2019年 07月 18日
Zabbix4.2 snmp監視 デバイスのグラフを表示させるまで
Zabbix5 はこちらzabbix 5.2 openSUSE Leap 15.2 SNMP でデバイス監視
まず、ターゲット側が、snmp が有効になっている必要があります。このあたりは、装置のマニュアルをご参考下さい。サンプルとして、適当なデバイスがなかったので Linux のサーバーを使っています。コミュニティ・ストリングは public です。勿論、snmp のパスワードに相当するので適宜置き換えてください。SUSE Linix の場合 net-snmp パッケージが必要になります。YaSTからインストールして /etc/snmp/snmpd.conf を次の様に書き換え、snmpd をリスタートさせます。target:/etc/snmp # cat snmpd.conf | grep public# rocommunity public 127.0.0.1 <---- comment ouutrocommunity public 192.168.1.0/24target:/etc/snmp #target:/etc/snmp # rcsnmpd restart
zabbix4:~ # snmpwalk -v 2c -c public target.i.islandcenter.jp .1.3.6.1.2.1.1SNMPv2-MIB::sysDescr.0 = STRING: Linux TS-110 4.2.6SNMPv2-MIB::sysORID.1 = OID: SNMP-MPD-MIB::snmpMPDMIBObjects.3.1.1SNMPv2-MIB::sysORID.2 = OID: SNMP-USER-BASED-SM-MIB::usmMIBComplianceSNMPv2-MIB::sysORID.3 = OID: SNMP-FRAMEWORK-MIB::snmpFrameworkMIBComplianceSNMPv2-MIB::sysORID.4 = OID: SNMPv2-MIB::snmpMIBSNMPv2-MIB::sysORID.5 = OID: TCP-MIB::tcpMIBSNMPv2-MIB::sysORID.6 = OID: IP-MIB::ipSNMPv2-MIB::sysORID.7 = OID: UDP-MIB::udpMIBSNMPv2-MIB::sysORID.8 = OID: SNMP-VIEW-BASED-ACM-MIB::vacmBasicGroupSNMPv2-MIB::sysORDescr.1 = STRING: The MIB for Message Processing and Dispatching.SNMPv2-MIB::sysORDescr.2 = STRING: The MIB for Message Processing and Dispatching.SNMPv2-MIB::sysORDescr.3 = STRING: The SNMP Management Architecture MIB.SNMPv2-MIB::sysORDescr.4 = STRING: The MIB module for SNMPv2 entitiesSNMPv2-MIB::sysORDescr.5 = STRING: The MIB module for managing TCP implementationsSNMPv2-MIB::sysORDescr.6 = STRING: The MIB module for managing IP and ICMP implementationsSNMPv2-MIB::sysORDescr.7 = STRING: The MIB module for managing UDP implementationsSNMPv2-MIB::sysORDescr.8 = STRING: View-based Access Control Model for SNMP.SNMPv2-MIB::sysORUpTime.1 = Timeticks: (1103) 0:00:11.03SNMPv2-MIB::sysORUpTime.2 = Timeticks: (1103) 0:00:11.03SNMPv2-MIB::sysORUpTime.3 = Timeticks: (1103) 0:00:11.03SNMPv2-MIB::sysORUpTime.4 = Timeticks: (1104) 0:00:11.04SNMPv2-MIB::sysORUpTime.5 = Timeticks: (1109) 0:00:11.09SNMPv2-MIB::sysORUpTime.6 = Timeticks: (1109) 0:00:11.09SNMPv2-MIB::sysORUpTime.7 = Timeticks: (1109) 0:00:11.09SNMPv2-MIB::sysORUpTime.8 = Timeticks: (1110) 0:00:11.10zabbix4:~ #
全体の流れは動画にしました。(音出ます)Configuration > Hosts > Create Host
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Add ボタンHost name: 任意の識別名Group > Select > 必須項目なのでどこかのグループをセット 、グループは新たなグループを作れます。後で変更できます。Agent interface > Zabbix Agent を使う場合は、一応アドレスと DNS 名をセット。DNSに登録されているなら"DNS" ボタンを押しておく、zabbix agent を使えないデバイスの場合は空欄でも構いません。SNMP interface > "Add"リンクで入力ボックスを開き > アドレスと DNS 名をセット。DNSに登録されているなら"DNS" ボタンを押しておく、ポートは 161次に Template の設定。 "Template" を選び、Select から、一番使えそうなテンプレートを選び "Add" リンク、最後に左下の"Update"ボタンで登録これで一応監視対象 SNMP デバイスの登録は終わり。ただし、まだデータの収集を始めていないので "SNMP" のステータスはグレーです。試しに、登録したばかりの Host を開いてみると、"SNMP" のステータスはグリーンに変わっていました。大体5分程度で認識するようです。ただし、 Graphs の横には何もありません。まだグラフを描画できるほどの情報がないのですね。 ”HOST” リストでも、”SNMP” がグリーンになっています。 30分から一時間ほどで描画できるデータが集まったようです。graphsの横に、グラフ描画できるアイテム数が出ています。"Monitoring" > Graphs > "HOST" をトグルして > "Graph" の種類を選ぶと、グラフが描画されました。
グラフが見やすくなりました。今日一日の状態や過去数時間、今週、先週と言った単位で、グラフが表示できるのはいいものです。また、監視のためのテンプレートが豊富になったので、サービス単位で監視ができるというところもいいですね。テンプレートを作ってくださったコミュニティの皆様には感謝です。残念な所は、今までの 3.2 では、ディスクの空き容量が、パイチャートで見る事ができたのですが、この機能がなくなったこと。これは、私のやり方が悪かったのか、何かカスタマイズでできるのか、あるいは理由があって削除されたのか、分かりません。Zabbix については情報は多いのですが、新旧混在で、古い情報で良い情報を見つけても、画面のデザインが違ったり、古い情報を基にカスタマイズすると、なぜか怒られたり、ということがあまりにも多すぎます。プロジェクトの疾走感は強く感じますが、最新の情報がまとまっていないのが難点ですね。
zabbix4.2 を zabbix5.0 アップデート openSUSE Leap 15.1zabbix5 でインターネットの疎通、監視、リモートワーク時代の「ネットが遅い」をチェック