/n)? nNew 'sles15:6 (root)' desktop is sles15:6Starting applications specified in /root/.vnc/xstartupLog file is /root/.vnc/sles15:6.log
この場合、:6 が待受番号なので、ポート :5906 で、Finder のメニューから「サーバ接続」します。
vnc://ip_adder:590n で接続

SLE/openSUSE のデスクトップにアクセスします。

セッションが終了したら、セッション番号を kill します。
sles15:~ # vncserver -kill :6Killing Xvnc process ID 18930sles15:~ #
※ この方法で接続する場合、通信は暗号化されないことに注意してください。安全なネットワークで利用することが前提です。起動用のスクリプトを書き換えて、デフォルト :590n を変更することもお勧めします。
Windows から Mac へ MobaXterm で VNC デスクトップ共有接続https://islandcnt.exblog.jp/240147292/SUSE Linux 15 (openSUSE Leap 15)の vncserver,VNC接続をするhttps://islandcnt.exblog.jp/240153968/
openSUSE Leap や SUSE Linux Enterprise Desktop (SLED) など Linux のデスクトップの標準として、また他のデスクトップ用ディストリビューションにも採用されている、 LibreOffice と Gimp 。LibreOfficre は Apple Silicon 対応版が出ていますが、 GIMP は2022年6月現在 Intel 版しかないようです。LibreOffice はよく「Microsoft Office のバチもの」と言われますが、Calc で個人でせいぜい家計簿を作ったり、スプレッドシートから、CSV ファイルを抽出する程度の使い勝手なら十分です。Writer も、簡単な報告書や見積・請求書を作る程度であれば、互換性は充分です。簡単なプレゼンテーションを作ったり、図を描く Office にない Draw もあるので、そこそこ使えます。少なくとも、相手が Windows であろうと、mac であろうと、オープンソースで無料で手に入る物なので、相手は MS Office を持っていなくても遠慮なく送れる、オープン・ドキュメント・フォーマットなので、単に成果物を見たいだけなら相手を気にする必要はないので重宝しています。IT系ライターの戸田某氏が「リブラ・おふぃす」とディスるほど悪いものではありません。少なくとも公共事業団体、自治体は、取引先にもベンダーロックインをさせないためにも、ODFフォーマットを積極的に利用すべきだと考えているのですが、いかがなものでしょうか。Microsoft 365 の年間サブスクリプション、1万数千円を払う予定がなければ充分オススメします。

GIMP の主流のバージョンは 2.10 系です、M1 mac に対応していた Arm バージョンもリリースされたこともあったようですが、この記事を書いている時点では、削除されているようです。おそらく次のバージョン 3.0 系で armarch64 版が出てくるでしょうか。期待したいところです。 Intel mac 版で Rozetta2 のエミュレーションですが、それほど M1 Macbook Air でも重いとは感じません。フォトショップのパチもんと揶揄されていますが、恐らく Photoshop より使いづらいと言われそう。古くからある高機能な画像処理ソフトなので、利用者も情報も豊富にあるのが救いです。Windows でも mac でも Linux でもほぼ同じインターフェースなので、ちょっとした画像の細工には充分使えます。

https://www.gimp.org/downloads/
UTM は M1 Mac で動作する仮想化ソフトウェアです。arm 系のバイナリがあればインストールできますが、今の所 ubuntu20 系などはそこそこ動作します。Windows11 も Arm 版なら動作するようなので、今後が楽しみですね。ARM だけではなく、Intel 86 系や PowerPC などのエミュレーションも、重いけど動作するようです。攻めてみたい一品です。Mac OS9 もギャラリーからダウンロードして動きました。まだギャラリーを見て楽しめる程度の完成度なのが残念ですが、将来が楽しみなソフトウェアです。Apple の AppStore からも有償で手に入りますが、無償でもそれほど変わりないそうなので、とりあえずチャレンジしたければ、無償版をおすすめします。もちろん Parallels Desktop という選択肢もあるので、より早く、今 M1 mac の arm64 のネイティブコードでそちらを試したいのであれば、Parallels のほうが、サポート済みディストリビューションは多いですね。今やりたいなら Parallels 一択でしょう。


Securely run operating systems on your Mac
C コンパイラが必要かどうかは別にして、とりあえず mac で C コンパイラは動きます。
% cc
を実行したところ、「コマンドライン・デベロッパツール」を落とせ、ということなので落としてみました。
xcode-select: note: no developer tools were found at '/Applications/Xcode.app', requesting install. Choose an option in the dialog to download the command line developer tools.
myname@MybookAir tmp % cat hello.c#include <stdio.h>int main(){printf("hello world!\n");return(0);}myname@MybookAir tmp % cc hello.c -o hellomyname@MybookAir tmp % ./hellohello world!myname@MybookAir tmp %
どうやら使えそうです。簡単な C プログラムを書いて、そのまま Linux へ移植できるわけなので、私の様に簡単な C 言語なら解る程度のプログラミングには、文法チェックくらいには使えそう。Windows の弱点は、コンパイラがないことだと思います。
別に Web デザインはしないのですが、ブログ記事を書いたり、簡単なウェブページを作る必要がある時に持っていたら便利なのが、オーサリングツールです。html の専門家ではないので、ちょっと html のタグを確認したいなとか、テーブルタグ面倒だ、と言った場合で使っています。
Bluegrrifon
Windows 環境では BlueGrrrifon を使っていましたが、mac 用は、ダイアログが白抜けする不具合があり、現時点ではオススメできません。

