Windows ワークステーションの時刻が狂う

-現象-

Windows ユーザ権限でログインしたユーザのローカルタイムが狂う。
この現象は PowerUser, Administrator グループでは発生しない。
サーバの時刻は問題なく同期している。


参考文書
Error: "The workstation time could not be set"


-原因-

Windows のグループポリシーでは、デフォルトでエンドユーザグループに時刻の
変更を許していないようです。

おそらく、ログインスクリプト中に「時刻の変更が許されない」というようなエ
ラーが出ている可能性があります。

-対策-

Assign user rights for your local computer

C:\> mmc (マイクロソフト管理コンソールの起動)


ファイル > スナップインの追加と削除 > 「グループポリシー」を選択

追加 > 閉じる

Windows ワークステーションの時刻が狂う_a0056607_1392412.gif


コンソールルートから > ローカルコンピュータ > コンピュータの構成

> Windows の設定 > セキュリティの設定 > ローカルポリシー >

ユーザ権利

の中に

「システム時刻の変更」

という項目があります。デフォルトでは Administrators と PowerUsers にしか
許可されていないため

「ユーザの追加」> オブジェクトの追加 "everyone" > 場所の確認で下線が引
かれていることを確認して Everyone に時刻の変更を許可します。

OKボタンを押して、ローカルポリシーを保存します。mmc を終了する際は「保
存しますか」というダイアログが出ますが無視して「いいえ」を選びます。

おそらく、この権限を与えないと、DOSプロンプトから date, time コマンド
で時刻変更ができないと思います。

ローカルユーザ権限でログインして、プロンプトから date と time コマンドで
時刻が設定できるようになるはずです。

-keyword-

Novell Client Error: "The workstation time could not be set" 時刻が狂う
by islandcenter | 2010-10-13 13:11 | Windows | Comments(0)