2023 Mini PC 買ってみた。大丈夫? 中華ブランド

mac Book Air を購入して、しばらく使っていましたが、やっぱり Windows 、というか Intel PC もないと色々不便なんですよね。特に、こうしてブログを書いているとやっぱり mac ネタでは話にならないものです。なんちゃって mac インストラクターだった恥ずかしい30年前の過去を振り返っても、当時は先進的だと自負していた技術も、今の進んだ mac ユーザにはウケが悪いし底が浅くてネタにならない。

ついでに、二世代愛用してきた Mouse Pro ノートもついにお陀仏になってしまって半年。やっぱり Windows も使わなきゃな、と妄想すること数ヶ月。やっぱり Windows マシンを購入してしまいました。しかも中華製 Mini PC。で中華PCってどうなのよ、というお話です。

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Mini PC ?

MiniPC は、おおよそノートブックPCから、ディスプレィとキーボード、バッテリーを取っ払ったCPUボードを、弁当箱大の筐体に詰め込んだパーソナルコンピュータです。

まぁ mac Mini もおおよそ同じカテゴリに分類されます。


このクラスのノートブックが7,8万円から15万円程度だとすると、ディスプレィとバッテリーとキーボードを取り外して冷却機能を充実させたと思えばいい。

という事で Mini PC のローエンドの梅クラスは2から5万円程度、ミドルクラスの松竹クラスで7,8万円程度というのは実に納得できる価格台にあります。

機能、性能はノートブッククラスですが、 USB ポートとかの拡張性はノートブックよりも多く、元々省電力型のノートブックPCのパーツを使っているのでファンも静かです。

そしてなぜか聞き慣れない中華ブランドが多い。




怪しい中華製か ?

確かに怪しい。メーカー名も聞いたことないし、家電量販店ではまず扱っていない。Amazon にはそれなりのページがあるけれど日本語表示がなんとなくしっくり来なかったり、ステマか? というカスタマレビュー ☆☆☆☆☆ (星5つ) とか信用できないなという人も多いでしょう。詳しくないコンシューマは騙されやすく、ちょっと詳しいコンシューマなら怖くて手が出ない。

やっぱり販売サイトを見て判断するしかない。

例え日本の通販サイトからでも、何かしら購入する際は、販売者が信用できる企業、団体なのかは必ずチェックします。これは海外から購入する際も国内ブランドでも同じ事です。有名メーカー品でも、サイト運営者が違うことだってよくあります。ウェブサイトに "About US" のリンクがなければ、たとえ有名メーカー品でも怖くて買えるものじゃない、というのはどこも同じなのです。

とは言えやっぱりチャイナ・クォリティなところは気になります。こういう話題があると、やっぱり中国製か、みたいなですね。

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サポートはない:日本の販売代理店が欲しい

日本国内に販売代理店があれば、販売、サポート、返品、修理、デバイスドライバの配布など、心配がないのですが、果たして日本国内にそういったサポート拠点はあるのでしょうか。デバイスドライバを探して中国語のページしかないと、サポートページの中国語で語らうこと数時間、なんてことになるかもしれません。初期不良の時、一体どこに送れば良いのでしょうかね。「修理しまァす」とか言ってシルクロードのあっち側にまで輸送されたんじゃたまらない。

まず、 Mini PC をえらぶなら、初期不良で交換、修理する際の保証内容が日本語で記載されていることを確認しておくことです。その日本語も、読んでみて不自然じゃないか。漢字を間違って使ってないか。「初めて」なのか「始めて」なのか「意外」ではなく「以外」と書いていないか。日本人でもこの様な誤表現はたくさんあるのですが、大メーカーの直販サイトだと見えるところでもこんな誤記があると、一挙に信用が落ちますもんね。



