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ハマり所の事前チェック:SLES11 から SLES12 にアップデートしてみた

本来なら、ニューマシンに SLES12 を導入してみたかったのですが、色々な事情(察してください)がありまして、既存の SUSE Enterprise Server 11 sp3 (SLES11sp3) をアップデートしてみました。

1) ウェルカムスクリーンまで時間がかかる。

Boot から周辺デバイスの認識まで時間がかかります。5分くらいかかったでしょうか。ロゴスクリーンが表示されなくて、ビックリしましたが、Boot のログが流れた後 F2 キーを押すと、黒いロゴスクリーンの代わりにちゃんと何かのF2の制御コードのテキストが表示されました。

そこからは、通常のアップデートの手順です。インタビューに答えながら、ほぼ現状の設定を引き継いでアップデートしてくれました。

アップデートするパッケージを置き換える作業なので、アップデートは時間がかかります。手持ちのPCでは約40分程かかりました。勿論CDからの読出しに時間がかかることは言うまでもありません。

2) 全体的に軽くなった。

特に起動と、シャットダウンは特に早くなりました。XEN 4.4 では従来のシャットダウンに伴う仮想PCの終了処理も高速なようです。

3) 特に指定しなければ gnome

私のように gnome ばかり使っている人にはこれでいいと思います。SUSE9/10/11 と gnome がデフォルトでしたので、これでいい。ただ、インターフェースがずいぶん変わってしまったのは残念です。

4) カーネルは 3.12.28 XEN は 4.41

sles12:~ # uname -a
Linux sles12 3.12.28-4-xen #1 SMP Thu Sep 25 17:02:34 UTC 2014 (9879bd4) x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux
sles12:~ # cat /etc/SuSE-release
SUSE Linux Enterprise Server 12 (x86_64)
VERSION = 12
PATCHLEVEL = 0
# This file is deprecated and will be removed in a future service pack or release.
# Please check /etc/os-release for details about this release.
sles12:~ # rpm -qa xen
xen-4.4.1_06-2.2.x86_64
sles12:~ #


5) XEN 回りの変更

SLES12 の XEN 環境はそこそこに問題を抱えつつ無事移行しました。

5-1) xm -> xl コマンドに変更

/usr/sbin/xm コマンドは xl にリネーム変更されました。これも openSUSE13.1 と同じです。ちょっと戸惑うし、cron などで、定時再起動を行う環境では問題になるでしょう、

5-2) virt-manager に仮想マシンのリストが表示されなくなった。

ハマり所の事前チェック:SLES11 から SLES12 にアップデートしてみた_a0056607_165357.jpg


これはちょっとのけ反りました。「リストにない」virt-manager に仮想マシンをリストアップするには、一旦仮想マシンをイメージを元に作り直す必要があります。/etc/xen/vm の仮想マシンの起動パラメータを見ながら、virt-manager から作り出します。

ちなみに、直接 xl create で仮想マシンを起動しても virt-manager にはリストアップされません。これも注意が必要です。 xl list を使うと動いているのが判ります。

5-3)

-f オプションを付けないと xl create できなくなった。

sles12:~ # xl create wsus
Failed to read config file: wsus: No such file or directory
sles12:~ # cd /etc/xen/vm
sles12:/etc/xen/vm # xl create wsus
Parsing config from wsus
WARNING: you seem to be using "kernel" directive to override HVM guest firmware. Ignore that. Use "firmware_override" instead if you really want a non-default firmware
WARNING: ignoring device_model directive.
WARNING: Use "device_model_override" instead if you really want a non-default device_model
sles12:/etc/xen/vm #
sles12:/etc/xen/vm # xl destroy wsus
sles12:/etc/xen/vm # cd
sles12:~ #
sles12:~ # xl create -f /etc/xen/vm/wsus
Parsing config from /etc/xen/vm/wsus
WARNING: you seem to be using "kernel" directive to override HVM guest firmware. Ignore that. Use "firmware_override" instead if you really want a non-default firmware
WARNING: ignoring device_model directive.
WARNING: Use "device_model_override" instead if you really want a non-default device_model
sles12:~ #

これまで xm create myvm を実行すると、デフォルトで /etc/xen/vm 以下のパラメータファイルを読みに行ったのですが、明示的に -f オプションを付けて指定するか、直接 /etc/xen/vm 以下で実行する必要があります。

また、上にあるようなちょっと変な警告が出ていますので、これは修正が必要かもしれません。動作に影響はありませんでした。

6) xming で yast2 が起動できない。

xming で接続はできますが、yast2 & を実行すると、強制終了しました。nautilus & は動きます。 SLES12 では今のところ movaXterm が推奨です。

アップデートインストールをしてみたセカンドインプレッションはこんな所です。


-参考文献-
SUSE Linux Enterprise Server 12 導入ガイド SUSE 公式

いずれにせよ XEN 回りはかなり変わってしまったので、もう一度レポートします。

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そのほかの情報は
islandcenter.jp
by islandcenter | 2014-11-07 16:03 | SUSE | Comments(0)