2010年 05月 11日
ノベルとベライゾン、面倒なID管理をクラウド化
実は Active Directory の仕事をやっているのですが、どうしてマイクロソフトは AD 管理をクラウドとして提供できないのでしょうか。あんな面倒で冗長性の高いシステムなのだから、世界各地に企業のADのサーバをクラウドで提供できれば、ユーザ企業は楽なんだけどなぁ、と思います。
でもできないんですね。ADでは。
何しろ Administrator 権限がなければ何もできないし、客に与えると何でもできるのがADです。
一方 Novell の eDirectory サービスは root に対する権限さえアウトソースできれば、スキーマの管理やライセンスの管理などは全てアウトソースして、ユーザはOUに対する権限さえ負えば運用できるわけですから、eDirectory の法がディレクトリのクラウドサービス基盤としては優れていると思います。ライセンスとスキーマが管理できるわけなので、利用しているアプリケーションに対する課金も簡単に管理できるはず。
本当に顧客の root サーバだけでもノベルさんのデータセンターで管理してもらえないものかと思います。特に20ユーザ程度はフリーミアムモデルとして無料で利用してもらい、ユーザ数が増えたり、スキーマの拡張が必要なアプリケーションが必要になればプレミアムモデルとしてサービスできる。初期ユーザは LDAP 認証機器は全てノベルのクラウド認証サービスを利用できる。
できれば、初期状態で ZENworks の DLU 機能だけは実装してもらえれば、ユーザ企業はかなり楽なんだけどなぁ。
-Key word-
Novell, eDirectory, クラウドサービス, ID 管理, ディレクトリサービス, LDAP 認証
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