SUSE Linux Enterprise 15 sp3(beta) First Look

※ SUSE LInux Enterprise 15 sp3 公式リリースされました。

SUSE Linux Enterprise 15 sp3 がリリース、インストールとファーストルック

SUSE Linux Enterprise 15 sp3 (SLE15sp3)のパブリックベータが公開されていたので、ファーストルックです。

SUSE Linux Enterprise 15 Service Pack 3 Public Beta is out!

SUSE Linux Enterprise Server 15 SP3 Release Notes

インストールメディアは約12Gb弱。ベアメタル環境でインストールするには、16Gbの USB メモリが必要でしょう。インストール前に、手元の HTTP サーバに ISO メディアファイルをマウントして展開し、インストール用のリポジトリお作っておくと便利です。

二枚目のメディアは、ソースコードです。

−− デザインの変更

目につく点として、壁紙のデザイン、SUSEロゴデザインの変更で、イメージが変わりました。ブランドイメージの一新だそうです。ここが一番違いが判るところ。ブランドイメージの転換だそうです。

SUSE Linux Enterprise 15 sp3(beta) First Look_a0056607_16343089.png


他 openDUDSE Leap からのアップデートをサポートしているので、「Leap でテストして SLE のサブスクリプション購入してね」というパスが強化されているようです。その他、変更点はドキュメントをご参考下さい。

-- openSUSE Leap 15.3 (beta) との違い

もちろんパッケージの違いはあります。Leap 15.3 はベーシックインストール+サーバ機能+デスクトップアプリケーションで構成されています。一方 SLES15sp3 はデスクトップアプリケーションが省かれていますが、サーバーとしての機能、インストールのバラエティに富んでいます。勿論、Workstation Extention(WE) をインストールすれば、汎用的な LibreOffice 等のアプリケーションがインストールされます。
SLES は、ユニバーサルインストーラなので、openSUSE Leap とは若干インストールのデフォルトが異なります。オペレータユーザの作成デフォルトや、/home が別パーティションになるとか、NTP がデフォルトオフであるとか、そんな点です。


-- インストール

今回は、KvM 環境なので困った事はありませんが、インストールメディアが 11.2 Gb なので、ベアメタル環境ならはブルーレィか USB メモリに展開して物理サーバーにインストールすることになるでしょう。別筐体に、HTTPサーバーを起動して、ISO をマウントして内部リポジトリにしておきました。

インストールの手順は、動画にまとめました。(音出ます)



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SUSE Linux ENterprise 15.3 と openSUSE Leap 15.3 のベータ版が出そろったことで、おおよそ SUSE 15.3 シリーズのリリースが近いなと言うところが見えてきました。6月には Leap 15.3 が、SLE は少し遅れて、夏の終わりごろにはリリースされる様です。






by islandcenter | 2021-04-09 16:48 | SUSE | Comments(0)