2007年 07月 14日
Policy の適用方法
ポリシーをグループ、個人、OU単位で細かく設定できる点にあります。 AD の場合は OU 全体にポリシーを適用することが出来ません。したがってOUの設計は必ずポリシーの設計を考えた上で考慮しなければならないところです。
これに対してZENworks のポリシーは、グループオブジェクトやOU、さらには個人に対して適用できるため、OUのどこにユーザが居ようと任意のポリシーを自由に与えることができるのです。
例えば、General Policy を Users 全体に与えた上で、HelpDesk 用の管理者ポリシーを HelpDesk グループに与えるということが容易に出来ます。Active Directory の大雑把な管理方法とは異なり、非常に細やかな管理ができる(ある意味では煩雑になる場合もあり得る)点は大いに評価していいでしょう。
連結子会社が多かったり、グループ企業が複雑な組織の都合などにより、全社的なポリシー運用ができない組織においては、単一のポリシー運用ができ、さらに細かなポリシー例外を設けることができる ZENworks は充分検討するに値するシステムなのです。
この方法はワークステーション管理にも有効です。登録されたワークステーションをグループ化して、グループに対してワークステーションポリシーを適用させることにより、利用者や内部のデータに応じたポリシーを適用させることができるのです。
Active Directory を導入したいが、全体のポリシー設計が難しい、あるいはAD導入自体が難しい、全体をワークグループ運用している、連結対象の企業をひとつのポリシーで運用したいといった組織にはぜひ ZENworks の導入をお勧めしたいところです。
非番のエンジニア