Novell GroupWise 8 を試してみる

Novell GroupWise 8 を試してみました。Linux 版です。

※ ノベル株式会社(Novell K.K.)から、製品、ライセンスの購入は可能ですが、なにぶんサポートできないそうなので、 Novell Inc. のサポートを購入してサポートを受ける必要があります。したがってサポートは英語だけになりますが、直接開発元にバグ報告とサポートを依頼できるというメリットがあります。

- インストール前にすること

システム名: システム名はいったん作るとMicrosoft のADのように、変更が出来ません。会社名などを使うと社名変更などがあると、元の会社名のままということになります。 eDirectory のツリー名のように変更処理ができないので要注意です。単に GW-system などの一般的な名前を選ぶのがよいでしょう。

- インストール用ディレクトリの作成

デフォルトのままでもかまいませんが、/ (root) の下に /grpwise などのディレクトリを掘っておきます。 /, /boot などと同居させないで、iSCSI や DAS などの外部ディスクをマウントしておくのがよいでしょう。
その上で /grpwise/MYPO, /grpwise/MYDOM, /grpwise/MYSDD などのポストオフィス、ドメイン、ソフトウェア配布(Software Distribution Directory: SDD) を作っておきます。

- GroupWise 用コンテキストの設定

O=(Organization) 直下に作成するのは好ましくありません。OU=GroupWise.OU=Tokyo.O=MyCompany などをあらかじめ作成しておきます。

- openmotif22-libs-2.2.4-84 の用意

これはインストーラに必要なので、あらかじめ用意します。ここから拾ってきました。
http://rpm.pbone.net/index.php3/stat/4/idpl/5252127/com/openmotif22-libs-2.2.4-84.i586.rpm.html
このパッケージは YaST インストーラからインストールできないので、 rpm -ivh でインストールしました。

- ConsoleOne をインストール

解凍したディレクトリ内の ConsoleOne/C1-install をターミナルで実行し、インストールします。

-インストーラ
解凍した install 用シェルを起動します。
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Install プロダクトを選びます
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Administration Tool をインストールします。Console One がインストールされます。
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Linux から ConsoleOne にログインします。ちなみにこのサーバでは eDirectory は動作していません。DNS にツリー名を登録してあります。
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インストーラで openmotif のライブラリが必要となります
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ConsoleOne に GroupWise8 のプラグインがインストールされたので NewSystem のメニューが使えます。

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NewSystem を作ると、eDirectory のスキーマ拡張を行います
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GroupWise のシステム名です。社名をつけても経営者が変わると勝手に社名なんてかわりますから、できるだけ普通の『愛称』をつけることがお勧めです。
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プライマリドメイン名です。
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ドメインDBディレクトリです。あらかじめ作成しておきます。
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ソフトウェア配布ディレクトリ(SDD)を指定します。
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インストール予定のエージェントです。Select All を選んで、SDD内に全てのエージェントを準備します。
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インストーラがSDDにファイルコピーを開始します。
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新しい GroupWise システムの作成(アップデートの場合は Updateを)
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GroupWise をインストールするディレクトリコンテキストを選びます。
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ドメイン、POの言語は「日本語」も選べますが、ログの分析などでトラブルを避けるためにも英語を選択します。
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この後、時間帯(東京、札幌)の設定を行います。

ドメイン、POの言語、時間帯の設定が終わったら、MTAとの転送方法(TCP/IP) を選びます。
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POAとMTA が動作するアドレスとポートをセットします。管理の都合で1台のサーバで複数のPOAを動作させる場合は、異なったポート番号を指定できます。例えば、学校や自治体、団体など、運営組織は同じでも利用者やトラフィックが少ない組織の集合体の場合、1台のサーバで複数のポストオフィスを管理することも出来ます。
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ポストオフィスに eDirectory のユーザを登録します。
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ただ、この画面にはバグがあり、下のユーザコンテナを開くことが出来ません。パッチで直っているかどうかは試してみます。なお、ConsoleOne のプラグインからユーザを選ぶことも出来ますが、Linux 版 C1 では不可。

Windows 版は Novell Client 4.91 (XP版)が必要です。Windows7 ではインストールも拒否されてしまいますが、この障害も 8.02 で修正されているようです。

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ConsoleOne support for Windows 7

※ Windows Vista/7 用クライアントから ConsoleOne を使う場合 GroupWise 8.02 用パッチから ConsoleOne をインストールします。インストール後、admin/C1ADMIN 以下を C:----ConsoleOne/1.2 にコピーすると、Windows より操作できます。
ただし、Samba で DomainDB にアクセスできるようにアクセス権限を設定しておく必要があります。


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サマリを確認してインストールが開始されます。
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この間、エラーが出ましたが無視しても問題ありませんでした。
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GroupWise のスタートアップを作成します。
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GroupWise をスタートアップして起動します。

austru:/etc/init.d # ls grpwise
grpwise

ustru:/etc/init.d # ls rc3.d/S07g*
rc3.d/S07grpwise <----- スタートアップのリンクがあります。
austru:/etc/init.d # ./grpwise start <--- スタートシェルを起動します。
Starting [@mypo.poa] done
Starting [@mydom.mta] done
austru:/etc/init.d # ps ax | grep gr*
21468 pts/1 Sl 0:00 gwdca /ip=127.0.0.2 /port=51200 /temp=/grpwise/mypo/oftemp /maxidletime=0
21482 pts/1 Sl 0:00 gwdca /gwdcawrkn=1 /ip=127.0.0.2 /port=51201 /l=en /maxtime=120 /maxsize=8096 /temp=/grpwise/mypo/oftemp
/template=/grpwise/mypo/oftemp/gwdca/template /maxidletime=0
21485 pts/1 R+ 0:00 grep grpwise
austru:/etc/init.d #


GroupWiseのユーザ追加画面 ConsoleOne です。バグのせいでしょうか、この下のディレクトリが表示できません。
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仕方ないのでとりあえず、Admin だけ追加して、パスワードをセットしてみました。
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Windows 32 用のクライアントをセットアップして、GroupWise に TCP/IP:1677 ポートで接続します。
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どうやら動いたようです。


GroupWise は非クラウドソフトウェアですが、グループウェアとしての完成度が高く、ロスアンゼルス市のような巨大な組織では標準ブラウザ用グループウェアとして利用されています。

もっとも L.A. 市では GroupWise から Google Docs への移行を進めているようですが、発表から2年たってもまだ GroupWise を使い続けているにはそれなりの Google Apps のカスタマイズが必要なわけですね。相当移行に難産しているようです。


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ということで今回は素の GroupWise 8.0 を動かしてみました。次回は 8.02パッチと InternetAgent, WebAccess をテストしてみます。特に一番問題になりそうな日本語の取り扱いや、iOS 用 GWlite などが動くか試してみます。

GroupWise WebAccess のインストールはこちら

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by islandcenter | 2011-10-15 06:29 | GroupWise | Trackback | Comments(0)