2007年 07月 16日
ZENworks で壁紙、スクリーンセーバー、ローミングプロファイルの設定
-壁紙とスクリーンセーバーの設定
ZENworks ではこの機能はユーザポリシーとして定義されています。
ユーザポリシーから、「Windows デスクトップ初期設定」をチェックしてプロパティを開きます。「デスクトップ初期設定」タブから「設定」タブを開くとこの項目が出ます。
「eDirectory 認証時に常にデスクトップを更新する」チェックは必ずチェックします。
「表示」ボタンを押すと、壁紙とスクリーンセーバーの設定画面が現れますので任意のスクリーンセーバー、壁紙をセットすることができます。
デフォルトは0分なので15分程度にセットします。
このスクリーンセーバーの設定はグループポリシーにも同様にセットする箇所があり、どちらを設定しても同様に効果があるようですがどちらが有効なのかは判りません。一応同じ設定をグループポリシーに対しても設定しておくことをお勧めします。
壁紙やスクリーンセーバーは Windows のデフォルトのものが利用できますが、企業として自社のロゴや自社製のスクリーンセーバーを利用しているところが多いようです。
もっとも、壁紙はあくまでも初期設定なので、ブラウザなどで読み込んだ画像をユーザが勝手に壁紙に変更することは阻止できません。
壁紙の設定はユーザポリシーなので、ユーザポリシーが正しくダウンロードできない場合、壁紙も変更されません。ユーザポリシーが正しく動いているかどうかは壁紙の動きでチェックします。
-ローミングプロファイルの設定
ローミングプロファイルは、"c:\Document and Settings"の内容をサーバにコピーして、どのワークステーションでユーザがログインしてもその内容をC:ドライブにコピーしてくれる機能です。
デフォルトで有効にすると、ローミングプロファイルはユーザのホームディレクトリに作成されます。学校のコンピュータ室のように、不特定多数のユーザが同じ環境で利用したいといった場合には便利な機能です。
ある意味、ユーザが My Document に保存したデータをログオフする際にサーバにバックアップする機能ですからユーザデータのバックアップという意味では便利な機能には違いません。ただし、 My Document に大量のデータを保管している場合、ログインからドキュメントのリロードまで時間がかかるため、問題もあります。グループポリシーと微妙な調整が必要になります。
また、My Document のプロパティから、保存先をネットワークにマップされたドライブにしておくなどの工夫が必要になります。