NetVault 8.51 でメディアをブランクにするスクリプト

NetVault で利用するオートローダーのメディアを、バックアップ前に初期化するシェルです。


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ただし、 JapaneseEUC でデバイスの設定を行うと Autoloader の Device Name が "doraibe 1(ドライブ1)"とわざわざ日本語になってしまい、 -drive の指定を正しく行うことが出来ません。(全く余計なローカライズだ!)

NetVault 8.51 でメディアをブランクにするスクリプト_a0056607_10423220.jpg


# nvconfigurator > General Langage Settings > English

に変えてから、Autoloader や Device の設定を行います。

NetVault 8.51 でメディアをブランクにするスクリプト_a0056607_1047435.jpg


Autoloader の設定を行う場合、デフォルトでは (HP 1x8 Autoloader xxxx) などの長い名前がデフォルトになります。間に空白が入る場合は "name" ダブルクォーテーションで括る必要があるため、"LOADER1" のようなシンプルな名前にします。上の絵では "D2D" というシンプルな名前にしました。 Autoloader 内部のデバイスは、システムにより "DRIVE 1" と命名されました。

-sample script-

/usr/netvault/util/nvdevice -eject -drive "DRIVE 1"
sleep 5
/usr/netvault/util/nvblankmedia -servername myserver -medialabel "1MON"
sleep 5
/usr/netvault/util/nvdevice -eject -drive "DRIVE 1"
sleep 5
/usr/netvault/util/nvlabelmedia -servername myserver -slotspec D2D::1 -newlabelname "1MON"
sleep 5
/usr/netvault/util/nvdevice -eject -drive "DRIVE 1"

1) "DRIVE 1" にメディアがあれば、とにかく eject します。
2) スロットにある "1MON" というメディアがあれば、Blank にします。
4) "DRIVE 1" に Blank Media が残っているため、Eject して Home Posision (Slot1) に戻します。
5) Library Name: "D2D" の Slotspec:1 にあるブランクメディアを newlabelname "1MON" に書き直します。
6) ”DRIVE 1” のメディアを排出します。

7) 各操作の間は 5 sec の sleep を入れます。連続すると Device Busy となります。ここでは HP D2D2000i 仮想 Autoloader なので 5 sec 程度で十分です。物理的な DLT ロボットを使う Autoloader の場合は 120 sec 程度の間隔が必要です。また、物理的な DAS 接続 DLT デバイスも同様に利用できますが、 Blank や Labelmedia の操作に時間がかかるため 60sec 程度の sleep を入れると良いでしょう。


このスクリプトを各バックアップジョブの数時間前に cron 実行しておくことで、メディアの Blank/ Reuse が容易に実行できます。


-単体ドライブの場合 in case Single Drive-

! /bin/sh
SERVERNAME=mybackup

/usr/netvault/util/nvblankmedia -servername $SERVERNAME -medialabel "7SUN"
sleep 15
/usr/netvault/util/nvlabelmedia -servername $SERVERNAME -medialabel "BLANK" -newlabelname "7SUN"

1) "7SUN" というラベルを "BLANK"にします。
2) "BLANK"というラベルを "7SUN" という名前の新しいメディア名に変更します。

1) で失敗した場合はうまく動作しません。ただし、挿入されたメディアが "BLANK"だった場合は1) で Fail しますが、2) でラベルが付けられます。

※ JapaneseEUC で動作している場合は "BLANK" が "ぶらんく(buranku)" となるため、正常には動作しません。


-keyword-

Novell SUSE Linux Enterprise Server, SLES11, OES2, NetVault, Backbone, NVBU, eject drive,

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by islandcenter | 2010-08-23 18:15 | プライベートクラウド | Comments(0)