仮想化に関するいくつかのニュース

仮想化に関するいくつかのニュースを

マイクロソフトの仮想化戦略が抱える問題点とは

ポイントは2点
・ライブマイグレーションは 2010 年以降(の予定)
・柔軟性がないライセンス体系(中小企業では導入しずらい)
まだまだ仮想化という点では改善の余地ありということですね。

VM world 関連の記事がいくつかあります。

米VMware、仮想マシンのクローンを作るVMware Viewなどデモを交えて紹介


・フォールトトレランス機能(VMware HA)では仮想マシンのリブートが必要(今後改善されるらしい)

XEN はライブマイグレーションという機能があるので、この点では VMware は遅れを取っているわけですね。もっともライブマイグレーションは手動なのでそれほど効果があるとは思えませんが。

「Microsoftは追いかけているだけ、正直気にしていない」米VMwareマリッツCEO

うそに決まっている。ポール・マリッツと言えば Windows NT の初期版の開発担当マネージャだったヒト。トップの交代で従業員のスピンアウトを食らった VMware は今後どうなるのか。
Commented by miz at 2008-09-25 09:06 x
いえいえ、Xenの方がはるかに遅れています。XenのライブマイグレーションはVMware VMotionよりも安定していません。VMotionの応用であるDRSもない。HAもこれから。ましてや、FT(無停止)ははるか先の事でしょう。
Xenをベースにした仮想化基盤で最もVMwareに近いのはVirtual Ironですが、VMworld2008の発表を聞く限り、これも当分追いつけそうもありません。
Commented by islandcenter at 2008-09-27 14:24
コメントありがとうございます。
VMware は悔しいくらい高機能です。しかしそれほど敷居が高いのも事実です。世の中の9割以上が中小企業、組織である以上、自社のシステムをVMware で更新することは難しいと思います。DR機能が不足しているとは言え、本格的なDR機能を要求するのはいかにもコストがかかりすぎますし、私のようなビジネスのレベルでは提案できないというところです。
by islandcenter | 2008-09-18 14:55 | XEN | Comments(2)