2013年 11月 02日
Windows 2012 R2 Datacenter Editionは 119 万円
日本マイクロソフト、Windows Server 2012 R2とSystem Center 2012 R2を発売
Windows Server 2012 R2の参考価格は、プロセッサライセンスの場合、Datacenterが119万円
119万円ですよ。消防署じゃあるまいし、値段を覚えやすい。
他の商用ハイパーバイザーが数万円からいいところ RedHat の28万円がいいところ「インスタンス無制限」だろうし、非商用 Linux であれば0円なのですね。
せいぜい、1U2ウェイのサーバーであればいいところ5,60万も出せば結構なものが買える。その上で119万のハイパーバイザーを動かすというのはどういうものなのでしょう。
4ウェイとか8ウェイとかの巨大なシステムを動かせばいいんじゃないのというご意見もありそうですが、当然高価だし、それなりの減価償却期間がかかります。クラウドは規模に応じて簡単にリサイズできるのが良い点なわけですから、処理量がおおおきくなれば、サーバーハードウェアを増やし、古いサーバーをリプレースして、能力をあげて行けば好いわけなんですね。
そこに4ウェイとかの4Uのでっかいサーバーはふつう使いません。というかまずワタシなら提案しないでしょうね。
Hyper-V で提案してくるSI事業者や、Hyper-V を使ったパブリッククラウドの可能性、というかコストパフォーマンスの見どころです。
当然、 Windows で動く以上、ファイルシステムは非効率でいつもバックグラウンドでデフラグしている NTFS なわけで、フラグメンテーションを避けるためにも、共有の巨大なSAN構成を提案してくるわけです。光ファイバーに、光専用のHBAとHUB,何しろSANディスクでNTFSってのは I/O データの NAS 程度しかありませんから、中身は ext3 とかなわけです。
化粧のまずさをさらに化粧でごまかそうとする Windows の Datacenter Edition にはこれからも注目です。