SLES + XEN + NetWare6.5ファーストインプレッション

昨日早速ダウンロードできた OES NetWare, OES Linux のうち OES NetWare を XEN 上で動かしました。インストールそのものは特に問題もありません。多少キーがもたつく感じがあるのですが、ISOイメージからiManager のインストールまで約45分。さすがに iManager のインストールでは画面が壊れたりちょっと怪しい挙動はありましたが、 NetWare 6.5 のインストールにかかる時間としては、標準+3割程度の時間でしょうか。

準仮想化できるため、動作中にポーズかけたりすることもできます。

実感としては「重い」感じは否めません。もっともVMware よりは軽快で、CPUの負荷も低いようです。それでもアイドリング中でも10%前後、ホストCPUのパワーを食います。このあたりは、まだカーネルのチューニングが必要だなという感じですね。

デフォルトのインストールでは10GのHDD領域と、512Mのメモリを確保しようとしますが、ディスクはもう少し少なめでも結構でしょう。5、、6Gもあれば十分評価環境が構築できます。

しかし512Mのメモリでは最低限ですので、やはり iManager などはかなりもたつくというか使いものにならないくらいです。ためしに1.5Mまで仮想メモリを増やしてみましたが、やっとヒト世代昔のネイティブな程度で利用できます。

iManager は2.7 になりデザインがちょっと変わりました。 Tomcat のバージョンは 5 なのでインストールするとき、一緒に Tomcat5もインストールする必要があります。

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もし1台のハードウェアで NetWare 6.5 を XEN 運用するとすれば、4コア4Gメモリ程度のサーバ専用機で2~3の Domain-U が稼動できそうです。ただし、テスト機の問題もありますが、 XEN などの仮想環境はディスクのIOが弱いので、ディレイが許されるシステム、例えば LDAP 、 iPrint, ZENworks, GroupWise MTA などのサービスを独立して動かすにはちょうど良さそうな感じですね。

試していませんが IPX という懐かしいプロトコルもたぶん使えるはずなので、PC-9801 などをクライアントにしなければならない環境でも使えるはずです。

ほかにキーボードマップの不具合、ALT+ESCが使えない問題など、実用面で面食らうところがありそうですので、そのあたりは随時報告します。

非番のエンジニア
by islandcenter | 2007-10-12 01:57 | XEN | Comments(0)