何故か Windows 11 Pro を搭載

Mini PC は、プロパー価格で2万円以上はする Windows 11 Pro ライセンスが標準です。これ仕事で使いたいヒトには凄い魅力なんです。

それで安いってどういうことよ、と思うヒトが多いと思います。実際、日本国内の BTO ブランドでも HOME 版から +8,000 円とかでオプションなのですが、梅クラスの二万円台で Pro 版ってどういうことよ、となってしまいますよね。仕事で使いたいならやっぱり Pro 版が欲しいのですが、そこは突いてきます。

色々噂はあるのですが、企業向けのボリュームライセンスをバラ売り搭載したらしいと言われますがどうなんでしょうか。slmgr /dli で確認してみたけれど Pro 版の OEM でした。俗に言う VL 版のプロダクトキーをバラして剥がしたものではなさそうです。

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ローエンドの Intel N100 を使ったモデルもボチボチ出ていますが、二万円台なのにやっぱり Windows Pro モデルって、Windows のライセンスのオマケに PC ハードウェアがクッ付いているンじゃないか? って位アヤシさ満点です。それでも吉田製作所さが、最後にバラバラにしなかったくらい「意外とマトモ」な低価格モデルもあるようなので、安いモデルでも使い倒せるかもしれません。





セカンドワークや自営業をやっていると、どうしても「消耗備品費10万円の壁」というのがあって「固定資産税なに?それ? 美味しいの?」な人になります。零細ビジネスやっていると、ほぼ2年ごとに PC を買い替えなければやってられないフリーランスの IT エンジニアにとっては、10万円以下の高性能なPCってすごく魅力なのです。ほぼ最新の Core i シリーズ搭載でメモリ16Gb のPro 版搭載となると当たり前ながら必要なくても欲しくなる。


数字は高スペック

Mini PC の竹クラス以上の構成は、メモリ 16Gb、 SSD 512Gb とかのモデルが多く、このクラスで Windows 11 Pro を搭載した大手メーカーのノートブックを選ぼうとするとどうしても 20万円クラスになってしまうのですが、平気で 10 万円を切った値段で売っています。まぁディスプレイとキーボード、バッテリーが付いていないのだからその分安いのは理解できるけれど、Pro 版はやっぱり魅力的です。大手メーカーだと、法人向けの割高な通販モデルを一台購入でないと、Pro 版モデルは手に入らないですからね。家電量販店では買えないところが辛いので Pro モデルはやっぱり魅力的なんです。


何故か英語仕様の Windows

この類の Mini PC はほとんどが英語版 Windows の言語パックを使って日本語化しています。従って、起動してセットアップするまでは、初期状態のキーボードは 101 配列です。大抵

"@" ってどこ?

って悩みます。

一部、設定アプリケーションは英語のままというケースが多いですね。これはおそらく日本の Microsoft からライセンスを受けたものではなく、国外からライセンスを購入しているからなのでしょうか。まぁ海外のメーカなんだから、日本のマイクロソフトからライセンスを小売する必要も理由もないので、そうなるのでしょう。

購入して、一通り動いたら、Windows の最新の ISO ファイルを落としてアップデートすると、スッキリ日本語版になります。





ゲームには向かない

例え型番の立派な CPU を積んでいても、元々がノートブック性能なので、グラフィックスは内蔵 GPU だし、CPU も基本的に省電力なノートブック用なので、そこそこゲームには向かないでしょう。筐体もこのサイズですからGPUカードは絶対に入らない。ゲーミング Mini PC を謳うモデルもありますが、ノートブック向けの GPU ならハイエンド性能を要求するゲームは厳しいでしょう。

ゲームするなら外付けグラフィックボードのボックスが必要です。でも真面目にゲームするなら向かないし、そもそもこの低価格で十万円以上するグラフィックカード付けるのは意味がないし、CPU の性能もノートブック並ですから、CPU パワーを使う作業には向かないでしょう。

まじめに在宅ワークしたり、オンラインサブスクリプションでコンテンツを楽しんだり、スマートフォンの母艦代わりに使うにはちょうど良く、コストパフォマンスはその辺りに向いています。




