2022年 08月 15日
つまらない Google、DuckDuckGo ってどうよ?
・当たり前だけどリスティング広告ばかり出てくる・同じ内容の「ハウツー」ページばかり出てくる・広告が多いページばかり・日本語に自動翻訳されたページばかり。・ラーメンの事を調べると近所のラーメン屋の情報ばかり出てくる。・検索したいという内容とは真逆のことばかりリストされる。・なぜか、エッチな情報ばかり検索結果に出てくる(?)・貧乏なのにポジティブな金儲けの話ばかり検索される。・ダークな情報が見つからない。
DuckDuckGo は Google と同じ検索エンジンです。最低限の Cookie 以外は使用せず、IP アドレスも保存せず、検索履歴や個人情報を利用した検索結果を返さないので、ある意味「健全で公平な」検索結果を返してくれます。まぁ公平で健全かどうかは微妙ですが、清濁交えた検索結果を返してくれるということです。Google の検索結果に満足できなければ試してもいいけれど、結果に満足できるかどうかは利用者次第でしょう。検索自体のアルゴリズムはよくわかりません。少なくとも広告っぽいサイトやキュレーションサイト、まとめページなどは上位に出てこないようです。
ついでに、Google Adsence に登録されている広告だらけのページ(このページも)は検索結果に表示されないようです。リスティング広告などは結果に現れない。
という事で、各ブラウザで DuckDuckGo を使う方法を調べてみました。
設定から、「検索エンジン」を DuckDuckGo に変えることができます。

ちなみに DuckDuckGo の拡張機能、Extension がありますが、組み込むと Adsence 広告は一切表示されなくなりました。微妙な気持ちです。
FireFox も設定の中の「デフォルト検索エンジン」を DuckDuckGo に変更できます。

Firefox の場合、「検索」ワードをアドレスバーに入れた後、サジェスチョンの語句リストの下に検索エンジンのリストが出てくるので、デフォルト以外の検索エンジンの候補が出てきます。ここで DuckDuckGo のアイコンをクリックすると、検索結果を DuckDuckGo にするなり、Yahoo サーチにするなりできます。Yahoo サーチも Google エンジンなので結果は一緒なのですけど。

DuckDuckGo を使うには FireFox はオススメです。
Opera もデフォルト検索エンジンを変更できます。

Microsoft Edge も「プライバシー、検索、サービス」の中で検索エンジンの変更が可能

インストールしたら Edge の設定がそのままインポートされてしまいました。

Start ページの右上に設定(歯車)アイコンから検索エンジンの変更ができます。

Seamonkey は「編集メニュー」の中に「インターネット検索」の項目があるので、検索エンジンの変更ができます。

Tor Browser の場合、デフォルト検索エンジンは DuckDuckGo です。 Preferrence メニューから、「まともな」世見一般の検索エンジンに変更できます。ただし Google はリストにありません。危ないことは Tor で調べましょうということらしい。遅いですけどね。 潔いくらい Adsence 広告が出てこないし、 Google 自体には警告が出て、アクセスできませんでした。ダークウェブの入り口にようこそです。

macOS の場合、Safari > 環境設定で DuckDuckGo に検索エンジンを指定することができます。iOS ではメインの「設定」アプリケーションから Safari の設定を変える事ができました。

悲しいかな検索エンジンは、行き過ぎた自由と資本主義の汚泥にまみれてしまった、と思います。検索エンジンが Google 一択というのはいかがなものかなと思いますが、 Adsence をやっている目からすると、Google の広告はもっとクリックしてほしいのも事実です。ブレードランナーのタイレル社の様に一企業が情報・知識を支配しているんですね。
DuckDuckGo が今使えるかどうかは別として、Google 以外の選択肢を選んで公平さ、健全さを確保することも一つの利用者側の判断だと思います。