2014年 06月 05日
GroupWise2014 Impression and bugs
GroupWise 2014 出荷されました。
GroupWise 2014 First impressions and Bug Report
GroupWise 2014 Install on SUSE Linux
GroupWise 2014 Import Users from LDAP
あっけないインストーラ
これから私は GroupWise2014 を酷評するつもりです。それは、あまりにも簡単なインストーラのおかげです。
GroupWise2014 は初期セットアップが終わった後、一つの Configuration Screen で全てのセットアップが終わってしまうのです。残された私の仕事はただ酷評を書くだけです。それほど、GroupWise2014 は使いやすい管理ツールを備えています。
すぐに見つかるバグ、文字化け
I could find Bugs, Miss Transration. Why they couldn't found?
HOMEが「自宅」であったり、メールのプロパティが文字化けするなど、5分で見つかるバグが残っている点が残念です。ソフトウェア本体がまともに日本語化されているだけに、こんな初歩的な誤訳や文字化けを指摘できない今の Novell の日本人スタッフの無力さを感じました。
※追記
Novell Inc. のフォーラムに投稿したら、サポートチケットを使ってバグを報告すれば修正版を用意するよ、と言った内容のリプライがありました。ということで、このバグは次のパッチや個別対応のパッチで修正されるものと期待しています。
良い点と引き換えに失ったもの What was lost functions, and benefit.
GroupWise の Schema と ConsoleOne, Software Distribution (SDD) は不要となりました。
GroupWise は 5.x 以来続いてきた eDirectory との連携を捨てました。
これも Attachmate Groupの中で eDirectory が NetIQ Blandとなったことで、Novell 部門としては自由に作り替えた結果でしょう。
その代り、独自のユーザデータベースと AD または eDirectory との連携ができるようになりました。
悪い事とは思いませんが、失ってしまった良い点もあります。
eDirectory に Schema がないということは、cn=myuser.ou=user,o=company と myuser.MyPo.MyDom との関連性は全く失われてしまったということになります。
したがって、eDirectory から変更した項目は即座に GroupWise に反映されないという問題が出るようになりました。双方のデータベースが相互に影響しあうことがなくなってしまい、手動での同期が必要となりました。
There are not any passive communicatioin between eDirectory and GroupWise. Whole of operation shud done by manually.
以前のバージョンでは eDirectory でユーザのプロパティを変更すると即時情報が更新されました。
GroupWise 2014 では eDirectory との連携はあまり重要視されていません。
eDirerctory からユーザを削除した場合、GWadmin Console からも関連するユーザを削除する必要があります。
パスワードの同期などは期待できるかなぁと思っていますが、まだ未チェックです。フォーラム情報によると NetIQ の IDM が必要なようです。もう少しゆっくりマニュアルを読み直してみます。
CSVからのインポート
ユーザ情報のCSVエクスポートはできるのですが、CSV のインポート機能はないようです。その代り、AD や eDirectory からのインポートは容易です。10人20人ならまだしも、100人程度、ユーザがいると、これは結構面倒です。もっともその規模であれば充分なディレクトリサービスが稼働しているはずだという前提なのでしょうか。
GWadmin Console からのインポートはできませんが、Cool Solution にインポートツールが公開されています。
How to IMPORT user database from CSV file ?
Import users from Active Directory to GroupWise 2014
従来の GroupWise ユーザ、管理者にとってはこの機能の削除は不評でしょう。
しかし、新規にGroupWise を導入する小規模ネットワーク管理者にとっては非常に使いやすくなりました。
必須の機能を切り捨てたことで失うもの、得るものも大きいということです。
Where is "Change to" gone.,.. (項目の変更)はどこ行った?
「項目の変更(Change to)」はどのバージョンからなくなったのでしょう。なくなったというのは正しくなく、メニューの一部にひっそりと残っているだけです。外部からのメールで「アポイント」の申し込みがあると Change to ボタンで一発でアポイント予約のスクリーンに移動できたのですが、いつの間にかひっそりと隠れたメニューになってしまいました。そんなに使えない機能とは思えないし、昔はずいぶんお世話になった機能なので、隠しメニューのようになったのは残念です。
FAT クライアントにはこの機能はかろうじて残っているのですが、WebAccess では見事に消えてしまいました。WebAccess でこそGroupWise の機能が生かされると思うので Change to ボタンの機能は復活して欲しいものです。
GroupWise Mobile Access と言っても、所詮は WebAccess ですから、チェックしたメールからアポイントやタスクを作り出すことができないのは残念です。
Where is gone "Change to" button ?
IME がすぐクラッシュする Japanese IME easy to crash
これは私の環境に限った事かもしれません。 Windows 8.1 upgrade 上の GroupWise 2014 の 日本語 IME が簡単にクラッシュします。Subject を日本語で書き、本文を書き始めると「あれ?」ということになります。タスクトレーの IME の項目に×が付いています。Windows + Space キーを何度か押すと直りますが、あまり気持ちのいいものではありません。
Japanese IME goes to crash easily, on Windows 8.1upg.
GroupWise Native iOS or Android Client モバイル端末の公式アプリが欲しい
私は東京の地下鉄で移動する機会が多くあります。地下鉄ではオンラインでネットワークに接続できません。GroupWise には iOS や Android の Native Client がないため、予めインポートしておいたスケジュールやメールをチェックする機能がありません。
少なくとも GWIA 経由でメールは取り込むことができるでしょう。しかしスケジュールはこれらのデバイスのカレンダーに取り込むことができません。私はこの機能が欠如していることを不自由だと考えています。
GroupWise mail や GroupWise ToDo などの「有志作成」のアプリはありますが、少なくとも、今日の前後1か月程度のスケジュールやメールをキャッシュしておける機能がある、「オフラインでも使える」Mobile Remote 機能があるアプリが欲しい所です。
お問い合わせは
islandcenter.jp