2012年 03月 05日
Windows 8s を SUSE+XEN に入れてみた(Server編)
Windows 8 を SUSE+XEN に入れてみた
Windows 8 を SUSE+XEN に入れてみた(x64編)
インストールの手順はほとんど同じ。若干違う I/F がありますが、それほど戸惑うことはなくここまで来ました。
やっぱりスタートボタンが消えて、サーバーマネージャが制御の中心になります。これを使いこなすことが Windows のサーバ屋さんのお仕事となります。
「ただ入れただけ」なのでメモリは600M程度使っています。ちなみにタスクマネージャにはCPUごとのスレッドの「緑のグラフ」がなくなりました。最近は8コア16スレッドなど出ていますから、こういうシンプルな I/F はそれはそれでいい、というかタスクマネージャの限界がきているのでしょう。
「ただインストールしただけ」の状態で9Gバイトのディスクを消費します。
タスクマネージャより、リソースマネージャの方が使う機会が多いかも知れません。ここではちゃんとコア数分のグラフが出てきます。
「スタートボタン」が消えたかわりに、パワーシェルとエクスプローラ、サーバーマネージャのアイコンがタスクバーに並びます。
ただ、このアイコンはピンを解除できるので、間違って消してしまうと大変困ったことになります。cmd.exe もないので、explorer を起動するにはデスクトップに「新しいフォルダ」でも作って開くと、エクスプローラが起動できるので、これを使ってピン止めしておくしかないようです。
Windows 2008 R2 用の Virtual Machine Driver がインストールできました。これでパラバーチャルデバイスも利用できるし、 XEN の dom-0 から xm shutdown もできるようになります。
それにしても、なぜ Windows8の x64 版だけこれだけ動かないのでしょうか。
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細かな I/F は難癖つけたくなる部分がありますが、動作の安定性などは感じられます。 Windows サーバーは、プライベートクラウドで真っ先に仮想化されるターゲットです。Hyper-vではあまりパフォーマンスが出ないだろうから、仮想化プラットフォームというより、Linux 上でハードウェアを抽象化することで、非常に安定して動作することが期待できます。
こうして、新たにリリースされたWindows 8 のベータ版を見ると
- Vista以降、安定している 32bit 版
- まだまったく未完成な 64bit 版
- UIよりも、マニアックさと安定さは評価できるサーバ版
という感触です。
-Keyword-
Novell SUSE Attachmate XEN Windows8 仮想化 VMDP 仮想化ドライバ
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