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Zabbix 5.2 on openSUSE Leap 15.2 Install

Zabbix 5.2 on openSUSE Leap 15.2 Install

openSUSE Leap 15 の良い所は、有償版 SUSE Linux Enterprise 15 (SLE15) と、バイナリレベルの互換性があり、openSUSE Leap 15 から SLE へのアップデートが保証されている、という点です。SLE から openSUSE へ乗り換えても、ほとんど操作に違和感がなく、スムーズに移行できます。

openSUSE Leap は RHEL --> CentOS の様な、ソースレベルの互換性、クローンではありません。有償版 SLE のサブスクリプション購入の前に、openSUSE Leap で、とりあえず検証、トレーニングを行ってから、SLEに移行するというパスが用意されています。

ー zabbix

zabbix はヨーロッパ・ラトビア生まれのオープンソースライセンスのネットワーク管理ツールです。エージェントを使ったサーバーの負荷やリソース管理、SNMP を使ったルータやスイッチのトラフィック監視、Ping などサービスの死活監視など、広い用途でネットワークを監視できます。この種のソフトウェアとしては急速に利用者が増えており、キラーアプリケーション化して育ったプロダクトです。

何よりUIがブラウザという事で、操作に必要なプラットフォームを選びません。サーバーは主要なディストリビューションを網羅しています。

という事で、openSUSE Leap 15.2 に SLE 15 用の zabbix 5.2をインストールする手順を検証してみました。

zabbix5.2 をインストールする前の、openSUSE Leap 15,2 のインストール、Web LAMP のインストールは、次の記事、動画を参考にしてください。

ー Install openSUSE Leap 15.2

openSUSE Leap 15.2 のインストールは次の記事、動画を参考にしてください。

openSUSE Leap 15.2 Install First Look.(インストール)
https://www.youtube.com/watch?v=TvzrveD5lys (動画、音出ます)

※ /var は異なる仮想ディスク、別パーティションにしています。/var/lib/mysql/zabbixdb に zabbix データベースが作られます。/ パーティションは BtrFS 16Gb 以上、/var は別な仮想ディスクとして XFS フォーマット、10Gb 程度あれば、規模にもよりますがとりあえず充分でしょう。

ー Install Web LAMP on openSUSE Leap 15.2

openSUSE Leap がインストールできたら、Web LAMP 環境を導入します。大体の手順は次の動画を参考にしてください。

openSUSE Leap 15.2 Web LAMP install with YaST(動画、音出ます)

それでは zabbix5 をインストールします。

ー mariadb  の有効化

まずは、mariadb をスタートさせ、起動を有効化します。

 YaST > System > Service Manager から mariadb Start/Enable します。もしくは systemctl で起動します。

Zabbix 5.2 on openSUSE Leap 15.2 Install_a0056607_13190152.png


ー Download and install Zabbix

https://www.zabbix.com を開いて右上の DOWNLOAD リンクを開きます。 

Zabbix 5.2 on openSUSE Leap 15.2 Install_a0056607_13202641.png

バージョン > Distribution(SLES) > Version(15) > DBタイプ(MySQL) > Web Server(Apache) の順でクリックするか、ここでは次の URL を開きます。


Zabbix 5.2 on openSUSE Leap 15.2 Install_a0056607_13210736.png

このページに、必要なコマンドラインのサジェスチョンが記載されているので、順に実行します。

ー リポジトリの登録

rpm -Uvh --nosignature https://repo.zabbix.com/zabbix/5.2/sles/15/x86_64/zabbix-release-5.2-1.sles15.noarch.rpm
zypper --gpg-auto-import-keys refresh 'Zabbix Official Repository'

YaST で確認します。

Zabbix 5.2 on openSUSE Leap 15.2 Install_a0056607_13220703.png

次の操作は openSUSE Leap では不要です。

# SUSEConnect -p sle-module-web-scripting/15/x86_64

― パッケージのインストール

zypper か YaST を使って次のパッケージをインストールします。

zabbix-server-mysql
zabbix-web-mysql
zabbix-apache-conf
zabbix-agent
zabbix-web-japanese (<- 日本語化する場合必要)

Zabbix 5.2 on openSUSE Leap 15.2 Install_a0056607_13224643.png


ー MySQL の開始/設定

事前に決定しておく事。ここでは次のユーザ名、パスワード、データベース名を使います。適時おき替えてください。

mysql の root パスワード : mysqlpwd
Zabbix Database 名: zabbixdb
Zabbix Database ユーザ/パスワード: zabbix/zdbpwd 

