2008年 05月 09日
B・ゲイツ氏:「Vistaの販売は急速に伸びている」:とは言うが..
確かにコンシューマ向けPCは Vista しか手に入らなくなってきているが多くは32ビット版。64版はめったに搭載されていない。 Vista は x86-P4 という 32 ビットの高クロックのレーシングエンジンに合わせて設計されたシャーシ(OS)なので、その上に載るアプリケーションも32ビットが前提で設計されている。
しかし、いまどきのPCは64ビットデュアルコアが主流で単純計算しても4倍のスループットが期待できるエンジンなのだが、載せているシャーシがレーシングカーのエンジンでは使い物にならないのである。
したがって、XPから Vista を飛び越して次の「すごい Windows」に期待しているのが消費者特に企業のIT担当者の期待だろう。
この記事も全体がその流れで書かれている。
次の「すごい Windows 」がどのような形で出てくるかは推測の余地がないけれど、今主流の 64ビット+仮想化技術を組みあわせて、64ビット仮想化環境で従来の 32ビットアプリケーションと 64ビットネイティブのアプリケーションが平行に走らせられるような機能が乗ってくるに違いない、と勝手に想像したりしています。