2025年 02月 03日
Windows iTunes <--> mac Music アプリへライブラリの移行(ホームシェアリングで)
mac も Windows も使っているよ、という人で、ディスクの中に沢山溜まった音源や MV だとかを移行させたい人って沢山いるわけです。たとえ音楽はサブスクリプションでスマートフォンしか使わない、全部ストリーミングよ、って人もいるわけなんですが、大昔にアナログ・レコードからインポートした音源や、レンタルCDからリッピングした音源、古いポッドキャスト、どこかで手に入れた落語のCDなんか、絶対にストリーミングでは今更聞けない音源もあるわけです。ということでPC買い替えた、Windows から mac に乗り換えた、mac から Windows に乗り換えた、「iTunes のライブラリを移行させたいんだけどどうすればいいの?」の回答がこちら。
mac のミュージックアプリや Windows iTunes の音楽ライブラリを、 mac や Windows の新しいマシンに移行するには Music.iTunes の「ホームシェアリング」を使えば、音源データだけではなく、アートワークや歌詞も含めて簡単に移行することが出来ました。アートワークや歌詞は、物によっては自動的に取得されるものですが、アナログ音源やエアチェック音源はアートワークも歌詞もありません。
アートワークを全部 Amazon のジャケット写真から取り込むって、すごく心がオレますよね。
でもホームシェアリングを使えば、Mac <---> Windows, WIndows <--> Windows などの移行はそれほどキツイ作業ではありません。(2025/Feb現在 Apple Music for Windows はホームシェアリングの機能は無いようです)。
大まかな手順は動画でどうぞ(音出ます)
まだ iPod だった時代に苦労して探したアートワークだとかもあるので、PC を入れ替えた際にどうしても音源データだけじゃなく、アートワークやジャンルなどの mac Music や Windows iTunes でまとめられているデータを丸ごと移行できないか、というお話です。
以前、 mac の Music アプリの音源データを Windows iTunes にコピーして移行させる方法を調べて見たのですが、この方法では、アートワークは移行できません。アートワークは自動で引っ張れるものがあればいいのですが、元がアナログ音源だったり、かなり珍奇なコンピレーション・アルバムなんかだと、アートワークが無いこともあります。だから、苦労して Amazon なんかからジャケット写真をコピーして iTunes なんかに貼り付けたりしたものも沢山あります。ホームシェアリングを使えばもっと簡単に移行できますので、その方法です。iTunes <----> mac Music のアートワークを含めた音源移行が簡単にできました。さすがにアートワークを全部張り直すのは、心折れる作業ですからね。
実は、ホームシェアリングを使うと簡単に、新しい環境に ITunes/Music 環境を移行できるのです。
まず、移行元のホームシェアリングを有効にしてください。ホームシェアリングを有効にするには、こちらの記事を参考にしてください。
具体的には
mac のホームシェアリング : 「りんご🍎」 --> 「一般」 --> 「メディア共有」からホームシェアリングをチェックして有効
Windows iTunes のホームシェアリング : 「ファイル」-->「ホームシェアリング」-->「ホームシェアリングをON」
次に移行先で、移行元のライブラリに接続します。Windows iTunes の場合: iTunes の左上のドロップダウンボックスにある、共有元のホームシェアリング名をトグルして選択します。
mac の Music アプリの場合 : Music アプリの左のカラムに小さく書いてある「ライブラリ」の右にある↓ボタンを開いて、共有元のライブラリ名に切り替えます。

これで、iTunes や Music アプリでホームシェアリングが出来て、移行元のライブラリの音楽ソースにアクセスできるようになりました。必ず「ライブラリ」のアイテムが接続元の「ダレソレのライブラリ」になっていることを確認してください。
※ mac 側から Windows のホームシェアリングが選べない場合がありまます。Windows 側の iTunes の Apple ID 認証を一旦解除して再認証させてホームシェアリングをもう一度オンにするとうまく行きます。
※ 2025/2 公開の Windows 版 「Music アプリ」(iTunes後継) にホームシェアリングの機能はありません。。旧 iTunes のホームシェアリングなら問題なかったことをお伝えします。iTunes をお使いください。
この状態でも十分なのですが、これでは、移行元にぶら下がっているだけで、ライブラリ全体の移行は出来ていません。
例えば、今使っている Windows マシンは古いから、新しいPCにそっくり移行させたいとか、高価な mac のストレージから Windows の格安外付け HDD にそっくり音源を移動させたい、という場合は、ホームシェアリング元の音源を右クリックして「読み込み」させると、移行元のライブラリから、移行先のライブラリに、音源データとアートワーク、その他、再生回数や★マークなどがコピーされます。
※ とっても重要、読み込みコピーの操作は一回だけ実行してください。二度やると、音源ファイルはダブってしまいます。

「読み込み」の操作ができるのは、「アルバム」「アーティスト」「曲」「ジャンル」「ミュージックビデオ」などの単位でコピーされます。
Windows の移行先で移行元から、右ボタンで「読み込み」コピーする。

mac の Music アプリから iTunes のライブラリを右クリック「読み込みコピー」する。

二度操作すると、音源ファイルがダブって二重コピーになって悲惨な事になるので、ジャンル単位、アーティスト単位、あるいはアルバム単位などある程度まとまった形に操作すると良いでしょう。曲やアルバム単位に読み込ませると、一瞬で終わってしまうので、調子に乗って何回もやってしまうと、ダブり音源で悲惨なことになるので注意します。
あるいは、曲を開いて Ctrl+A で全部選んでイッキにコピー、という手段もありますが、結果が怖いので試せていません。
なお、プレイリストや、スマートプレイリストはコピーされないので、プレイリストはエクスポートし、スマートプレイリストは作り直しが必要です。mac のファイル共有のはじめ方、Windows や Linux でファイル共有
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