ー mysql の DB 作成

mysql -uroot -p
mysqlpwd
mysql> create database zabbixdb character set utf8 collate utf8_bin;
mysql> create user zabbix@localhost identified by 'zdbpwd';
mysql> grant all privileges on zabbixdb.* to zabbix@localhost;
mysql> show databases;
mysql> quit;

ー スキーマ拡張

zcat /usr/share/doc/packages/zabbix-server-mysql*/create.sql.gz | mysql -uzabbix -p zabbixdb
Enter password: zdbpwd

5分待ちます。

ー zabbix_server.conf の書き換え

zabbix_server.conf の次の三か所を必要に応じて書き換えます。

gedit /etc/zabbix/zabbix_server.conf &

DBUser=zabbix
DBName=zabbixdb
DBPassword=zdbpwd

ー restart zabbix_server

YaST か systectl コマンドで zabbix_server/agent, apache2 を onboot  start/enable にします。

systemctrl restart zabbix_server zabbix_agent apache2
systemctrl enable zabbix_server zabbix_agent

yast > System > Service Manager

Zabbix 5.2 on openSUSE Leap 15.2 Install_a0056607_13232630.png

ー フロントエンドの起動、セットアップ


言語の選択 > とりあえず英語のまま次へ

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Zabbix 5.2 on openSUSE Leap 15.2 Install_a0056607_13253426.png

データベースへ接続

Database name: zabbixdb
user: zabbix
password: zbxpwd

Zabbix 5.2 on openSUSE Leap 15.2 Install_a0056607_14225710.png

Server Detail : 特に変更なくNext

Zabbix 5.2 on openSUSE Leap 15.2 Install_a0056607_13262909.png


Default Time Zone : UTC+9 Asia/Tokyo

Zabbix 5.2 on openSUSE Leap 15.2 Install_a0056607_13271759.png


Summary

Zabbix 5.2 on openSUSE Leap 15.2 Install_a0056607_13273531.png

Zabbix 5.2 on openSUSE Leap 15.2 Install_a0056607_13281075.png

WebUI ログイン

Login:
Admin/zabbix (デフォルト初期値です case sensitive 大文字小文字注意)

Zabbix 5.2 on openSUSE Leap 15.2 Install_a0056607_13283014.png


Zabbix 5.2 on openSUSE Leap 15.2 Install_a0056607_13284376.png

フロントエンドのセットアップが終わると、ダッシュボードが起動します。ダッシュボードの時計がローカルタイムになっている事を確認してください。

Monitering > Hosts > Zabbix Server が(ZBX 緑)になっていれば、サーバー/エージェント共に稼働中です。

Zabbix 5.2 on openSUSE Leap 15.2 Install_a0056607_13290074.png

グラフも出てきました。

Zabbix 5.2 on openSUSE Leap 15.2 Install_a0056607_13291878.png

ー ポイント(忘れがちなこと)

・データベース名、DBユーザ名、パスワードは事前に決めておく事です。ダウンロードページの指示通りでも構いませんが、デフォルト password じゃいかにもですからね。大抵、何らかのエラーが起こるとすれば、この三つの設定がおかしい。
・Web LAMP のインストール手順が、サジェスチョンに含まれていないので、事前にインストールして mariadb を起動しておく事。
・WebUI へのログインは Admin/zabbix です。ケースセンシティブ、大文字小文字注意です。クラウド運用する時は早めに変更しておく事。
・ UI のURLは、http://ip-address/zabbix です。/index.html を書き換えて、リダイレクトすると良いでしょう。

ー まとめ

openSUSE Leap 15.2 で zabbix5.2 をインストールしてみました。公式サポートは SUSE Linux Enterprise 15 ですが、インストール自体は幾つかの間違えやすい点に注意すれば、特にストレスなく行えます。

CentOS8 の将来性に不安があるのなら、無償でオープンフリーの openSUSE Leap は、SLE の信頼性を引き継いでおり、rpm に慣れていて Debian/Ubuntu 系はちょっと、というシステム管理者にとっては一つの代替手段になります。

大規模なデータセンターでもなく、数十台のサーバー、スイッチなどのデバイスを管理したい中小規模のネットワークなら openSUSE Leap + zabbix の組み合わせは一つの良い選択になります。既に仮想環境が用意できているのなら、Zabbix5 は是非試して欲しいネットワーク管理ツールです。

zabbix5 で SUSE Linux15(SLE openSUSE Leap) を監視、snmp Agent, zabbix Agent の設定

zabbix4.2 を zabbix5.0 アップデート







by islandcenter | 2021-02-25 13:48 | SUSE | Comments(0)