SUSE+Zabbix4 で夏場のCPU温度監視と温度グラフの作成

夏の暑い時期になると、急にファンが

「ぐゎーっ」

ってなったりすると、やっぱり温度監視ってこの季節重要だわ、と思います。





- SUSE の sensors パッケージ -

openSUSE/SLE には、sensors パッケージは、YaST > Software Management からインストールできます。

YaSTにリストされない場合、openSUSE のソフトウェアページからブラウザからコマンドなしの1クリックインストールできます。

sensors

sensors-detect を使って定義した後、sensors で確認できます。

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実際の sensor の使い方は、ここでは述べません。多くの事例が見つかるでしょう。コンピューターの冷却は「風通しが大切」です。



- 問題は筐体温度のグラフ化だ -

いくらコンソールを開いて、"sensors" を叩いてみても、そこにあるのは数字だけ。株価と一緒で上がっているのか下がっているのか、トレンドが見えないと意味がありません。

How to setup zabbix4.2 on openSUSE Leap 15.1 セットアップ


そこで Zabbix の機能で、sensors の筐体温度の遷移値がグラフ化できないかと、探したら、そのものずばりの回答がありました。とても参考になりました。


Zabbixによる温度監視(zabbix-agent版)

DaisukeMiyamoto/CPU_Temperature.xml

これは Zabbix のテンプレートなので、テンプレートに追加して、Host のモニタリングのテンプレートに追加するだけで簡単に動いてしまいました。

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見事に深夜から未明は温度が下がっているんだ、という事が分ります。素晴らしい!

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ただ、sensors で見ると6コアなんですが、グラフは4コアしかない。これはテンプレートを見ればわかる通り、4コアしか定義していないからでしょう。最近は恐ろしいほどのコア数のマルチコアCPUもあるので、持っていないけど、機会があればテンプレートを書き換えて試してみたいです。

それにしても、Zabbix や Sensors で示しているのは40℃台なのに、Windows ノートは常時80℃前後。これってどういう違いがあるのでしょうね。


Zabbix4.2.4 でディスクの空き容量をグラフ化してみた

夏の暑さで Windows ノートPCが夏バテでいきなりリブート、再起動する対策



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by islandcenter | 2019-07-22 12:03 | SUSE | Comments(0)