2012年 04月 04日
SLES11sp2 にKVM が同梱
やっと、なのかいまさらなのか判断しようがないのですが、選択肢が増えたことは評価したいところです。
XEN 一筋6年の私にとってはあまり興味がないところですが、東アジア、特に日本(だけ)は RedHat 系のディストリビューションユーザが多いので、KVMユーザにとっては選べる商用ディストリビューションが増えたともいえるでしょう。
穿った見方をすればKVMユーザもSUSEに引き込んじゃえ、ってことはないでしょうけど。
もっとも Citrix や Oracle VM などは当面手を出さないだろうし、大手のクラウドサービスも XEN ベースで動いていることを考えると、
「どっちを選ぶか」
は好みの問題、慣れの問題、互換性の問題、性能の問題、色々な要素を検討しなければなりません。 SUSE+XEN on xen ではほとんどベアメタルに近い性能が出るし、Windows との相性も専用のパラバーチャルドライバ(VMDP)のおかげで「遅い」とクレームをいただいたこともありません。
一般にはKVMのほうが早いと言われていますが、アキテクチャがXENに近いと言われている Hyper-V もあることを考えると、一概にどっちが早いとは言い切れないなと考えています。
本当に運用のことを考えるとハイパーバイザーなんて何でもいいのです。
openSUSE のサイトに KVM の詳しい説明がありますのでご紹介します。
openSUSE 12.1KVM を利用した仮想化
KVM技術プレビュー
islandcenter.jp