スマートフォン時代のPC選び 2021年夏

他にも「この時期、どんなPCを買えばいいのか」と言ったブログ記事はいっぱいあるので、そちらの方が参考になるかも知れません。

スマートフォンがすっかり情報機器として主流になった、この 2021 年。それでもパソコンが欲しい.... と考えている人(つまり私です)が、新しくパーソナルコンピュータを買うとしたらどんなものがリストアップされるか? 考えてみました。


-- スマートフォン、タブレットと共に使いやすいパソコン

もう、パソコンとかパーソナルな情報端末は、Windows PC の事ではないな、と実感しています。今はほとんどのヒトが一人一台となったスマートフォンを起点に、パーソナルコンピュータの立ち位置を考える必要があります。スマートフォンという「飛び道具の母艦」をどうするか? 使っているスマートフォンに似合ったパーソナルコンピュータは何がいいか?

例えば、iPhone/iPad 派のヒトなら...

やっぱり MacOS との相性がいいわけです。Mac なら、スマートフォンの画像データを AirDrop で転送したり、Music アプリのライブラリを iPhone に転送するとか、いろいろ便利なんですね。

もちろん Windows PC でもできない事はないのですが、2021 年の現在、Windows10 と Intel PC の将来性に魅力がない。やっぱり Mxx Mac って魅力的なんです。

iPhone と iPad Mini を使っている私にとっては、Mac Mini が魅力的です。なぜ Mini なのかは後述します。10万円コース。ちょっとお高い外車の大衆車に乗っている気分。よく考えられているけど、ちょっと使い勝手が悪い部分もあるが概ね満足。

ただ、難点としては、やや高額であること。ポートが少なく外部拡張性が低い事。Web やメールやクリエイティブ系などには使えるけど、「Windows じゃないとできない」事が当たり前にできない事。修理費用が高い事。などが挙げられます。また、ITエンジニアのヒトにとっては仮想化機能が標準でないため、Linux の勉強に使えない。ゲームも少ない。Wifi 接続の信頼性もあるので有線接続したい。となれば、拡張用の USB アダプタは必須です。

一方 Android スマートフォン/タブレット派のヒトなら....

ここは一つ Chromebook という選択肢があります。何しろ安くて使える。Android のアプリケーションがそのまま使える。などのメリットがある訳です。最近のスクール GIGA 構想で、大量導入されていることからも、今後かなり期待できる訳なんですね。
難点は、Android スマートフォン、タブレットとの使い分けが微妙なところ。所詮パーソナルなモバイルネットデバイスなので、画面やキーボードに制限がありそうなところ。年賀状印刷に使えるのか? という疑問(意外とこの目的は強い)。通信環境がなければ使えない。大きなデータを保存する「母艦」としての容量が貧弱、云々。一応外付けディスプレイも使えるみたいですがYoutube や Netflix を一人でベッドで寝転んで見るには良くても、お茶の間の主人公に中々なれないンですね。

と、Chromebook では、ある程度の割り切りがあれば、たぶん(たぶん)2021年現在の「やりたい事」の8割は低スペックでもできるかも知れません。機能の追加は早いので、何に使えるかは将来性が未定でも、結構使えそう。まぁ Windows PC を選ぶのが無難と言えば無難。

パーソナルコンピュータを購入するモチベーションを作り出す「年賀状印刷」は Chromebook ではちょっと厳しいようです。コンパクトカー。5万円の軽自動車コース。


Windows PC を選ぶ

過去10数台のモバイル Windows PC を長年カバンに突っ込んで持ち歩いていたワタクシとしては、徐々に

「Windows ノート PC は過去の物」

になりかかっています。魅力がない。将来性を感じない。Windows PC は消去法で選んだら Windows を選んだという結果しか生みません。何も変わりない昨日まで使っていたPCと全く同じインターフェース(ではない場合もあるけど)を選ぶという安心感と昨日まで使ってたPCと同じ先進性のなさ。魅力のなさが最大の弱点で、次に高額なこと。

