2007年 04月 12日
Novell は死んだか
かつての影響力と比べればノベルは死んでいる。
しかし、15年ほど前に既にブレードランナーのタイレル社みたいに君臨したIBMも既に死んでいる。今あるIBMはロゴこそ同じだが。93年に村上龍が描いた「愛と幻想のファシズム」の頃には既にビックブルーは病で瀕死だったのである。
ノベルもビックブルーを倒した一員だ。
誰もマイクロソフトが亡者になったとは信じられないだろう。IBMが亡者でないのと同じくらいに信じられない。hpやciscoがもはやハイテク企業ではなく単なるOEMメーカーでとして生き延びているように、ノベルもLinuxの名を借りたOEM企業として生き延びていくのだろう。勝者はいつもナンバーワンだけであるが、ナンバー2がいない限りナンバーワンは輝かないのである。ノベルという二流企業にはちゃんと役割を果たして欲しい。
信じられるのはブランドではなく技術であるし、数字ではなく顧客の支持である。