2022年 12月 01日
Windows11 プリンタ設定 ドライバはあるけど繋がらない

プリンタは NEC Multiwriter 5000N 古いページプリンタで、ネットワークに IP 接続しています。
このプリンタはプリンタドライバーが Windows Update では提供されていないようで認識されてもドライバがインストールされませんでした。
しかし NEC のサイトでは Windows11 用のドライバを入手することができます。
Windows 10/11 は SOHO や小規模ネットワークで便利な mDNS の機能でネットワークの周辺機器とプラグアンドプレイで接続できるようになりました。しかしルータ超えする別セグメント、別フロアのプリンタなどは自動で認識されない場合があるでしょう。
その様に「IP アドレスは分かっているんだけど認識できない」ケースなどでも、この方法でプリンタをセットアップすることができます。
ただし、他のデバイス、ネットワーク・サーバやプリントサーバなどが導入済みであれば、そちらを利用すべきでしょう。
設定(歯車) > Bluetooth とデバイス > プリンターとスキャナー
「デバイスの追加」
これで、普通なら自動的に繋がって、ドライバもインストールされそうなモノですが、プリンタドライバが、Microsoft から提供されないため、利用できる状態にはなりません。他にも、別セグメントなので別フロアなどのプリンタが見えないなどのケースがあるでしょう。プリンターが、見つからない、デバイスドライバーが見つからない、等の場合「手動で追加」ボタンを押します。

「プリンターの追加」から「新しいポートの追加」 > ポートの種類を "Standard TCP/IP" にトグルして次に。

「ホスト名または IP アドレス」に、DNS 名、なければ IP アドレスを設定します。通常ならば、これでプリンタドライバーが自動でインストールされますが、うまく行かない場合は「プリンターを照合して ....」 のチェックを外して自動ではなく、手動でインストールします。

ポートの検出(時間がかかる)
プリンターが見つかるまで少し時間がかかります。
プリンターが見つかったら、「追加の設定」として「カスタム」を選びます。
カスタム > 設定
ディスク使用
次に、デバイスドライバーを読み込ませます。デフォルト初期状態であれば、 ˝Generic” と Microsoft しかベンダーリストが出てきません。もしプリンターベンダーからダウンロードしてインストール済のドライバがあれば、左側のリストに出てきますが、ここでは機種リストにはないものと前提して、「ディスク使用」を押して、プリンタドライバーをダウンロードしたフォルダを指定して、ドライバーをインストールします。

※ ベンダー提供済みのドライバーを既にセットアップしてあるなら、このダイアログで機器ベンダーのリストがあるかもしれません。プリンターのセットアップと一緒に様々で余計なゴミみたいなソフトウェアと一緒にドライバーもインストールされることがほとんどでしょう。企業向けプリンターや複合機なら、ドライバソフトウェアだけインストールしておけばいいのです。
プリンタの機種名を選んでインストールします。

プリンター名は、プリンターのベンダー、機種名で名前が付けられますが、ここは任意に「総務の複合機」みたいな分かりやすい名前を付けます。

プリンターの共有設定は、任意ですが、便利なようで、踏み台になって余計な負荷を考えると「共有しない」を選ぶほうが良いでしょう。

これで、 Windows Update でも見つからない、自動検出されないネットワークプリンターの設定、セットアップができました。