ま、USB メモリでブートできる Linux はそれなりに面白いんですけどね。実用的で素人に Linux をおススメできるかと問われれば、マイナス三つ。

また Windows Phone デバイスが「終了」してしまった今、Windows ストア自体が開店休業状態。銀行の振込も出来ないし、生体認証もできない。

まずは、中の下ランクでも値段が高い。そして液晶パネルやキーボードが壊れる。修理費が高い。セキュリティに不安がある。Windowsの不安定ぶり。その点は Mac Book シリーズも同じ難点がある訳です。はっきり言って、5万円以下の梅ランクの Wintel PC ノートは止めといたほうがいい。Celeron だとか、メモリ4Gとか、eMMC 64Gb とか、15.4 Inch のモニタで無印 WIndows10 搭載、重量2Kgラップクラッシャーとか、この世の存在としても認めがたい。バカにするなよなスペックです。半導体の高騰だとかで、不良在庫している古い半導体製造装置でも作れるデバイスの在庫処分品で作り上げた粗悪品なんです。

「五万円以下で買える Windows PC 特集!」

なんて記事は笑って読み飛ばしてください。釣り記事です。書かせられたライターさんのキモチ。わかります。

となると、Core i シリーズの13~4インチで 1.3kg の Windows10 Pro となるのですが、このクラスでプレミアム保障を付けると10万円以上の「固定資産」になってしまうので、すごく微妙なんです。少なくとも15万円位の予算が欲しい。勿論上を探せば限りがないのは Mac も一緒。13万円~コース。

できれば Ryzen3 とか Core i 3 とかで 8Gb メモリ、256Gb の SSD とかのモデルがあればいいのですが、そのあたりの中の下クラスのスイートスポットがないんですね。 Celeron の 4Gb オンボードメモリなんて、あまりにも悲しすぎます。

まぁ「オレはゲームをやりたいんだぁ」というヒトには一択になるけど、費用は天井知らずです。


デスクトップかノートか

正直言って、モバイル用途でなければ、コンピュータは机の上で使うものです。デスクトップモデルでいいんです。どうせ普段出かける時はスマートフォンとタブレットがあれば用事は済みます。24インチのモニタに、タッチがいいお好みのキーボードとマウス。気に入らなかったり、壊れたりすれば個別に交換できる。ノートはカッコいいけど、高額だし、壊れたり、キーボードのタッチが悪くても交換できない。修理です。モニタなんて5年も10年も長く使えるものです。東プレのキーボードはいいらしい。メモリが足りなければ簡単にアップグレードできる。Intel PC 買うならデスクトップをお勧めしたい。単体なら8万円コース+α。

だから Mac を選ぶなら iMac や Mac Book シリーズではなく Mac Mini をおススメする訳です。巨大な4Kディスプレイもキーボードも使いまわしできる。まぁ、モバイル用途ならMac Book Air 一択なんですけどね。Mac Pro じゃ M1x 系 CPU で出てきても高額だろうし手は出そうにない。


プリンタ/スキャナはどうする?

プリンタは所詮ワークスペースに「どぉん!」と置いてあるものです。そうそう移動するものではありません。接続方法が USB だったり、ネットワーク経由だったりします。この点はMac にせよ、Windows にせよ万全の体制です。ウチには NEC のA4モノクロレーザーと、キヤノンのインクジェット複合機があるのですが、モノクロレーザーは有線専用機、複合機はほとんどスキャナしか使いません。もう一台、PFUの ScanSnap モバイルスキャナがあります。USB-A 接続なので、やっぱりここは Wintel PC は有利ですね。

プリンタやスキャナの使い勝手は、やっぱり Windows 機の使い勝手が良いンですね。Mac ではあまり使わない。Chromebook は最近スキャナも使えるようになったらしく、進化が早い。使い勝手は悪そうだけど....

所詮、タブレットやスマートフォンは、小さなデバイスの中でペーパーレスで完結する世界なので、あまり「印刷」というタスクを求めていないのですね。







by islandcenter | 2021-05-31 18:59 | 雑文 | Comments(0)