2008年 04月 07日
Windows Vista は Windows ME の二の舞になるのか?
どうも Vista+GroupWise, Vista+Novell Client というキーワードでここにやってこられる方が多いようです。次に皆さんの関心があるのは XEN つまり仮想化です。
ここに世間の注目というかIT担当者の悩みの深さを感じざるを得ません。
そんな中 BRISc や東欧などの発展途上国や UMPC(超小型PC)などの低価格、低スペックPC用に Windows XP Home の発売が2010 年まで延長されるであろうという記事がありました。
これらの国々は元々英語圏ではない上に、米国文化からの影響からもっとも遠い独自な文化圏、言語圏で、もともと反米だった国もありますから、国家の安全保障上 Linux が市場にジワジワ浸透してくるであろう国々です。しかも世界の人口の1/3ですから莫大なマーケットです。
ところで 2010 年というと、 Vista の次のバージョンといわれている Windows7 のリリースが予定されており、これがびっくりするくらい高速、高機能なのです。
Vistaの次、「Windows 7」の超高速起動ムービー
今の Vista/2008s に明らかに欠けている64ビット環境(今、市販されているのはほとんど32ビット)、デュアルコア対応、仮想化、など、SUSE をはじめとする今の Linux なら当たり前な機能を備えた次期 Windows 7 に世間の興味が移りつつあるのは仕方がないことでしょう。
ということは3年後には Windows XP/Vista/7 という3世代の Windows を管理するのがネットワーク管理者の悩みになってくる可能性があるわけです。
果たして Vista は本命になれるのでしょうか。それとも ME の二の舞か。
PS:と書いたところで
Microsoft、『Windows XP』の販売終了予定を延期
マイクロソフト、「Windows XP」提供期限を再延長
と言う公式発表があったようです。
ビル・ゲイツ氏:「Windows 7のリリースは1年以内の可能性」
Vistaに見切りをつけたMicrosoft
今や問題は「Vistaは死んだのか?」ではない。もう死んでいるのだ。本当の問題は、Microsoftがデスクトップ市場の支配を守るのに間に合う時期に「Windows 7」をリリースできるかということだ。Microsoftが「ある方法」を用いれば、それは可能かもしれない。その秘策とは……。
非番のエンジニア