2024年 11月 06日
Appleが二つ折りスマートフォンを作ったら
「もし Apple が折りたたみのスマートフォンを作ったらどうよ」
The above images are composite images using Image FX.
いきなり結論ですが、「あり得ない」という事になりました。最大の理由は mac OS を搭載した折りたたみデバイスは考えられない。あってもモバイル用途なら iPad と iPhone が充分補完してくれるので、そもそもニーズが考えられないんですね。そして iOS と iPad OS という似て非なるシステムのどれをターゲットとするのかで、折りたたみデバイスの形態や使い勝手が変わってしまいそうな所が難しい。
mac OS 搭載の「パーソナルコンピュータ」iOS 搭載の iPhone、タブレット専用の iPad OS 、さらに WatchOS なんてものもあるくらい、Apple のOSのラインアップは適材適所で複雑なのです。
もし Apple が折りたたみ携帯デバイスを開発するとなると、iOS とも iPad OS とも違うものをつくってしまうのではないでしょうか。 Apple Folder OS とか独自の OS になりそう。
そもそも mac OS が動くデバイスを折りたたみにして持ち運びできるようにする意味がわからない。ここが Apple の面白い所で、mac というパーソナルコンピュータと、iPhone、 iPad との棲み分けが実にうまく、それぞれが重複しないよう、お互いが相互補完し合っています。mac OS を携帯用折りたたみデバイスに組み込んだら、ドヤ。CPU は何載るの?
似合わない....

長折れするパカケー iPhone 、キートップが逆になってしまったけど、カッコいい。でも使いづらそう。
この変態でトランスフォームしても、仮想キーボードの配置がおかしいですね。

現実的なデザインなんですけどね。乗っっているのは iOS なのか iPad OS なのかどっちがいいのか分からない。CPU は M4 かな Bionic かな。広げた時は iPad になるなら iPad OS 搭載なんだけど、通話機能は iPad にはないですからね。電話機能はどうするのよ。
という事でこのスタイルは有りそうなんですが、iPad OS なのか iOS なのか。広げて iPad になっても iPad Pro 級の性能がなければ、中途半端な iPad になりそうで現実的じゃなさそうです。

このフラットな形が水平線からバキッと上下に割れる。下半分はタッチタイプのキーボードになる。でもこれ二折にした時、片手で収まるサイスなんだろうか。それでもキーボード面が狭くて使いづらそう。iPad mini サイズなら二つ折りにして通話機能が使える?

上下半分で折りたたむとこんな感じ。昔の Symbian のパカケーみたいな形態です。ポケットにはちょっと収まり悪そうだし、折りたたんだら電話機として使いづらそう。折りたたんでほぼ四角じゃどうなんでしょう。
でも今時のスマートフォンユーザにとって通話機能って緊急事態に必要なもので、チャットアプリケーションの方がコミュニケーション手段として使われているようなものなんですね。

なんとなくしっくりする形。でも搭載 OS は iOS なのか iPadOS なのか。真ん中に折り目ができるのは美しくないですね。まるっと二画面じゃなくつなぎ目のないデザインじゃないと、Apple 的には「美しくない」と言われそう。この形なら iOS として収まりそうですね。一番ピンと来ました。

単に iPad mini をニコイチ接続してみました、の図。これなら iPad Pro 13inch' の方がマシ。大体、こんな事する必要あるのか? 的な疑問が噴出してきそう。この形態で iPad だ、と言っても、やっぱり iPad Pro には勝てない。

iPhone ニコイチしましたモデル。これはこれで、シンプルでありえそうな形。こうして、iPhone ニコイチは割とあっても良さそうですね。これなら iOS でも満足に使えそうな気がします。 iPhone を二画面化して、どういったアプリケーションなら使い勝手良さそうか。やっぱり電子ブックリーダーとかPDFの閲覧とか、大画面でウェブブラウザを使いたいとか。

The above images are composite images using Image FX.
image FX は、日本の人物や風物は実にリアルな画像を作ってくれますが、どうもこの様な工業デザインは不得手なようです。中々思った通りの画像を作ってくれないですね。それにしても、もし Apple が折りたたみスマートフォンを作ったら、と想像してみましたが、やっぱり Apple の製品というのは、それぞれのデバイスに尖った特徴があるせいか、どれをとっても今ある製品の後追いのようで、スッキリ根モノがあったらいいな、の想像力が湧いてこなかったのは残念です。