起動できなくなった SUSE Linux をフォーマットせず再インストール

よくある話で、サーバのM/Bを交換したら、ディスクを追加したら、ハードウェアの構成が変わったら、システムの設定をいじったら、などさまざまな理由で SUSE Linux を「新規インストール」してしまいたいが「ディスクはフォーマットしたくない」という場合のテクニックです。

-DVDから通常のようにインストールを開始-

BIOS の設定を DVD ブートにして Instratall を選び、普通にインストールを開始します。

普通に New Installation を選びます
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問題はこのインストールサマリです。expart タブを開きます。
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通常では、空きパーティションか、空きがなければ既にあるパーティションをフォーマットするしか選択できないのですが
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Expart タブを開き Partition リンクを開きます。

Custom Partition Setup を選び
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おそらく、このような画面が出てくるでしょう。ここでは「うまく行った後」なので sdb1 に ( / ) ルートのマウントポイントがついますが、新規インストールでは、 / のマウントポイントが出ていません。この画面でどのディスク、パーティションにインストールするかを慎重に選びましょう。事前にハードディスクのタイプやフォーマットタイプなどを十分チェックしておきます。

インストールしたいパーティションを選び Edit ボタンを押します。
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このダイアログで format partition のチェックをはずし、今のパーティション(ここでは ext3) マウントポイントが指定されていない場合、マウントポイントとして / (ルート)を指定します。
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これで今のパーティションをフォーマットせずフレッシュインストールできます。
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ただし、既存のユーザがいるため、最初のユーザを作るシーケンスでダミーのユーザを追加します。このユーザは後で削除します。
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あとは通常にインストールすれば、パッケージを全て新規に追加してくれます。設定ファイルなどはほとんど書き換わりませんし、ユーザデータなどは上書きされませんでした。

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例えば openSUSE を SLES にしたい、他のディストリビューションから乗り換えたい、CPUやマルチブートに失敗してブートローダーが壊れた、アップデートに失敗した、などの場合に覚えておいてよいテクニックです。

※ただし openSUSE は ext4 をサポートしていますが SLES11 は ext3 です。この場合は(おそらく)できないかも知れません。sles10 では raiserFS がデフォルトだったので一応警告が出ます。

ただ、他のディストリビューションから乗り換えの場合、 /var /opt などのディレクトリが異なるので、その後は残骸から再構築する必要があります。


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SUSE SLES openSUSE 起動できない 再インストール フォーマットしない 上書きインストール

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by islandcenter | 2012-07-02 18:53 | SUSE | Trackback | Comments(0)