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openSUSE 13.2 インプレッション SLES12 との違い

SUSE Linux Enterprise Server 12 (SLES12) が出て大騒ぎしている間に、openSUSE 13.2 がリリースされました。

早速、インストールしてみたのでファーストインプレッションです。

なお、比較として SLES12 のファーストインプレッションはこちらです。
SUSE (SLES 12) ファーストインプレッション

ほとんど SLES12 と同じプロセス

openSUSE は SLES の先行プロジェクトである、という思いに反して、SLES12 と openSUSE12.3 は非常に似通ったものでした。また、openSUSE12.3 より先に同じ技術が利用されている SLES12 が出たこともちょっとした驚きです。

インストール

インストール言語は English、キー配列 Japanese でインストールします。途中追加言語を入れるのを忘れたのですが、これは後で YaST の Language 設定でインストールできます。

なぜ、インストール言語を Japanese にしないのかというと、例えば YaST メニューにある "Services Manager" というキーワードが御丁寧にも「サービスマネージャー」などと日本語に翻訳されているとします。世界中にある豊富な SUSE Linux の情報を調べる事ができません。

いちいち「日本語>英語」変換しなければならないです。エラーメッセージが余計に日本語化されていると、まずその日本語で検索して結果が出てくるはずはないでしょう。だから私は日本語でのインストールはしません。

もっとも openSUSE はサーバー用途以外にデスクトップ、ラップトップ用途でも利用できる優れた機能があります。そこで、サーバー用途以外に、実際に生産性のあるアプリケーションを使う場合は日本語で利用する事になるでしょう。

デフォルトで BtrFS

openSUSE では 13.1 までデフォルトで EXT4 でした。しかしコンマ1のアップデートで B Tree FS (BtrFS) がデフォルトです。ここも SLES12 と同じ。他に選択できるのは EXT4 と XFS です。
openSUSE 13.2 インプレッション SLES12 との違い_a0056607_13585332.jpg


ここは SLES12 と違うオペレータの設定

初期ユーザの設定は従来の openSUSE と変わりません。デフォルトで root パスワードと一致するよう "Use this password for administrator" と "Automatic Login" のチェックが付いています。
openSUSE 13.2 インプレッション SLES12 との違い_a0056607_140812.jpg

これらのチェックを外すと、 root パスワードの設定を別なものに設定できます。

root パスワードの設定では、Test 用のボックスが使えます。このあたりの親切設計も SLES と同じです。従来の openSUSE では Test ボックスがありませんでした。
openSUSE 13.2 インプレッション SLES12 との違い_a0056607_141183.jpg


サマリ画面

openSUSE では FireWall が Enable, SSH が Disable です。これもデスクトップアプリケーションを主に使う目的では意にかなっています。初期トラブルを避けるためには、ここは Firewall を Disable に、SSH を Enable にします。
openSUSE 13.2 インプレッション SLES12 との違い_a0056607_1423849.jpg


systemd の target設定

これも SLES12 と同じ systemd の設定です。デフォルトは Graphical Mode です。サーバー用途で使う場合は Text Modeで良いでしょう。この切り替えは、後で yast の Service Manager から行う事ができます。
openSUSE 13.2 インプレッション SLES12 との違い_a0056607_142412.jpg

関連記事
SUSE SLES12 の大きな変化 systemd、さらば init

ということで、サマリが整った後はインストールを開始します。15分から20分ほど(マシンの性能による)で自動的に再起動、ログインプロンプトが出てきました。

後処理

一応、ネットワークの設定が DHCP なので、これを固定IPにしてみます。モバイルで使う場合は DHCP でも構わないでしょう。

サーバー名が Linux-xxxx.site なので /etc/HOSTNAME を書き換えてホスト名を固定します。

NTPは自動的に opensuse.org の NTP プールを設定していました。SLES12 では未定義なので手動で設定しました。ここは openSUSE と 商用版 SLES との違いです。

言語設定(Language) に追加言語 "Japanese" を追加します。

先祖帰りした GUI版 yast2

すっかり使いづらくなった SLES12 の yast と違って openSUSE13.2 の yast2 は、先祖帰りしたように、左のペイン、右のアイコンという配置です。
openSUSE 13.2 インプレッション SLES12 との違い_a0056607_1474519.jpg



カーネルバージョン

カーネルバージョンは 3.16 です。SLES12 は 3.12 でした。このあたりは openSUSE の方が実験的です。

sles123:~ # uname -a
Linux sles123 3.16.6-2-desktop #1 SMP PREEMPT Mon Oct 20 13:47:22 UTC 2014 (feb42ea) x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux
sles123:~ # cat /etc/SuSE-release
openSUSE 13.2 (x86_64)
VERSION = 13.2
CODENAME = Harlequin
# /etc/SuSE-release is deprecated and will be removed in the future, use /etc/os-release instead
sles123:~ #

--
駆け足で、openSUSE13.2 を見てみましたが、 13.1 とは大きく変化しており、中身は SLES12 とほとんど変わりない、という感想です。バージョン番号こそ 13.2 ですが SLE12 のオープン版の位置づけでした。

SLES12 を社内に導入する前に、ちょっと SUSE をいじってみたいという目的や、ラップトップ、デスクトップPCの置き換えには、一つの選択肢としての価値があります。元々、周辺機器の認識には定評がある SUSE なので、ラップトップでどの様に使えるかも楽しみです。

また商用版である SLES12 との共通点が多いので、かなり堅牢で、YaST 一つとってもGUIは使いやすそうなでした。た

だ例の左上の"Activities"から始まるI/Fは何とかして欲しいものです。

そのほかの情報はこちら
islandcenter.jp
by islandcenter | 2014-11-12 14:10 | SUSE | Comments(0)