2019年 06月 20日
openSUSE Leap 15.1 の Live USB で「初めてのどこでも Linux」の作り方
2020/7 openSUSE Leap 15.2 リリースされました。最新版の Live USB の作り方はこちら
openSUSE Leap 15.2 Live USB Localize (日本語化) https://islandcnt.exblog.jp/240455491/
SDB:Windows を利用したライブ USB メモリの作成 https://ja.opensuse.org/SDB:Windows_を利用したライブ_USB_メモリの作成 USBメモリ書き込みツール ImageUSB https://www.osforensics.com/tools/write-usb-images.html ダウンロードして解凍しておきます。 USB Live イメージ ISO のダウンロード元 https://download.opensuse.org/distribution/leap/15.1/live/ gnome 好きなので openSUSE-Leap-15.1-GNOME-Live-x86_64-Current.iso(930Mb)をダウンロードしました。
※ 後で見たら落としたのは openSUSE-Leap-15.1-GNOME-Live-x86_64-Snapshot9.87-Media.iso でした。っていうか、"...Current.iso" 落としても実体が、”....Snapsot” ってこれ何よ。これが後で敗因となる原因か?

ImageUSB を起動して書き込みます。当たり前ですが、USBの中身は全部上書きれます。
1. 装着した USB メモリを "Select All" 2. Select the action .... を "Write image to USB Drive" 3. Select the image にダウンロードした ISO をセット 4. Write で書き込み開始

F2 なり Del キー連打で Bios セットアップ起動します。あるいは
Windows 10でBIOS/UEFIセットアップ画面を確実に開く方法
で、BIOS セットアップ画面に入り、USBメモリで起動する様に Boot 条件を変更します。USBブートしたらUser: linux/no passwordでログインしました。

このままでは、英語です。日本語フォントとキーボード配列を日本語化し、時刻もJST+9にします。キーボードの配列が 101 US なので、利用環境に合わせて日本語化します。デフォルト言語は YaST > System > Language で優先言語を Japanese に日本語フォントがダウンロードされます。

キーボードタイプの切り替えは "activity" > Search > "Sett...tings" で検索して出てきた”設定(Settings)アイコン”から ”地域と言語” > "Japanese (Mozc JP Layout)" を"追加"します。

”入力ソース” を Japanese を優先に「上にボタン」で移動させます。

半角キーを押すと ”あ” が出てきました。

日本語入力も出来ました。

YaST > System > Date Time から米国時間から Asia/Japan に変更します。”Hardware clock set to UTC” のチェックは外します。これをやらないと BIOS クロックが UTC にセットされてしまいます。つまり USB メモリを抜いて Windows を起動すると、 Windows のクロックが UTC になってしまいます。
空いていた iSCSI ターゲットを Partitioner からマウントしてフォーマットしてみると、あっちゃー、やられました。

Live USB は、通常にインストールした場合と違って、パーティションの構造が巧みに変更されているんですね。ルートがない.... USBメモリのパーティションは /run/overlayfs にマウントされていたのでした。
openSUSE Leap 15.1 で iSCSI NASがマウントできずにハマった話
後で YaST > System > Network の Global Option から、接続方法を "Network-Manager" にすると、無事 Wifi も使えました。デスクトップが USB メモリで使えるのはまずまず満足でした。実に良い。素晴らしい!
Live USB イメージを使って 「iSCSI から仮想インスタンスを起動しようプロジェクト」は見事に失敗しました。一応 KVM ハイパーバイザーもインストールできたので、64Gbとかの大容量USBメモリを使えば、ライブUSB で起動しても、仮想ハイパーバイザーとして使えないことはなさそうです。その他のディスクデバイスが使えないのは何とも惜しい。手動マウントはできるようです。
事前に、Linux でフォーマットした iSCSI ターゲットを手動でマウントすればできるかな。
それとも、昔やった様に USB メモリ自体に openSUSE はインストールできるので、その方法しかないのかな。
ご意見があればコメントください。