2007年 09月 21日
レッドハットいわく「仮想化はOSの仕事」
KVMかXENかは置いておこう。
だが、これからのオペレーティングシステムに仮想化という機能が標準化されていくことは間違えない。
専用のアプリケーション、オペレーティングシステムの機能が、汎用OSに搭載されるようになると自然と専用アプリケーションが市場から淘汰されるのは自然な流れなのである。
古くは高価だったTCP/IPのプロトコル。ブラウザソフトウェア、電子メール、ファイル共有、プリントサービス、ペイントソフトからCDの書き込み機能までOSに標準搭載されるようになれば、よほど特殊な機能を必要としない限り、専用ソフトウェアを使うスキルセットが無駄になることは間違えない。
Windows も次のバージョンは仮想化機能を標準で搭載してくるだろう。ノベルとの契約がある以上、NetWare だの SUSE Linux が仮想化して搭載できることは間違えない。
今、という流れを見れば VMware が圧倒的なシェアとスキルセットが存在するわけだけれど、今後という将来性を考えると、OS標準の XEN なり KVM なりの「OS標準搭載」の技術者をどれだけ用意できるかが、システムの将来を左右することになるだろう。
非番のエンジニア