2006年 10月 11日
レイ・ノーダ
この年寄りの名前を覚えている人はどれくらいいるだろう。
とにかく、マイクロソフトに対抗心を燃やした人で、Windows と
マーケティングで勝負するために UNIXを ATT から買ったり、
Wordperfect から Office を買ったり、
まだ裁判中の SCO の設立にも一役立っている爺さんだった。
この人がいなければ GroupWise はここまで残っていなかっただろう。
90年代にノベルの大成功で金持ちになり、ユタあたりのソフトウェア
産業に随分気楽に金をばら撒いていたりもしてたらしい。
おかげで、ユタ州は、北米のIT産業ではちょっとした地位である。
まぁ、逆に言えば90年代後半にマイクロソフトにコテンパンに
やられたのもレイ・ノーダとその一味だったことも事実だろう。
ビル・ゲーツ嫌いでそれだけで、ソルトレーク近辺をソフトウェア産業
の街に変えてしまった。
まぁ、90年代後半、ノベルが凋落すると同時にこのヒトも引退したし、
今やノベルも、そしてマイクロソフトの凋落も著しい。
ライバルだった、ビル・ゲーツも引退するしね。
まぁ、そういうパワフルな爺さんがいたことだけは覚えておきたい。
Microsoftに挑み続けた“放浪の社長”