openSUSE Leap 15.2 ユーザ環境を別言語(日本語)にする

openSUSE Leap 15.2 Setup Non-English Users Environment 日本語の設定

Linux はサーバーの勉強として使っています。そこで SUSE Linux Enterprise (SLE) より入ったため、ほとんど日本語環境は使いません。openSUSE は、デスクトップ用途と考えていた時間が長かったので、ほとんど openSUSE で日本語環境で使う事はありませんでした。コマンドを使った後のメッセージが日本語だと、ただでさえ日本語情報が少ない SUSE 系 Linux です。できれば英語で使いたい。

日本語でちょっとの間でもデスクトップ運用できる機材がない、という懐事情もあります。

という事で、英語でインストールした openSUSE Leap 15.2 のユーザ環境を、日本語化する手順を説明します。あくまでもシステム言語は英語です。

※ SLE15 Server (SLES15) には日本語 ibus Mosc パッケージはありません。フォントのみです。


-- 日本語環境のインストール

まず、 YaST ツールから、 System > Language > Secondary Languages を選び、 Japanese をチェックします。一般ユーザで YaST を使う場合は root のパスワードを必要とします。

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YaST で、日本語フォント、日本語 man ページ、LibreOffice の日本語ファイルなどがダウンロードされ、インストールされます。

-- ユーザの日本語化

フォントなどをインストールしたら、一旦ログオフして、一般ユーザでログインします。

Settings アプレットを起動します。

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Settings アプレットの Regin & Language を選び、”+” ボタンをおします。

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Input Source の選択; Japanese (Mozc - キーボードタイプ) を選択

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選んだ「入力ソース」をグイっと上の段にドラッグします。(しなくても良かったけど一応説明しておきます)

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Language と Format を「日本」に切り替えて、変更を有効にするため "Restart" から、ログオフ/ログインしなおします。

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ログインできたら日本語入力、デスクトップや LibreOffice のメニューが日本語化されました。

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実際の流れは動画でまとめました(音出ます)



-- まとめ

別にインストーラが起動した時に F2 キーで「全部日本語」にしても構いませんが、「 Linux はサーバーで使うもんじゃ」的なヒトにとっては、逆に日本語が混じると何だかウザい。特にアプリケーションが吐くエラーメッセージが、見た事のない「ニホンゴ」だと、英語で事例を探すのに苦労してしまいます。

だから、英語版で入れる。

しかし、日本語環境も必要だよね、と言う時は、上の方法で、日本人がログインした時は日本語環境。 root は英語環境という事もできるんです。こんな事って macOSX や Windows10 とかでできるのでしょうか。(どうやらできる様です)

例えば、日本語環境の自分のPCを、外国人のゲストに使わせたい場合や、逆の場合にも応用が利くという事です。









by islandcenter | 2021-04-07 09:31 | SUSE | Comments(0)