2006年 08月 31日
GroupWise 6.5/7 GWcheck の使い方について
-ポイント-
-言語
GroupWise が日本語起動する場合、GWcheck も日本語起動し、ログは日本語で作成されます。日本語のログだと問題が発生した場合、support.novell.com や米国本社のヘルプデスクから問題を見つけることが困難なので英語で利用することをお勧めします。
GroupWise 本体を起動してツール > 利用環境 から起動言語を英語にセットします。
なお、GroupWise クライアントを日本語OSで標準インストールを行うと英語の言語セットがインストールされません。必ず「カスタムインストール」から English US の言語セットをインストールしてください。その他 GroupWise クライアントの不具合が発生した場合のダイアログも英語で出す必要がある場合が多いので、必ず英語の言語セットを導入することを強くお勧めします。
-DLLの不足
マニュアルには
For the Repair Mailbox item to display on the GroupWise Windows client Tools menu, the following files must be installed in the GroupWise directory; by default, this is c:\novell\groupwise.
-gwcheck.exe
-gwchkxx.dll (Replace xx with your language code)
-gwchkxx.chm (Replace xx with your language code)
とあります。デフォルトの状態では dll のいくつかが不足しているため正常に GWcheck を起動することができません。上のファイルのいくつかが C:\Novell\GroupWise のディレクトリにありますので C:\Novell\GroupWise\GWcheck にコピーして使います。
そのままでは使えないということですね。
-Database Type
-PostOffice
-Remote/Caching
-Archive
の3種類が指定できます。通常、管理者が行うのは PostOffice ですが、エンドユーザは自分自身で Remote や Archive のメンテナンスを実施しなければなりません。
-Remote/Caching モードの修復
GroupWise 6.5 以降は remote 同様の動作をするキャッシングモードが利用されます。キャッシングモードで実行中に不具合が発生すると、ローカルメールボックスが壊れる可能性がありますので、このモードを利用する場合は修復方法をユーザに伝えておく必要があります。
Remote/Caching のデフォルトのデータベースのパスは C:\Novell\GroupWise\GWxxxx です。rofdata,wpcsin ,,, など、通常の GroupWise データベース構造があるのですぐ見分けがつきます。
Database Type: Remote/Caching を選び、ローカルDBのパスを指定すると、 Object Type は自動的に User/Resource が選択されます。
-PostOffice の修復
Database Type: PostOffice を管理者が指定すると Object Type: に PostOffice,User/Resource,Library の3種類が指定できます。
その際に Database path: ポストオフィスDB、PostOffice Name: ポストオフィス名を指定します。
-Action
Action トグルスイッチを指定して、実行するアクションを指定します。
通常は Analize/Fix Database です。
デフォルトで Structure, Fix Problem にチェックがつきます。
Fix Problem をしたくない場合、チェックを外して結果だけを見て次のアクションを考えます。状況が単純と思われる場合は Fix Problem を実行しても構わないでしょう。
Index Check, Contents は必要に応じてチェックします。例えば、検索フォルダがおかしいなどの場合は Index check を付けるとか、添付ファイルが壊れている場合は Contents をチェックするなどの別なアクションを行います。
その他のアクションは症状に応じて実行するため、状況を確認した上でヘルプデスクの指示によってユーザに実行させるか、状況を support.novell.com で確認してから実施するようにしてください。

-ログ
ログは C:\No/bvell\GroupWise\GWcheck\gwchk32.log に作成されます。Fix Problem を実施する前に、このログからどのような不具合があるのかをチェックして次のアクションを実施します。
※ユーザローカルのポストオフィスの修復をした後、このログファイルをヘルプデスクでチェックしなければならない場合があります。

-パラメータファイル
C:\Novell\GroupWise\GWchek\GWCHKRUN.OPT はデフォルトのパラメータファイルです。
同じチェック作業を行いたい場合、Save, Retrieve ボタンからパラメータファイルを保存/参照します。