Novell GroupWise 8 WebAccess を試してみる

前回 GroupWise 8 をインストールしてみました。

GroupWise は 8.0 のままでは、かなりバグが多く、インストールにトラブルが出たり、苦労しました。とりあえずインストールまで出来たら、すぐに 8.02 パッチを適用することをお勧めします。

基本的機能は以前の GroupWise 6.x, 7,x と変わりない、というかどこをいじっても十分な機能なので、あえて追加する機能もないのでしょう。管理には ConsoleOne を使うところも 6.x 以来変わっていませんが、GroupWise のサーバと eDirectory との間は LDAP による認証を使うことになります。

さて、それでは、GroupWise WebAccess を試してみましょう。

-事前準備

Apache と IBM の Java RE が必要となります。YaST > Software Management から事前に導入しておきます。

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- サーバ環境

サーバは AMD Phenom II 905e SLES11 に 1.2G の仮想メモリと 20G バイトのパーティション 2仮想 cpu を用意しました。 最初 12G で用意したのですが、ISO をリポジトリに登録したり、インストーラやパッチを展開するには12Gでは不足します。作業性を考えると16Gは必要です。
あとは、GroupWise 本体、特にポストオフィスディレクトリは巨大なスペースを必要とするので、外付けDASシステムか、iSCSI のディスクシステムを使うことになります。

インストールを開始する前に

# /etc/init.d/grpwise stop

をしておきます。

-インストール開始

インストーラから GroupWise WebAccess を選びます。
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Web Access のインストーラの上から順番に実行します。
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作業そのものは、ウィザードに従って行えば特に悩むシーンはありません。
 - Web Acess Server と MTAの通信ポート(手動でセット、ポートはデフォルトです)
- ドメインディレクトリ(ブラウズして /grpwise/MYDOM)を指定
- eDirectory 上の GroupWise ドメインの LDAP 名(ブラウズして Tree > MyOrg > MySystem > My GWcontainer)をブラウズしてセット


Configuration 画面は GWIA のものですが、GroupWise Web Access と LDAP サーバとの通信方法を設定する部分です。ここで引っかかることが多いでしょう。

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こちらに情報があります。
Unable to configure WebAccess/GWIA on Linux

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ConsoleOne から
- LapServer > TLS の要求を Off (uncheck)
- LdapGroup > TLS for simple binds with password を Off (Uncheck)

ここでは cn=admin,o=novell となっています。この値を必要に応じて書き換えます。中小規模のシステムであれば cn=admin でよいでしょうが、ある程度巨大なシステムであれば、地域のシステム管理者名をセットしておくか、専用のアカウントを準備しておくのがよいでしょう。

区切りは(,)カンマです。

Web Application のインストールフェーズで、tomcat, java が要求されます。ここを突破したら

# /etc/init.d/tomcat6 restart

しておきます。

ここで、GroupWise WebAccess がインストールできたら

# /etc/init.d/grpwise/start

を実行して、各サービスが起動できることを確認します。

- それでは Web Access を使ってみよう

WebAccess は http://MyWebAccessServer/gw/webacc です。L.A:市の WebAcess もそうなっていました。

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※余談ですが、GroupWise から Google Apps に移行して失敗している、LA市内で Google 社が何か不祥事を起こしたら L.A 市警や裁判所はGoogle 社のサーバにある証拠を隠滅される可能性もあるわけですね。クラウドサービスの怖いところです。

ということで、ブラウザのログイン画面からログインできます。ブラウザの優先言語が EN_US でも言語の選択メニューがでるので、日本語に表記を切り替えることが出来ます。
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ハードなテストは行っていないのでなんともいえないのですが、機種依存文字、バックスラッシュ入り漢字コード、半角かな文字などでは文字化けは出ていません。


ちなみにこれは iPod Touch からアクセスした場合ですが、iOS5 から絵文字が使えるようになりましたので、使ってみました。これは見事に解読不可能でした。 iOS 同士なら問題なさそうです。
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バージョン情報でエンジンが 8.02 であることを確認できます。
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App Store の 無料のGW Lite です。iOS 用には GroupWise Mail, GroupWise ToDo などが発売されています。 GroupWise 6.5 以降に対応しているようです。詳しくは iTunes の AppStore で調べてください。
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Android 版はこちらです。

GW Lite は Web Access 経由でアクセスするためのテスト用です。利用するには GWmail や GW ToDo を購入するか、Safari で WebAccess することになります。

アポイントはちょっと見づらい感じがしますが、快適に動作します。
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GroupWise Web Access は今はやりの Web グループウェアです。画面を見る限り、あまり、GroupWise の従来の Fat クライアントとそん色のない快適な動作をします。

GroupWise WebAccess で検索すると、多くのユーザ、学校、政府、公共機関が利用していることが”実感”できます。週に2、3サイトは新しく開放されています。

GroupWise のよさは

-社内のデスクトップPCユーザ用のシンクライアント GWWeb
-スマートフォン用のセキュアなグループウェア
-自宅作業や移動中で回線が使えなくても ファットクライアントとしての GroupWise (ダイアルアップリモート、オンライン、キャッシュモード)
- ノートPCユーザ向けの GroupWise クライアントソフトウェア、そして GWweb

といったさまざまな用途に利用できます。まだ試してはいないのですが Intel Mac, PPC Mac, Linux 用の Fat クライアントが用意されているため、利用するプラットフォームを選びません。

また RIM 社の BlackBerry (オバマ大統領が大好きらしい)にも対応しています。(残念ながら、NTTPCでは対応していませんが)

日本市場では妙に使いづらい「国産ガラパゴスウェブグループウェア」が主流ですが、使い勝手だけでも GroupWise WebAccess の方が使いやすい感じがします。

もともと使い勝手に優れた GroupWise なので、不要な改良も必要ないとも言えます。

次は GWia を予定(中)


-KeyWord-

Novell GroupWise 8, グループウェア選び 使い勝手のよいグループウェア
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by islandcenter | 2011-10-18 14:47 | Windows 8 | Trackback | Comments(0)