SUSE+XEN Windows のディスクドライブを増設

仮想環境のシンクライアントでWindows のVMにディスクを増設する手順です。

※ ここでは仮想VM の「新規作成」を使った方法で説明しています。実際には virt-manager > vm list > Deteail から追加することもできますが、まれに /etc/xen/vm ファイルを書き換えないことがあるため、新規作成メニューから実施しています。

ディスクの追加は

a) 一つの仮想ディスクイメージを複数のパーティションに分ける
b) ドライブレター毎に仮想ディスクイメージを作成する

の二つの方法がありますが、運用上 b) のドライブレターごとに仮想イメージを作る方法をお勧めします。

理由はさまざまですが、
- 仮想ディスクイメージの拡張ができる。
- ドライブレターごとにバックアップや他の仮想マシンへの付け替えができる

などの理由です。例えば読み出しが多いD:の内容な高速なSSDやSASドライブに作り、ログのような書き込み量が大きなドライブはNASに配置する、などの応用が利きます。

手順です。

ここでは myvpc001 という仮想インスタンスを増設するものとして説明します。

0) まず仮想マシンをシャットダウンしてください。

> コマンドプロンプトから shutdown /s /t 0

あるいは
ホストから # xm shutdown myvpc001
を実行して、仮想マシンをシャットダウンします。

xm list でシャットダウンしていることを確認します。


1) 現仮想マシンのイメージのコピー(バックアップ)

一応、変更を加える前にバックアップコピーをとります。

テキストコンソールから

# cd /etc/xen/vm
# cp myvpc001 myvpc001.YYMMDD (起動ファイルのバックアップ)

# grep vif myvpc001

vif の mac アドレスがあるのでメモしておきます。

あるいは cat myvpc001 で全体を表示して確認します。

# cd /var/lib/xen/images/myvpc001
# cp myvpc001.dosk0.raw myvpc001.disk0.raw.yymmdd -i &

この作業は丸ごとコピーなので時間がかかります。 '-i &' を付けてバックグラ
ウンドタスクにすると良いでしょう。

# ls -l コピー中のファイルサイズを確認

コピーが終わると [done] と表示されます。

ls -l でサイズを確認してください。



2) 仮想マシンの削除

xming を起動し yast2 & を起動します。 > Virtual Machine Manager > not connected 行 > 右ボタン > Connect

変更したい仮想マシンの行を選んで右ボタン> Delete > Yes

(イメージは削除されません、削除するオプションチェックボックスは「※必ず空欄※」でチェックされていないことを確認してください)

3) 仮想マシンの仮想HDDの増設

Virt-Manager より 'New' 仮想マシンの作成 > Forword

二行目

"I have a disk image with an installed operating system" を選択]
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> forword

Operating System > Windows Vista/7 を選択

サマリ(Summary)の画面から

- Name of Virtual Machine を windowsvista -> myvpc001 に設定
- Hardware > 仮想CPUとメモリの値を設定

(バックアップした vm ファイルで確認してください)

- Disk - none から

 > H_ard Disk ボタン > Browse > /var/lib/xen/images/myvpc001.disk0.raw
を選択
a0056607_12362857.jpg

> 追加ディスクは H_ard Disk ボタン

 一番上の Name フィールドに任意で仮想HDDイメージ名をセット

ex) myvpc001.drive-d.raw などの判りやすい名前をお勧めします。

※ ディスク増設の場合はわかりやすい命名規則を作ったほうが良いでしょう。 vpc001.driveD.raw とか vpc0xx.DataBase.raw とかです。

a0056607_120813.jpg


> Open ボタン

 サイズを確認します。デフォルトは4Gバイトなので、必要に応じて 12G な
どに変更します。
a0056607_1245510.jpg


> OK  > Apply ボタン

※ヒント 仮想ディスクイメージを2台以上増設する場合、サイズをわずかばかり変えておくと、サイズでどのイメージファイルが使われているかが判りやすいのでお勧めします。

これを増やしたいディスク数の回数分繰り返します。

3) Mac アドレスを設定

1) でメモした Mac アドレスを Network Adapter のところで設定します。

重要: Mac アドレスと NIC の種類を前回起動したマシンと同じものに設定してください。変更すると Windows が NIC を交換したものと判断し、新しいデバイスドライバをインストールしてしまいます。

既に Windows 用仮想マシンドライバー(Novell VMDP) が導入されている場合は"準仮想化(Paravirtual)" ドライバを選択し、同じ MAC アドレスを与えます。
a0056607_12412230.jpg


その場合は ネットワークのプロパティからネットワークのチューニングをやり直す必要があります。
Windows7 デフォルトでは使ってはいけない機能


4) 以上を確認して OK ボタンで仮想マシンを起動します。

仮想マシンに接続してログインします。エクスプローラの「コンピューター」
右ボタン>「管理」>「記憶域」>ディスクの管理
a0056607_12143696.jpg

でウィザードが起動します。


未割り当ての"Disk1" を右ボタンから"シンプルボリューム"ウィザードに従ってドライブレターをD:や E:などに割り当て、「フォーマット」します。
a0056607_12173265.jpg


5) 仮想ディスクが増設されていることを確認

cat か grep コマンドを使って /etc/xen/vm/myvpc001 の disk 行にディスクイメージファイルが追加されていることを確認します。次の例では myvpc001 という仮想マシンに drive-d というイメージが
/ssd/myvpc001 に作成された状態です。

sles11: /etc/xen/vm # grep disk myvpc001
disk=[ 'file:/ssd/myvpc001/myvpc001.disk0.raw,hda,w',
'file:/ssd/myvpc001/myvpc001.drive-d.disk1.raw,hdb,w', ]
sles11:/etc/xen/vm #

6) /etc/xen/auto を確認
/etc/xen/auto を ls -l で確認し
シンボリックリンクが -> ../vm/myvpc001 にリンクされていることを確認します。
ない場合は

sles11:/etc/xen/auto # ln -s svpc001 ../vm/myvpc001

で追加します。


sles11:/etc/xen/auto # ls -l
total 0
lrwxrwxrwx 1 root root 10 Jun 23 2012 s01nds2 -> ../vm/dns2
lrwxrwxrwx 1 root root 13 May 10 16:52 s04oes11x3 -> ../vm/oes11x3
lrwxrwxrwx 1 root root 13 Jul 6 2012 s05oes11x1 -> ../vm/oes11x1
lrwxrwxrwx 1 root root 12 Aug 5 2012 s07myvpc001 -> ../vm/myvpc001
lrwxrwxrwx 1 root root 11 Jul 18 22:19 s08vpc002 -> ../vm/vpc002
sles11:/etc/xen/auto #


なお、単純にC:ドライブの容量を増やしたい、などの場合は次の例を参考にしてください。
XEN 仮想マシンのディスクを増やす方法 Windows 7 編


islandcenter.jp

-Key Word-

SUSE Linux XEN VMDP How to add Diskdrive Virtual Machine VM
仮想マシンのハードディスクの増設
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by islandcenter | 2013-08-22 12:57 | XEN | Trackback | Comments(0)