Seamonky
Seamonky は一応使えそうなので、こいつをつかうことにしました。一応 Intel mac 版です。https://www.seamonkey-project.org/releases/
最近、スマートフォンが高機能、高価格化しており、PCでの作業比率が少なくなってきている気がします。やはり通常の業務の多くは Microsoft Office 中心の生活になるのでしょう。実際の個人的な仕事のやり方の中心が」、テレワークの時代、スマートフォン、タブレットで用が足りるケースも多くなっていることも実感します。Windows を中心とした日常生活はそれなりに悪くはないのですが、iPhone がシェア4割以上という圧倒的なシェアを持つ日本のコンシューマ市場では、携帯機器の母艦として macOS を選ぶケースがマストで多くなっているケースは増えるのではないでしょうか。そのような市場の中で、システム管理者 mac を使うという選択肢も普通になってくるのかなと思います。私自身、普段の生活では Windows を使う機会が減ってきており、Windows のモバイルノートの価格より、M1 macbook Air の軽快さと価格の手頃さに負けてしまった訳です。今回は「キーボードの配列はどうなるの?」については調べていません。課題として残しておきます。macOS のショートカットはちょっときつい。やっぱり慣れないのは、トラックパッドの動きですね。何しろ、テキストターミナルやコンパイラが標準で使えて、テキストターミナルで使うコマンドが、ほとんど UNIX 系コマンドというのは、Linux サーバとの相性はいいものです。ただ、macOS は孤高の閉鎖性を感じられ、全ての世界が Apple 製品に支配されるというのは、何ともなぁという不自由さも感じます。
2022年 05月 29日
メタバースって何? おいしいの?
ソニー「メタバース」サービス強化へ ゲームなどの分野で

