Windows11 Pro : Hyper-V で Windows Server をインストールする

ここでは Windows11 Pro 23H2 環境で Windows Server をインストールする手順を説明しています。

Hyper-V の有効化についてはこちらをご参考ください。

Windows 11 Pro: Hyper-V で始める仮想化


「田」 -> ”Windows ツール”にある、Hyper-V マネージャーから 新規 > 仮想マシン を作成します。

Windows11 Pro : Hyper-V で Windows Server をインストールする_a0056607_08511816.png


Windows11 Pro : Hyper-V で Windows Server をインストールする_a0056607_08513838.png



仮想マシンの名前:この名前がそのまま仮想マシンイメージのファイル名として使われます。

仮想マシンイメージは、デフォルトでC:ドライブに作成されますが、ディスク容量を大量に使うので、C:ドライブとは別なドライブに作成することをお勧めします。「参照」ボタンを押して任意のドライブのディレクトリを選択してください。


Windows11 Pro : Hyper-V で Windows Server をインストールする_a0056607_08515044.png


世代の指定WIndows 2012 以降の 64 Bit OS、ほぼ同時期以降の 64Bit Linux の場合、第2世代を選択することができるようです。32 Bit OS や 2012 以前にリリースされた OS では第二世代ではうまくインストールできないでしょう。第2世代をチェックした場合、オンラインで VHDx ドライブの拡張ができるなどのメリットがあるようですが、それ以外に特筆すべきメリットはあまりないようです。 今使っている Windows 以前のものであれば第一世代を選んでもほぼ問題はありません。

HYPER-V でジェネレーション 1 または 2 の仮想マシンを作成するか
https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-server/virtualization/hyper-v/plan/should-i-create-a-generation-1-or-2-virtual-machine-in-hyper-v

Windows11 Pro : Hyper-V で Windows Server をインストールする_a0056607_08531371.png



メモリを割り当てます。デフォルト 4Gb ですが、ホストの実装メモリが少ない場合はもう少し減らす必要がありそうです。Linux などで GUI が不要な場合は 1Gb とかでも動きます。

Windows11 Pro : Hyper-V で Windows Server をインストールする_a0056607_08533178.png

ネットワークの構成:Default Switch を選び、仮想ネットワークブリッジに接続します。イメージとしては、ホストハイパーバイザーの NIC と仮想化された子インスタンスの NIC 、実 NIC が、スイッチング HUB で繋がっている、というイメージです。

Windows11 Pro : Hyper-V で Windows Server をインストールする_a0056607_08534421.png

仮想ハードディスク:仮想マシンのイメージを収納するストレージ領域を指定します。デフォルトでは C: dドライブのシステム領域に作成してしまうので、外付けのディスクや iSCSI ストレージ、あるいは C: とパーティションを分けた別パーティションに作成するのがお勧めです。デフォルトで 128Gb 作成しますが、それほど必要ではないケースが多いでしょう。

Windows11 Pro : Hyper-V で Windows Server をインストールする_a0056607_08535953.png


インストールオプション:「ブートイメージファイルから...」をチェックして、参照ボタンを押して、インストールに使う ISO ファイルを指定します。

Windows11 Pro : Hyper-V で Windows Server をインストールする_a0056607_08541339.png

完了

Windows11 Pro : Hyper-V で Windows Server をインストールする_a0056607_08542617.png

RUNさせます

右ボタンで作成した仮想マシンに”接続”します。

Windows11 Pro : Hyper-V で Windows Server をインストールする_a0056607_08544463.png

接続した仮想マシンを "起動” します。

Windows11 Pro : Hyper-V で Windows Server をインストールする_a0056607_08550396.png

Windows Server のインストールディスク ISO イメージで起動したら、 Press any key .... で何かキーを押します。キーを押すのが遅れるとネットワークブートしようとして ... このようになります。仮想HDDにブートできる OS が何も入っていない状態なので、当たり前ですが起動できないのですね。

Windows11 Pro : Hyper-V で Windows Server をインストールする_a0056607_08551803.png

Windows11 Pro : Hyper-V で Windows Server をインストールする_a0056607_08553039.png




ISO ブートできれば、あとは手順通りにインストールを開始します。

Windows11 Pro : Hyper-V で Windows Server をインストールする_a0056607_08555099.png



おまけ:Windows11 の TPM の問題

Windows11 以降の場合、TPM を有効化しないとインストールできません。

Windows11 Pro : Hyper-V で Windows Server をインストールする_a0056607_08561535.png

TPM を有効化するためには、仮想マシンが OFF の状態から”設定”を開いて”セキュアブートを ...” と "トラスティッドプラットフォームモジュール ... " 有効化、チェックします。


Windows11 Pro : Hyper-V で Windows Server をインストールする_a0056607_08562806.png

2023 Mini PC 買ってみた。大丈夫? 中華ブランド






by islandcenter | 2023-11-25 15:32 | Windows11 | Comments(0)