2019年 06月 06日
openSUSE Leap 15.1 Web LAMP をインストールしてWebサイトの構築
ここでは openSUSE Leap 15.1 を一般的な Web LAMP 環境にすることを目標に、サーバーのインストールから、 php, MariaDB のインストール、動作確認の手順にまとめました。
openSUSE Leap 15.x だけのインストールに全体的な手順については次の記事をご参考の上、比較していただけると幸いです。openSUSE Leap 15 Install : インストールファーストインプレッションopenSUSE Leap 15.1 インストールとファーストインプレッション
※ 画面や動画キャプチャは英語ですが、日本語設定もできます。
全体の流れは動画にしました(盛大に音出ます)
openSUSE のデフォルトでは mysql のDBが /var/lib/mysql の下に作成されます。また、WorgPress 初めWEBサーバーの固定コンテンツは /srv/www/htdocs の下に作成されます。opensuse151:~ # mysql -u rootWelcome to the MariaDB monitor. Commands end with ; or \g.Your MariaDB connection id is 14Server version: 10.2.22-MariaDB openSUSE packageCopyright (c) 2000, 2018, Oracle, MariaDB Corporation Ab and others.Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the current input statement.MariaDB [(none)]> select @@datadir;+-----------------+| @@datadir |+-----------------+| /var/lib/mysql/ |+-----------------+1 row in set (0.00 sec)MariaDB [(none)]> quitByeopensuse151:~ #そこで、この二つのディレクトリは別パーティションとしておきます。仮想環境なので、 "/" , "/var" , "/srv" の三つの仮想ディスクイメージを用意して別パーティションとしました。PR- いつもお世話になっております -PR
インストールは仮想VMの場合、 3.7Gb のフルディストリビューションISOイメージから起動してインストールするのが一番確実で早いでしょう。ベアメタルの場合はこのイメージをDVDに焼きこんでブートします。300Mb のネットワークインストール用 ISO もありますが、ネットワークからのインストールは遅かったり、途中でエラーが出て止まる場合があります。ウチの環境だけかも知れませんがあまりお勧めしません。
Web LAMP のアプリケーションの作り方次第なのですが、たとえば、WordPress の場合、/srv/www/htdocs の下に画像や固定ページなどの固定コンテンツが作られます。インストールの途中で”パーテションの提案”のスクリーンに来たら、"Expert Partitioner" を選びます。 追加のディスクを選んで、/var, /srv の二つのパーテションを作成します。 openSUSE Leap 15.1 から Partitiner の画面デザインやボタンのレイアウトがちょっと変り、マウス操作がキョドってしまいます。とりあえずシステムパーティションと、DB、コンテンツのパーティションが別な仮想イメージで作られました。 時刻の設定スクリーンで "Other Settings" でデフォルトのタイムソースを選びます。構内ネットワークにあるもの、最寄りのISPが提供するもの、国内の距離が短い公開NTPなどですね。大体、地図の東京あたりをクリックすると、時刻は Asia/Japan に設定されます。VPSなどの仮想環境では Hardware Clock set to UTC は機能しないと思います。警告が出ますがチェックを外しても構いません。 ローカルユーザーの作成画面です。スキップすると root のパスワード設定です。スキップしない場合、ユーザ名とパスワードをセットして、use this password for system administrator と Automatic Login のチェックは外します。 次に root のパスワード設定のスクリーンになります。誤って Caps や Numlock されていないか確認するフィールドがあります。インストールのサマリ画面です。Software リンクを開きます。 追加のインストールソフトウェアが選べるので、”Web LAMP Server” をチェックします。 次にサマリ画面から、FireWall無効、SSH 有効に切り替えます。SSH は何かと使う機会が多いでしょう。FireWall は運用前に有効にして調整すると良いでしょう。Network Configuration は、Network-Manager から Wicked に変更します。このデフォルト設定も openSUSE Leap 15.1 で変わりました。サーバー目的なので固定 IP を使います。 Wicked に切り替えて、後でインストール後に YaST でネットワークを設定します。 この状態では DHCP の設定です。
openSUSE Leap 15.1:ネットワークの設定はYaSTではなくアプレットで
インストールが終わった後に、固定IP、ホスト名の変更を YaST > System > Network Settings で設定します。ここで Install を押すと、ファイルコピーが始まり、自動的にリブートします。
まず、Apache2 をイネーブルする前に、 YaST の HTTP server のアイコンをインストールします。YaST > Softwre > Software Management から、"Yast2" とか "HTTP" などのキーワードで検索すると yast2-http-server という項目が出てくるので、チェックしてインストールします。 一旦、YaST を終了して、もう一度立ち上げると "Network Services" セクションに "HTTP Server" アイコンが出てくるので、これを開きます。 ウィザードに従ってセットアップを始めると、スクリプトを有効化する選択スクリーンが出てきます。今回は php だけ使うので "Enable PHP Scripting" にチェックを入れます。 ウィザードの最後の画面で、"on boot" を選びます。よく見ると ”Current status : Inactive” になっていますね。今気が付いた。細かな所ですが、こういう openSUSE Leap 15.1 の意味のないデザイン変更はやめてほしかった。"After writing configuration" のボタンをトグルして、すぐサービスが起動できるはず.... 忘れてしまった場合は.... 忘れてしまった場合は....YaST > System > service Manager から "Apache2" を ”On boot/Active” に変更できます。 vi なり gedit で /srv/www/htdocs/index.phpを作成します。内容は.....
<?phpphpinfo();?>
ブラウザの url に "http://host_ip/index.php" をセットして PHP スクリプトの動作確認を行います。 mariadb も同様に YaST > System > Service Manager から、on boot/Active に変更します。 それでは sql モニタを起動して調べてみましょう。opensuse151:~ # mysql -u rootWelcome to the MariaDB monitor. Commands end with ; or \g.Your MariaDB connection id is 11Server version: 10.2.22-MariaDB openSUSE packageCopyright (c) 2000, 2018, Oracle, MariaDB Corporation Ab and others.Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the current input statement.MariaDB [(none)]> show databases;+--------------------+| Database |+--------------------+| information_schema || mysql || performance_schema || test |+--------------------+4 rows in set (0.01 sec)MariaDB [(none)]> quitByeopensuse151:~ #どうやら問題ない様です。 PR- 最後までお読みいただきありがとうございました -PRこの記事が読者の皆様に約にたった様であればクリックしていただけると幸いですopenSUSE が使えるVPS
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