Zabbix4.2.4 でディスクの空き容量をグラフ化してみた

Zabbix4を使ってみて、一番不満だったではのは、グラフの機能が貧弱になってしまった事です。

まぁ、sensors と同じ結果を時系列の線グラフ表示できる事がわかってしまったので、これはいいわ、となりました。

じゃぁ、Zabbix4 でディスクの容量管理が、なぜ Zabbix3 でできてしまって、Zabbix4 ではできないのか? 調べてみると Template SNMP Disks というテンプレートが Zabbix4 にはないことを見つけてしまったンですね。

無いなら作るか? いや面倒くさい。だったらモノグサ人間としては Zabbix3 のテンプレートそのまま使えばいいじゃん、という事にしました。






- Zabbix3 アプライアンスからテンプレートを抜き出して Zabbix4 でインポートする -

幸いの事に、ウチの零細テスト環境では Zabbix3.2 ソフトウェアアプライアンスと openSUSE Leap 15.1 の Zabbix4.2.4 が平行して稼働しているので、問題ないのですが、Zabbix3 の環境がなければ次の記事を参考に、どこか手軽な環境、Windows10 の HV だとか、KVM や Live USB などで一時的に動かすのがいいでしょう。

Zabbix3.2 のソフトウェアアプライアンスUbuntu 版をSUSE 仮想環境で試してみた。

Download and install Zabbix

Zabbix3のコンソールにログインして、 Configuration > Template を開き Template SNMP Disks をチェックして、Export ボタンを押して、SNMP-Disks-zbx_export_templates.xml の様な感じで保存します。

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今度は Zabbix4 のコンソールを開き、Configuration > Template スクリーンから先ほどのテンプレートを Import します。

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後は、Configuration > Hosts で Host を選択 > Template で先ほどインポートした SNMP Disks テンプレートを、 Select でチェック > "Add" > "Update" します。

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Host > Applications に Template SNMP Disks: Disk partitions が追加され、item に Storage Discovery: /xxxx という項目がゾロゾロと増えたら、データの収集を始めます。Graphs の横の数字に注意します。

凡そ一時間程で、Disk のパーティション毎の使用容量、残量の Pie Chart が出るようになりました。

これでアチコチでコンソールを開いて df -h コマンドを叩きまくる必要がなくなりました。やれやれです。


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出来れば、ディスク I/O の折れ線グラフ化なども出来ればいいと思うのですが、モノグサ人間には、ここまでが限界ですかね。どこかにいいテンプレート落ちていないか探索中です。





by islandcenter | 2019-07-24 07:22 | SUSE | Comments(0)