「メタ」は「何かの境界の向こう側」「アッチの方」の様な接頭子で、これに Universe 「世界」をくっ付けた造語です。要するに「メッチャクチャ境界をアチコチ飛び越えた世界」「三途の川を飛び越えた幽界と現実世界を結びつけるゲゲゲの鬼太郎の世界」(ちょっと違うか)、「現実から飛躍して現実と架空の世界が結びついたた世界」とでも言うのでしょうか。まぁ、哲学的な解釈は置いといて、つまりはメタバース≒「仮想現実(VR)」「拡張現実(AR)」の事と単純に考えてもいいでしょう。
VR は決して新しい「モノ」ではありません。昔からあのバカデカゴーグルを頭にくっ付けて、「住宅展示場なんかで使えると便利だねぇ」なんて宣伝されていたモノとは大して変わりません。でも VR ゴーグルは、身に着けているだけで脳味噌の中がグルんグルんになってしまう厄介なもので大成功した事は聞いたことがありません。おまけにあの小さなデバイスで、3Dのグルんグルんの仮想世界を作るには途轍もない GPU パワーを必要としたのです。だから高額で重くて普及しなかった。じゃぁ何を今更、VR、メタバースなのか、と言えば、GAFA の中でイマイチ元気がない Facebook が、「メタバースやるぞ」と社名を Meta に変えたからなのですね。という事で、急激に投資市場でバズったIT用語が「メタバース」なのです。
さて、SONY がメタバースに注力するのは理にかなっている様に思えます。何しろゲームの世界では、プレーヤー同士のピア・ツゥ・ピア(P2P)の世界は出来上がっており、ゲーム空間という、現実世界をビヨンドした世界、メタバースが既に作られている。とは言えその世界は2Dのフラットなディスプレィでしか実現できていない。もっと没入感が欲しいわけです。まだあのゴツいゴーグルはオプション販売されていない。そこで SONY はメタバースの3D化されたゴーグルを作って、傘下のゲーム会社にメタバースを実現させるゲームソフトを販売したい。ゲームの中の仮想空間、メタバースを運営したいわけです。何しろ SONY は膨大な量の PlayStation ユーザとゲームタイトルを持っています。別に SONY としては、あのゴツいゴーグル無しでも構わないのですね。閉じた一つのゲーム内のコミュニティを相互に繋ぎ合わせて「SONY経済圏」を創り出せればいい。まずはゲームの中の「仮想現実」ではなく「仮想空間」を醸し出したい。何しろハイテク業界の進歩にはゲーム業界とエロ業界が果たす役割は大きいのです。SONY がやりたいのは、次に開発と流通に時間がかかる VR ゴーグルの商品化。よく仮想現実空間を使った「アバターによるリモート会議室」などという「なんちゃってメタバース」なシステムも見ますが、メタバースの本質的な機能じゃないような気がします。大体、アバターという固定データでなければ3D化はできません。スターウォーズでR2D2に埋め込まれたレイヤ姫のメッセージの様な3D のリアル感を出すには、単眼のウェブカメラではできないのです。360度、グルんグルん回ってスキャンする3Dカメラが必要です。おまけに再生する側も複数のアバターの動きを再生するには、恐ろしいほどのトラフィックとGPUパワーが必要でしょう。
で、メタバースとセットにされて語られる事が多い、Web 3.0 が登場します。Web 3.0 はブロックチェーンと非代替性トークン(NFT)を使ったインターネット上のサービスの新しい形、ズバリ言えば仮想通貨による商取引ですね。
Web3.0って何よ?クラウドの本質が変わる
実際 Sandbox というゲームの中で既に Web3.0 によるメタバース空間での仮想通貨、NFTトークンのやり取りが行われている訳です。
Facebook としては、SNS の膨大なユーザ資産を使って、仮想空間でコミュニケーションができて、広告主に3Dの商空間を提供してサービスをやりたいのでしょうが、そこは GAFA の後発組のカナシさです。資産が SNS と言う移ろい易いユーザの分母を使っているため、飽きられやすいでしょう。キラーハードウェアも基本ソフトウェアもありません。Facebook がメタバースに転換するには何かのキラーコンテンツが必要なのです。頑張って、VR ヘッドセットの quest を買収しましたが、このデバイスはスグに追従してくるハードウェアベンダーは沢山いそう。まずは SONY が手を挙げているし。
Meta Quest 2 128GBセット 携帯ケース付き
例えば Facebook にログインして、フォロワーさんの仮想空間にある御宅に訪問して、仮想空間の途中にある広告が出ている仮想コンビニでワインとチーズを買い、Uber でフィジカル配達してもらい、その他の友達と仮想パーティをやる。当然 Uber の支払いは仮想通貨だ。ちょっと気味悪いけど、友人宅のリビングには、オトモダチのアバターがズラリとソファに座ってる訳ですね。で、このマヌケな VR ゴーグルを使ってお喋りをする。でも、あんなブサイクなヘッドセットって要るのか、という疑問もある訳です。Facebook が「メタバース!」と言っても、今の Meta 社が、メタバースのキーポイント企業になりそうだ、という決めてが見当たらない。だから Facebook(Meta) の株価が酷い事になってしまった。Facebook がオワコン? GAFA がGAA となる日
メタバースは単なる一つの仮想空間で終わらないでしょう。幾つかのメタバース世界が、仮想通貨というピアで繋がる事でそれぞれのメタバース経済圏がリンクする様なかたちになるのではないかな。例えば Amazon がメタバースを始めたら、別な、とあるメタバースのゲーム住人が Amazon の空間に入り込んで買い物をする。彼は仲間のプレーヤーが使っているコントローラを気に入った。彼は支払いをゲームのNFTトークンで Amazon に支払うかもしれない。たとえそれが無理だとしても、ゲームの通貨を Amazon ポイントというトークンに両替するビジネスがあるかも知れない。Web 3.0 は、巨大になり過ぎたプラットフォーマーへの反抗でもあるので、小さなメタバース空間が生れ、それぞれがリンクする事で「世界を超える世界」、つまり「メタ・バース」になる訳です。「戸越銀座商店街」なぁんていうメタバース空間があっても面白いわけですね。そこで八百屋さんが大根を売る。なんの事はない。すでにメタバースと仮想通貨の世界を私達には身近なのです。ヨドバシカメラのポイントカードは独自の通貨性を持った仮想通貨であり、カードは NFT そのものだし、航空会社の会員カードの「マイル経済圏」、「なんとかペイ」といったサービスや、アマゾンのポイントなどは、その世界、ユニバースでのみ流通する通貨であり ID は NFT そのものなのです。ヨドバシカメラのポイントが溜まったカードだとか航空会社のマイルを Amazon のポイントと交換しようという、メタバース的なビジネスがあってもおかしくない。別にあのブサイクなゴーグルなんて必要ありません。問題はリアル経済では政策で制御御可能な、外国為替相場や、インフレ・デフレといった経済政策、介入が仮想世界ではコントロールできないだろうな、と言う点です。ピア・ツゥ・ピアの世界で、「情報」というトークンが暴走してインフレーションを起こしてしまったら、誰が止めるのでしょうか。私にはわかりません。つまりメタバースの作り出す経済空間は、現代のリアル貨幣経済の常識では理解できない法則があり得るでしょう。