持ち運びは諦めよ

いくら、小型でリュック位には入るサイズだと言え、ノートブックの様なクラムシェル利用は不可能だし、バッテリーが付いていないから、電車や出張の「新幹線のお供」には向きません。もっとも数日間の出張のお供にするにはあり得る話かもしれませんが、一旦、自宅の机の上にセットアップしたら、あまり動かす気にはならないものです。

そういった点では、普段は書斎で使って、たまにはキッチンで使う、という用途には向きません。やっぱりデスクトップ専用機だと諦めて使うべきでしょう。

今はスマートフォンの時代です。電車や移動中の新幹線で、となった時に役立つのは、スマートフォンやタブレットのほうが使い勝手はいいのです。


企業向けではない

企業などで、導入するのはやめた方がいい。国内にサポート拠点はないし、量産して売り切ってオシマイとなるので、モデルを揃えて一括導入には向かないでしょう。壊れたらオシマイ。

ただ、VESA マウントできるサイズなので、モニタの後ろにくっつけるにはちょうどいいサイズなんですね。意外とモニタと一体運用したいというコールセンターなどの企業ニーズは高いものです。このサイズで省電力モデルだったら、 USB ケーブル一本でモニタと本体の給電できるものもあるんですね。そういった層は、HP や Dell、FJ2 辺りの省スペースモデルを選んだほうが良い。

個人利用に向いているけれど、やっぱりモニタとキーボードは別に用意する必要があるので、セカンドマシン目的が一番適しているでしょう。セットアップもめんどうだから、初心者向きとは思えません。そもそも日本国内での日本語サポートは手厚いとは言えないのでビギナー向けじゃない。


Minisforum を選んだわけ

中華企業とは言え、Minisforum の開発・販売拠点が香港らしいと言うところに少しだけ安心感を感じたことが大きいのです。生産拠点は中華大陸だけれども、開発と販売は香港で行っているらしい。

確かに、中華製品、特に IT 機器は中共御用達のバックドアがあるんじゃないか、という噂はよく聞くけれど、そこまで疑っては Lenovo も信用できませんね。香港ならまぁいいかと言うところです。近年は iPhone や mac の周辺機器のメーカーはほとんど中華製品です。伊達に軍事費世界第二位の実力は侮れない。

さすがに CHUWI は怖い。




出来は悪くない。

この手の中華 Mini PC は筐体を開けて、メモリや HDD の換装ができるモデルが多く、自分で筐体を開いてみることができます。Minisforum の Mini PC も開けてみましたが、基盤やコネクタ類には無理したところは特になく、まぁまぁの仕上げでした。筐体も安っぽさはないし、価格相応の内容です。

正直言って、Made in Japan の Mouse Computer より仕上げはよく、Mouse Pro のプラスチックのカタマリの様な安っぽさがない。意外といいじゃん。

ファンもうるさくなく、電源投入時に「ファーっ」となる程度で良いですね。

このメーカーの場合、1Tb SSD とか 32Gb メモリとか選んでも、数千円の価格差なので、ほぼ悩むことなく上位モデルを選べるところはよかった。mac Mini の様に、フルフルに詰め込んだらベースモデルの倍の値段、でも下取りはベースモデルねって事もなく、「分をわきまえているな」という価格設定が魅力です。メモリもストレージもソケット装着で、はんだ付けじゃないので、BTOじゃないけどそこそこにモデルタイプは需要に応じて用意されているようです。数ヶ月見てみたけれど、上位モデルは売り切れが多いのは、それなりに上位モデルのコストパフォーマンスが良いからなのでしょう。

WIndows をアップグレードしたら Bluetooth が使えなくなったのでドライバをアップデートしようとドライバを探したら、中国語のページに突き当たったところは、やっぱり中華製を意識させられました。

選べるなら上位モデルがお勧めです。

ちなみに Minisforum の NAB シリーズは、オンボード NIC が2ポートあるので、Linux 入れて、ルータ兼プロクシにするには良いなとか思います。Hyper-V で Linux+Squid とか面白い。

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by islandcenter | 2023-11-25 21:26 | 雑文 | Comments(0)