2010年 03月 12日
ARCserve 12.5 for Windows の新機能、はまりどころ
CAのラインアップになってから、スピンアウトして出来上がったのが Backup Exec だというウワサもあります。両方使ったことがある人によると「どっちもどっちだよ」ということで、使い慣れた ARCserve (CABr12.5)のどこが面白い(はまりどころ)なのかを見てみましょう。
-ファイルデバイスを指定できる-

最近の流行でしょうが、安価なディスクデバイスにファイルシステムとしてバックアップテープメディアをエミュレートできるようになりました。バックアップのテストなどには随分便利です。ただし、SATAディスクを使った場合のスピードはそこそこなので、頼り切るのはお勧めできません。
-ファイルサイズを推定しない、がデフォルトに-

バックアップを開始する前にバックアップに必要なサイズや時間を推測していましたが、この機能がデフォルトでオフにされています。およそ、終了時間の推測機能は「アテにならない」とは思っていましたが、なければないでちょっとさびしいので、この機能を On にすることをお勧めします。
お客さんからは「いつバックアップ終わるの」って必ず聞かれますから、この機能は通常チェックすべきでしょう。
-名前のみを使用してメディアを区別するはオンに-

この機能も従来なかった機能で、なぜこの機能が追加されて、意味不明にオフなのかわかりません。たとえば、Monday-Tape というラベルのテープに書き込めというジョブが、なぜ行われないのか不明だったのですが、このチェックボックスが原因です。
※ ちなみに CABr12.5 Linux Agent は SUSE 10 sp2 までがサポート範囲となりますが、 SLES 11 においては"サポートしていないディストリビューション"という警告が出るだけで問題なくインストールできます。
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ということで、ファイルサーバーの運用は、バックアップが命なのですが、リストアができなければ意味がありません。といっても中々リストアのトレーニングやマニュアル作りは難しいのも事実です。
運用担当者の皆さん。ご苦労様です。
-KeyWord-
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