2023年 12月 29日
勝手に送るな! Windows11 の無効にして良いプライバシー情報
この中で、 Microsoft に送らなくてもいい情報、オフにしていいプライベートな情報をまとめてみました。
まず「田」 > 「歯車」 から「プライバシーとセキュリティ」を開きます。

「プライバシーとセキュリティ」の「全般」から
・ 個人用の広告の表示・ ローカルに関連するコンテンツの表示・アプリの実行履歴の追跡・お勧めのコンテンツの表示
これらをすべて「オフ」に設定します。

これらはすべて Microsoft アカウントと結び付けられ、貴方の名前、性別、居住地、年齢、などの個人のセンシティブな情報にマッチする、素敵な広告をご提供しましょうというとってもナイスで貴方の人生にマッチした広告を提供する機能です。
すごく気持ち悪いですね。
もし、母親の誕生日を、アカウントの復旧用ワードに登録しておいた場合、毎年5月になったら「花屋の広告」が出てきたり、秋のお彼岸が近づくと、近所の石材店から、素敵なお墓や仏壇の広告が出てくる(かもしれない)という実に素敵な機能です。
こう言った機能が大好きならば、オンにしても構いませんが、私はオフにしておきます。
PC にエンターティメントを求めるのであれば、これらの設定はオンにして、お買い物や、何か余計な出費に役立つのでしょうが、PC をマジに使って仕事している間は余計な事に気を遣いたくないものです。
PC で仕事をするヒトには全く邪魔な機能。人事部長もそうおっしゃっている。
これらの集中力を壊すような設定はオフにしてしまいましょう。
音声認識を使うには、マイクが必要です。マイクがあると言うことは、あなたは何事かブツブツ呟かなければこの機能は利用できません。音声を扱うソフトウェアを使わない限り、この機能「はオフにします。

ちょっと見回してください。そもそも 貴方のPCにはマイクは付いていますか?
もし、職場で隣のヒトが、パソコンに向かってブツブツと呟いていたら、ちょっと気持ち悪いですよ。スマートフォンと語らっていれば、ああ何か通話でもしてるんだろ、って分かりますが、PC に向かって喋っていると、やっぱり特殊なヒト、って思われるんじゃないかという私は20世紀生まれです。もっとも PC に喋っていて、ウルサイ!って怒られたいなら、この機能はオンにしてもいいのですが。
これはちょっと微妙です。手書き入力は、そもそも Windows PC が、手書き入力に必要なタッチパネルがない PC では意味がありません。無効化してもいいのですが、ユーザ辞書はカスタマイズした内容を、オンラインで保存してくれる機能なので 、オンにしてもいいかも知れません。
辞書をクラウドに保存すれば複数の Windows で辞書を使いまわしできるようですが、そもそも Windows PC を同じ Microsoft アカウントで複数使い回すヒトは少ないし、IOS や Android タブレットと同期するなら魅力的でしょうが、Microsoft は携帯電話から撤退しているので、スマートフォンとの連携もできません。自宅用の個人の PC アカウントと、職場で使っている Microsoft アカウントは大抵別です。自宅のデスクトップと、モバイル用ラップトップとと複数使っているならまぁ使えそうですが、携帯電話が Apple ID 、モバイルでは Android タブレットで Google アカウント、職場では会社名義の AD アカウントでは全く機能しません。そもそも Microsoft は携帯分野の OS としてはとっくに敗残して撤退しています。
この機能はオフにして不都合を感じなければ、オフにしても構わない程度にしておくのが良さそうです。

「必須の診断データ」を送らない設定はできないようです。「オプションの診断データ」は別に送る必要がないので、オフ推奨です。そもそも「オプション」って何なのか、どこまでの内容なのかが意味不明。拡大解釈された私達が望まない情報まで送ってしまう可能性がありますよね。「診断情報を送っていまぁーすっ」ってあのダイアログイラッとします。
だからすぐ改善してくれるのかと?
「診断データの削除」を開くと、これまで蓄積していた診断データは綺麗さっぱり消してくれるようですが、どこまで信用していいのか。

「アクティビティの履歴」はオフ推奨です。どのウェブページを見たのか、アプリケーションをどの様に使ったのかをわざわざマイクロソフトに知ってもらってもいい、なんて理屈はありません。オフにしましょう。ついでに「アクティビティの履歴」もクリアしてしまいましょう。

「検索アクセス許可」はのセーフサーチはデフォルトで「標準」まぁ怪しい事をする目的ならば「オフ」にしますが、それくらいなら DuckDuckGo を使えばいい。
「クラウドコンテンツの検索」はすべてオフ。Microsoft アカウントで使っている限り、デフォルトで私達が探しているモノゴトのすべてが Microsoft に握られているというのは怖いですね。そんな必要はユーザ側には必要ない。
企業や学校のアカウントでログインしている場合でも、業務に必要な社外秘の検索結果も、マイクロソフトが握っているって怖くありませか? 文句なくオフ推奨です。

このデバイスの履歴は、オンにしておいてもまぁ許せそうです。

その他、起動した「アプリ」の中から、カメラや位置情報、と言ったプライバシー侵害になりそうな項目へのアクセスが許可されていますが、一応全部の機能をオフにしておくと良いでしょう。

これらは、 Windows でがなく 「Store アプリ」がアクセスするデータやカメラなどのデバイスへのアクセス許可です。この中には Windows のデフォルトでインストールされている、いらないアプリのアクセスも含まれます。例えば、コールセンター業務で使っているPCで、顔認証を使っているのでなければ、別にカメラアクセスなんていらないアクセスです。おそらくマイクへアプリケーションがアクセスする必要もないでしょう。もっとも、コールセンター用の業務アプリは、大抵SIベンダーが作り込んでいて Microsoft Store から配布されれ Windows 「アプリ」ではないしょうし、多くはブラウザベースか exe 形式で動くのが普通かも知れません。
位置情報なんて、LTE 通信ができる GPS 付きのラップトップPCでも使わなければ意味がない。Windows で使える位置情報は、グローバルIP アドレスや携帯電話の基地局程度の制度しかないわけですから、福岡に居て東京の天気が表示されたり、東京にいても、外資系企業なんかの場合ニューヨークのニュースが表示されたりするわけですからアテになりません。
