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openSUSE Leap 15.1 で初めての KVM, 仮想化


- openSUSE で作る無料ハイパーバイザー -

いきなりですが、私は openSUSE Leapで「サーバールームのハイパーバイザーで本格運用」することはお勧めしません。
本格運用で使うなら、 SUSE Linux Enterprise(SLES) での運用を強くお勧めします。

SUSE Linux 15 (SLES15) でKVM/XEN仮想環境
https://islandcnt.exblog.jp/238685530/

KVM on SUSE(SLES12) で仮想インスタンスの作成
https://islandcnt.exblog.jp/238578664/

Windows 2019 Server を SUSE Linux 15 (SLES15)+KVM で仮想ドライバを使って最適な仮想化
https://islandcnt.exblog.jp/239122369/

しかし、今スグここで「KVMのテスト、開発環境が必要になった」のであれば、openSUSE Leap は Hyper-V と比較しても一つの良い選択です。軽いですし安定しています。何しろ無料でハイパーバイザーが手に入る気軽さ。LibreOffice も付いて GIMP も標準なので、そのまま仕事ができる。

いきなりステーキ!、じゃないな、いきなり SLES 15(SUSE Linux Enterprise Server) では、敷居も高いし、openSUSE と違いインストールが異なりちょっと面倒です。

何しろ SLE(SUSE Linux Enterprise) 譲りで SLES の鉄壁の信頼性を引き継ぐ openSUSE 上であり、openSUSE <---> SLES との相互運用性も高いので

- テストと開発は : openSUSE で取り合えず開発し
- 本番運用は : SUSE Linux Enterprise にマイグレーション

という選択肢は十分に魅力的です。


ここでは無料で作れる openSUSE Leap 15.1 で KVM ハイパーバイザーの導入手順を説明します。

ここでは前提条件として

- openSUSE はインストール済とする。
- /var は仮想ディスクイメージを格納します。別パーティションとします。
- 固定IPでセットアップ済

とします。openSUSE Leap 15.1 のセットアップはこちらの記事を参考にしてください。

openSUSE Leap 15.1 インストール
https://islandcnt.exblog.jp/239244204/

※ 画面のキャプチャは英語ですが、優先言語を日本語にすると root 以外のユーザは、全て日本語表記になります。


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- ネットワーク設定は Wicked で固定 IP -

固定IPを設定するため、ネットワークの設定は openSUSE15.1 標準の Network-Manager ではなく Wicked にします。 YaST > Network Settings より、設定方法を "Wicked", 必要な固定IPを設定します。

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- /var の別パーテション化 -

仮想ディスクイメージは /var/lib/libvirt/images/ にデフォルトで作成されます。勿論、VM を create する時に、任意のディレクトリを指定できます。ここではデフォルトのルールに則って、 / パーティションは必要最低限、空きスペースの全てを /var を別パーティションに割り当てました。

ライブマイグレーションするなら iSCSI マウントできる NAS 上に作成するのも良いでしょう。

ヒント 32Gb 程度の USB メモリに / パーティションをインストールしてライブUSB起動して、QNAP などの iSCSI NAS 上に仮想イメージを作るのも一案です。既存のPC環境を壊したくないのであれば、一つの手段ですね。


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openSUSE Leap 15.1 の Live USB で「どこでも Linux」の作り方


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YaST > Software Management > View > Patterns より KVM Virtuialization Host and Tools をチェックします。

ここをチェックする事で、必要な殆どのパッケージがインストールされます。ここでは KVM をチェックしていますが、 XEN ハイパーバイザーもここで導入します。KVM と XEN はどちらか一択の排他関係です。

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一旦、システムを再起動すると KVM ハイパーバイザーが起動します。


- ネットワーク仮想ブリッジの作成 -

KVMの必要なパッケージをインストールしたら、YaST > Virtualization > Install Hypervisor and Tools を開き、 Libvirt LXC containers をチェックします。

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ネットワークブリッジを設定するかどうかは、 Yes

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YaST > System > Network Settings から、ブリッジインターフェースが設定されている事を確認します。

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# virt-manager &

を実行して、KVM仮想インスタンスが作成できる事を確認します。

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ここまでの手順を動画でまとめました。(音出ます)





仮想VMインスタンスが立ち上がりました。

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PR 最後までお読みいただきありがとうございました。





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初めての Linux, 初めての仮想化, Hyper-V, KVM,XEN 比較


by islandcenter | 2019-06-19 12:20 | SUSE | Comments(0)