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openSUSE Leap16 のインストールの概要

openSUSE Leap 16 のインストール手順(概要)


 ここでは メジャーバージョンアップした、openSUSE Leap 16 のインストールの全体的な手順を説明します。

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 openSUSE Leap は開発中の SUSE Linux Enterprise(SLE) のパッケージから非オープンなコード、プロプラエタリなソフトウェアを取り除いて、オープン版、コミュニティ版としてリリースされるディストリビューションです。いわゆる後出しじゃんけんの「互換系 Linux」とは異なり、SLE のリリースに先駆けて出されるものです。openSUSE Tunbleweed は最先行バージョンですが、カチッと定まった物ではないので、先週動いていたけど、ドライバーを変えたら動かなくなったとかはよく聞く話です。もっと先の Factory 版もあるそうですが、さすがに一般の我々は手が出ません。

 openSUSE Leap 版は大体仕様が固まった時点で安定板として出てくるもので、一般的なユーザには Leap 版をお勧めします。

 ディストリビューションの系列としては Slackware 系と言われますが、フォークしてから長く時がたって、ほとんど独自系と言ってもいいでしょう。ドイツ製らしく、質実剛健で、ちょっと融通が効かないけど安定していそうなディストリビューションです。親元の SLE が SAP のビジネスアプリケーションのプラットフォームとして使われるので、EU系の外資企業ではよく使われているようです。日本では Windows で SAP を動かすことがほとんどの様で残念です。

ディレクトリや rpm パッケージなどは、RH 系に近く、いわゆる互換系OSから乗り換えても違和感は少ないでしょう。yum の代わりに zipper ツールを使ってインストールします。やっぱり ubuntu には慣れないな、というサーバー管理者の方にはお勧めですね。

 YaST はまさに openSUSE ユーザにとっては 「神」の様なツールでしたが、それ以外は特に SUSE らしい大きな特徴はありません。私は gnome 派ですが、別にどこか凄いパッケージが入っているとか特徴がない、と言ったら失礼でしょうか。もっぱら「逸般の誤家庭」向けSOHOサーバとして利用するには堅牢な作りで最適だと思って使っています。

 SUSE 16 系からは、それまで特徴であった YaST という、インストール、システム設定のツールがすっかり置き換えられてしまい、YaST を恋しく思うユーザはワタシを含めて reddit などに多くいる様です。YaST の代わりに Cockpit Web インターフェースと Myrlyn パッケージ管理ツールに分けられました。


ダウンロード

ダウンロードはこちらから、x86-64 版、ARM 版、PowerPC 版、IBM zSystems 版のそれぞれ Full メディアとオンラインインストールメディアがあります。ベアメタルハードウェアにインストールするなら、フルメディア版を落としておくと良いでしょう。万が一NICが認識できなくてもインストールできます。 Apple M シリーズなんかで UTM 仮想環境でも動きます。

以前 PreAlpha 版を試しましたが、正式に 16.0 がリリースされて、随分 agama インストーラのデザインが変わりました。agama インストーラのデザインがよりシンプルになっています。わかりやすいかどうかは好みの問題ですが、YaST インストーラより随分シンプルなのは、やはり今の時代の流れでしょう。

https://youtu.be/RLxkRkYqgL4



agama インストーラ
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agama インストーラの右上から、言語の選択です。
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agama インストーラのメイン画面、Leap15 以前の YaST インストーラから随分簡素になりました。

ここから「認証」ページで、初回ユーザと root パスワードを設定するだけで、インストールはできます。実に簡単。
でも、それではこの記事が終わってしまうので、もう少し細かく見てみましょう。



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ホスト名です。デフォルトは agama です。インストーラは、Linux ディストリビューションの顔の様なものですから、余程爬虫類にこだわりがあるのでしょうね。アフリカの小さなトカゲの名前だそうです。


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ローカリゼーション

ここで、言語を日本語にしてしまいましたが、好みとしては英語でインストールしたいですね。ログが日本語だと意味わからない。

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ネットワーク、ここで DHCP からの IP アドレスを確認するか、固定 IP を設定しておきます。

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初期導入するソフトウェア

デフォルトで SElinux がチェックされています。別記事で Myrlyn パッケージマネージャを使うので、Gnome デスクトップなどの GUI はここでチェックしてインストールしておくと良いでしょう。他、KVM 仮想化環境もここで導入します。ちなみに XEN 仮想化はありません。時代の流れですね。

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ワタシは SUSE Linux Enterprise が本命なので、gnome デスクトップを使っています。将来 SLE を使って社内運用したい、という方は gnome デスクトップをお勧めします。SLES は gnome の軽量版しかありませんから gnome に慣れておくことです。


唯一 Mandatory で必ず設定しなければ進めないユーザの作成、root のパスワード設定です。パスワードを設定する際の、キーボードチェック欄はないので、必ず虫眼鏡アイコンを押して、特殊キーが正しく押されているかどうかチェックしておくことをお勧めします。

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ストレージの設定

 デフォルトではプライマリーディスクを BTrFS のシングル、ルートパーティションです。”/”、"Swap” 以外のパーティションをプライマリストレージに作成します。

 パーティションの構成は後で変更できないので、少し細かく見ておきましょう。

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プライマリストレージから /opt を別パーティションにしてみます。

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セカンダリデバイスを /var 、/home に XFS で割り当ててみます。iSCSI の設定もここで行う事ができます。


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パーティションサイズを固定したり、パーティションフォーマットの選択をここで行います。


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全体のパーティション構成はこんな感じです。ここで全体の構成をよくチェックしておきましょう。

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インストール開始

後は、インストールの Over View 画面の右上の Install ボタンを押して確認ダイアログからインストールを開始します。確認ダイアログは Confirm がデフォルトになったので、誤って Enter を二度おししないよう、注意します。

ファイルコピーに環境によりますが15分位かかります。、

コピーが終わると、再起動します。

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次にやる事

次に Cockpit webservice と Myrlyn パッケージマネージャをセットアップします。

さらば YaST openSUSE Leap 16 の Cockpit と Myrlin の開始まで










by islandcenter | 2026-03-02 17:53 | SUSE | Comments(0)
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