2022年 11月 07日
GAFA バブルの崩壊
メタが採用凍結へ、従業員に一部チーム再編を通告-コスト削減で
Twitterで大規模な人員削減 マスク氏「選択肢はない」「投稿監視は変わっていない」
いよいよ、Meta(Facebook) と Twitter が人員削減に動き出した。Facebook のオワコン感が凄まじいのですがそう感じているのは私だけでしょうか。まぁ、Twitter は、イーロン・マスク氏の個人企業みたいなものだから、それはそれでいいのですが、Meta = Facebook の人員削減は来るべきときが来たな、感が感じられます。
Google にせよ、Amazon にせよ、BtoB のクラウドサービスや通信販売、Apple の BtoC の巧みなマーケッティングやブランド戦略があるわけですが、Meta にそんな魅力的な、突出した IT サービスがあるわけではないのです。Facebook の巨大なデータセンターには、単なる個人情報とユーザの繋がりと広告しかない。Amazon AWS の様な高度で有用な技術は存在していないのです。メタバースへの技術投資も始まったばかり。今後、発展したとしても所詮は SNS の延長であり、技術自体が他の市場を作り出すには時間と時代の変化が必要だし、それまで META は持つのか。虚業なのです。Facebook に技術と実業のお金の匂いが感じられません。フリーミアムの持つ薄っぺらなビジネスモデルなのです。Facebook が IT 企業であると言う考えには全く賛成できません。技術の匂いがしない。
GAFA +M と言われる、マイクロソフトはやっぱり技術企業だし、紆余曲折しながらも膨大なユーザデファクトスタンダードを持っている。
技術と技術を売るノウハウがあるテクノロジー企業は生き残るだろうし、技術基盤のない IT サービスだけの組織は目的を失うと崩壊する。Meta はのWeb 3.0 時代まで今の地位を保てないでしょう。たとえメタバースの時代になったとしても、当たるかどうかは運と技術次第。他の資金と基礎技術の潤沢な企業が次の世代に生き延びようと投資するわけですから、資金だけの組織はいずれ枯渇するわけです。Twitter はどうなんでしょう。一つのメディアとしての価値は残りそうだけど、IT 企業としての成長はなさそうな気がします。IT を使ったメディア産業としての価値を、イーロン・マスク氏は買ったんじゃないのかな。